●前号の「そよかぜ」記事のお詫び
そよかぜ55号で6月議会の予定をご案内いたしましたが、本来議会1週間前に行われる議会運営委員会で議会日程が最終調整されます。55号では、この議会運営委員会の前に掲載してしまいました。お詫び申し上げます。
●9月議会の予定
(9月9日の議会運営委員会で最終的に決定したものです)
9/15(火) 午前10時〜 本会議(議案の上程)
9/17(木) 午前10時〜 本会議(一般質問)
9/18(金) 午前10時〜 本会議(一般質問)≪午後に原田の質問あり!≫
9/25(金) 午前10時〜 本会議(質疑)
10/2(金) 午前10時〜 厚生委員会
10/6(火) 午前10時〜 産業建設委員会
10/7(水) 午前10時〜 総務文教委員会
10/8(木) 午前10時〜 備前広域環境施設整備等特別委員会
10/15(木)午前10時〜 本会議(委員長報告・質疑・討論・採択)
●「市議会だより」が発行できない!
6月議会報告の「市議会だより」が定例の9月1日に発行できない事態となった。議会広報委員会の判断を認めないという意見が出され、議長の判断を仰ぐなど最後まで努力したが、合意に至らず通常の発行ができなくなりました。
●赤磐市議会「市議会だより」≫
●議会の議事録がインターネットで読めるようになりました。
本会議の議事録は、従来図書館、議会事務局などに文書で閲覧できるように置いていました。これからは家に居ながら、議事録が赤磐市議会のホームページからも読めるようになりました。議事録は生々しいやりとりが読みとれます。インターネットが開ける人は、ぜひご覧ください。
●赤磐市議会「会議録」≫
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●備前広域化ごみ処理施設の建設について
▼建設候補地が、熊山地区石蓮寺に決まった理由はなにか?
▼岡、佐古地区のアンケート調査の結果は、反対が賛成を上回っている事実をどう考えているのか?
▼アンケートに「条件付き賛成」という住民に期待を持たせるやり方は行政の仕事としては不誠実である。出された「条件」の回答はいつまでに出すつもりなのか。
▼「備前広域化環境施設組合のごみ処理基本計画」によると、減量化計画の目標が『3%削減』となっている。しかし赤磐市と和気町はすでに目標値を達成している。市長はごみ削減を言いながら、目標値の設定ができていない計画では 市長の言動不一致といわざるを得ない。目標値の見直しはどうするのか。
▼「赤磐市地球温暖化防止活動計画」によれば、赤磐市の温室効果ガスの排出削減目標は8%(2010年に05年比)である。広域ごみ処理施設の運転が始まった場合の試算が必要になる。熊本県水俣市では32%(2020年に05年比)のように赤磐市の目標値が低すぎる。
全国の自治体がごみ処理に数百億円という税金を使わないための知恵を絞り努力をしている。その結果必要な福祉民生費に数百億円を回すことに成功している。大型ごみ処理施設をつくらないで済ませることこそ真の行政サービスである。
▼ごみ処理計画の基本方針の3番目に「市民協働の推進」が定められている。市として市民参加の立ち上げはいつからどのように取り組むのか。
▼300億円〜400億円という税金が使われる事業である以上、市民全体への説明責任についてはどう考えるのか。
●財政圧迫の下水道から「市町村整備型」の合併浄化槽へ見直しを!
▼赤坂町は平成11年に下水道事業について町民アンケートを行っている。その結果積極的に参加を希望しているのは全体の35.8%「加入しない」は60.2%である。「加入しない」の理由の41.5%が「費用負担が大きい」である。
今回提案している「市町村整備型」の合併浄化槽は、赤坂町のような地域に適した事業として注目されている。平均100万円といわれる設置工事費が全額行政の負担でできる。市民は月々の使用料を負担するやり方である。住民へ負担費用などの説明を十分尽くした上で改めて住民の意向調査をするべきである。
▼下水道の財政計画によれば、起債償還費用は平成25年度から10億円を超え、赤坂地区分の工事が25年から始まれば、平成35年度には15億円を超える予想である。合併後10年以降の地方交付税は減額が決まっており、地方自治体の財政縮小は避けられないときに、費用対効果を調査すべきである。
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●学校給食における食物アレルギーへの対応
平成19年に文部科学省から「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」が出されている。この中の「アレルギー疾患対応の学校生活管理指導表」に沿って対応するようになっているが、市はどのようにしているのか。
(1)こどもの情報把握のためになにをしているのか。
(2)学校におけるアレルギーの子どもへの管理は。幼稚園ではどうか。
(3)児童生徒への指導は。《弁当持参する子どもへのいじめ等》
(4)給食センターに食物アレルギーに対応できる人員の配置。除去食、代替食を市一律で対応できる体制の整備を求める。《人員不足が原因か。》
(5)保健センターの会場の提供や、保健士など専門家のサポートで、保護者の心配事や、交流ができるサポート体制を求める。
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井上市長は「あかいわ市民オンブズマン」から、議員に交付した政務調査費のうち、1,737,970円が違法な支出であるので、当該議員に赤磐市へ返還するよう求められた。
政務調査費については、昨年も同様に返還請求されている。昨年は、前年度分の請求をしている議員1人が違法な支出とみなされ、赤磐市へ返還している。オンブズマンの査定については、「市民オンブズマンおかやま」の基準を参考にしており、広島県議会では平成20年度からこの基準で実施しているということである。
市民感覚をもって、適正な運用が求められている。「あかいわ市民オンブズマン」の改善提案を真摯に受け入れ、今の規則を見直し、信頼を得られる議員活動をする努力をすべきです。
『私は現在の施行規則に問題が多すぎると思い、政務調査費は使っていません。』
▼政務調査費とは
地方自治法第100条14項「議員の調査研究に資するため必要な経費の一部として交付することができる」また、第6条「市政に関する調査研究のための経費以外にあててはならない」となっている。全国のオンブズマンが問題にしている「第2の議員報酬」という指摘に先進議会は厳格な運用規則に見直しを始めている。
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本会議の人事案件の議論の中で、ある議員が当事者の家族に対して聞くに堪えない個人の私生活を暴露し、それについて市長は知っているのかと質問し始めました。市長は職員に問いただし、議長も質問を放置し続けました。地方自治法第132条では「議会の会議または委員会において、議員は無礼の言葉を使用し、または他人の私生活にわたる言論をしてはならない」となっています。私は議長に「自治法132条違反となるので発言は止めるように」と発言しました。その瞬間傍聴席から大きな拍手が起こりました。驚くと同時に「私と同じ思いをされていたんだ」と意を強くしました。
*参考までに
【傍聴者心得:議場における言論に対して、拍手その他の方法により公然と可否を表明しないこと】
●今度は「ばか女」
8月20日の第9回議会運営委員会において、ある議員から、私は「ばか女」と暴言を吐かれました。会議の冒頭発言を求め、「委員長の解任を求めます」と発言を始めた途端、委員長は「閉会」と一方的に議事をうち切り、発言を求める原田に対し「ばか女」と吐き捨て会議室から出ていってしまいした。自分の都合の悪いことには委員長権限を乱用し、一方的に「閉会」する行為は議会運営委員会を私物化し、言論の府である議会において、議員の自由な発言権を奪うものです。
さらに、発言者に対し「ばか女」とは人格を否定する侮辱であり、女性差別発言を行う行為は、議会の品位をおとしめるもので許されるものでない。その直後の第10回議会運営委員会の席でも改めて発言を求めても「閉会」と一方的に発言を封じ「1人でしゃべっとけ」と捨てぜりふを吐いて出ていきました。
9月9日の議会運営委員会でも発言を求めると「今晩のおかずは何?を聞きたいの」と無礼な発言をした上「傲慢と言われようとあんたの発言は認めない」と居直りました。度重なる侮辱、暴言に対して議会を代表し正常な議会運営を確保し、議会の権威を守る責務の議長に適切な対策を要求しています。
多くのみなさんの議会傍聴をお願いします。議会便りが出せないなど、混乱をしている議会の様子を市民の目で監視することが必要です。
議会報告をお聞きになりたい方は、いつでもご連絡ください。
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7月28〜30日、全国地方議員交流会が沖縄県で開催され参加してきました。この研修は原田が個人で参加したもので、政務調査費は使わず全額個人負担です。参加者は北海道から沖縄まで県会議員、市町村議員200余名でした。5分科会に分かれ、私は第1分科会「雇用問題と地域経済対策、農林漁業の再生」に参加しました。
ここでは、(1)沖縄県北谷町議渡久地さんから「返還軍用地跡地のまちづくりと雇用の創出」(2)福岡県宮若市議中島さんから「雇用問題と地域経済対策〜トヨタ九州のある福岡県若宮市からの報告」が報告されました。
その後農業政策について、議論が交わされ私は「雇用確保のための農業活用は現場の実情を知らないお役所的発想だ。食えないからみんな止めている農業や、薄給で重労働の福祉施設を失業者対策と考えるのは、単なる数合わせ。農業者や、福祉施設の職員を馬鹿にしているとしか思えない。」と発言しました。
トヨタ九州の報告でもありましたが、自動車産業など大資本が労働者派遣法を製造業まで広く適用させ改悪したことで、アメリカ発の世界同時不況になったとたん、派遣労働者の大量解雇、社宅からの追い出しなどが起きた。大もうけしてきた自動車産業のつけを、今までいじめられてきた農業に押しつける政治は許せない。本来の食糧安全保障政策として、食糧自給率の大幅アップなど、生産者が安心して農業の世代交代ができる農業政策の必要性を訴えました。
●駆け足で、南部戦跡の視察
3日目は午後4時出発の飛行機を気にしながら、「首里・南部戦跡」を視察するバスに乗りました。
(1)第32軍司令部壕跡(首里・日本軍守備軍司令部壕)
(2)南風原野戦病院壕跡(壕内に入る)
(3)アブラチガマ(糸数壕)病院壕跡
(4)平和の礎
(5)沖縄県平和祈念資料館
特にアブラチガマの中には、まだ遺骨があちこちに残っており、壕内の天井からは水滴が落ちる中、懐中電灯を消して黙祷していると、ぴちゃんぴちゃんという水しずくの音と冷気で64年前の時にタイムスリップしたようで、気持ちが凍りつきました。
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