○吉井学校給食センター等のドライバー臨時雇用の違法な賃金支出の調査はどうなったのか。
【答】内田教育長
不適切な事務処理が認められた。深く反省し、今後は事務処理のチェック体制を見直す。
【原田】
不適切ではなく、公金の不正支出です。さらにずさんな事務処理でなく、関与した議員による指示により現場職員は忖度を余儀なくされたことです。これは教育長名で出された報告書に記載されている事実です。
○当事者がパワハラを受けたと訴えている件について
4月の訴えた時点では副市長は、「本人に謝罪しました」と答えています。しかし今回(8月29日)の報告書には「パワハラに該当するような事実は全くなかったと判断したと」あります。謝罪したことは、パワハラを認めたから謝罪したわけです。4か月後に「パワハラはなかったと判断するとはどういうことですか。」
【答】友実市長
パワハラかどうか別にして失礼な言動があったとしたら、それについては深くお詫び申し上げる次第で、申し訳ありませんでした。
【原田】
市長の立場で「パワハラかどうか別にして」「失礼があったらお詫びする」「申し訳ない」という答弁!一方で公文書の報告書では「パワハラはなかったと判 断する」!なんという詭弁!矛盾する答弁!市長の本心を想像するのに、【公文書ではパワハラがあった事実は認めたくない。でも本人が怒っているので、謝っときます。】というところでしょうか。パワハラについて、再度本人に真偽を確認するというので、認められたら訂正してもらいます。
○市長、副市長、教育委員長の3人はこの事案をいつ知ったのですか。
【答】3人とも、当事者が賃金の返納を申し出た2月28日に知った。
【原田】
報告書は、4月に議会が求めてから8月29日に出されました。市長以下3人は2月に事情を知ったのに、なぜ調査、改善しようとしなかったのか。2月の時 点で調査できていれば、職員が公文書を、改ざんする行為は無かったはずです。誰の主導で、改ざんされたのか、その責任を明らかにしていない。「報告書」というが、誰が、いつ、何をしたか、が書かれていない。さらにその責任を誰がとるのか、今回の報告書は調査報告とは言えない代物です。
○新たな公文書の改ざんを指摘したら、前田副市長は「事実でない!訂正を求める」と!
監査委員へ事務員の勤務時間と時給について、「任用通知書」に疑義があるので、改めて聞き取りを行った結果について9月13日付の文書をもらいました。
そこには当初の任用通知書には「勤務時間午前6時30分~午後6時」「固定給9万円」となっていたが、調査の結果「勤務時間午前10時~午後4時」「時給900円」と判断した。しかし本人の承諾書には時給840円とあった。
これは8月27日に塩見部長から改ざんがあったので、訂正したという文書の説明を受けた中にはなかった事実です。当然新たな改ざんと言わずになんといえばよいのでしょうか。教えてほしいところです。(12月議会で取り上げます)この改ざんの理由がとても分かりやすいのです。なぜなら、勤務時間が5時間×900円×20日間=月給9万円と帳尻を合わせたのです。ここまで公文書に対して安易に操作(改ざん)する神経がわかりません。地方公務員法違反、市へ損害を与えた背任行為となります。明らかに法令違反です。
そのうえ本会議場で議員の発言に対して「事実でないから訂正しろ」発言には、市長以下3役も事の深刻さを理解できていないと思います。
○市民への説明責任を放棄した委員長報告
9月議会では赤磐市議会初まって以来の決算審査が不認定になりました。上記のような違法な公金支出が新聞報道される事態ですから、賛成する議員はいないはずですが、8人の議員はこれで良しと賛成しています。(次期選挙での参考にしていただきたい!参照)
問題は決算委員会の委員長報告です。本来どういう議論があったのか、それによって不認定になった理由はなんなのか、市民へ説明する責任があるのです。自分が決算に反対しながら、100条委員会の設置に反対するというネジレた採決をした委員長は「第1号から第11号まで貴重な質疑・意見があったが、省略する」と報告をしたのです。
思わず「え!!」と声が出ました。委員長報告が省略!前代未聞です。私が抗議すると「その発言は納得できないから取り消していただきたい」と委員長に言われました。。
○議会には議員が作った「議会基本条例」という条例があります。国でいうところの憲法の下の法律に当たります。この条例に従って議会は運営されなくてはなりません。
基本条例の第5条(市民参加及び情報公開)では
「議会活動についての情報公開を徹底し、市民への説明責任を果たすものとする。」とあります。明らかに条例違反の委員長報告です。