[3月議会の一般質問から]環境基本条例

市長の見解:

環境基本条例は市民協働で考えていく。

原田の意見

3月議会で制定されたソーラー発電に関する条例が作られた背景には、市内各地でソーラー発電事業者とのトラブルが起き、市民の環境に対する危機感が高まったことで市民参加型で条例が練られて、理想的な条例の制定につながりました。
今回、環境保全対策事業として約4800万円 の予算を取って、不法投棄の啓発、大気・水質・自動車騒音の監視、快適な住環境の向上に欠かせない問題の早期対応などが中身になっています。環境全般を見通す内容になっていません。4800万円もかけるのなら、環境基本条例を作る費用にしていただきたい。
市民の皆さんの環境に対する意識が高まっている今だから、格調高い環境基本条例を市民参加型で制定することが求められています。

*市長の答弁とは裏腹に市の募集した「共同事業の提案」に「市民協働の条例づくりプロジェクト」を提案しましたが、却下されました。引き続き市民の意見が反映される条例を作ることにこだわりたいと思います。

[3月議会の一般質問から]熊山地区の最終処分場建設

市長の見解:

熊山地区の最終処分場建設の地元コンセンサスを求めていく。地域の理解が得られるかどうかわからない。

原田の意見

6年前の選挙以降、市長は「ここに最終処分場を造ることは不動のもので、努力をしていく」と言い続けています。しかし一方、「人を集めることは困難であり、説明会の開催は難しい。強行に執行することはできない」と言い続けてきました。 [3月議会の一般質問から]熊山地区の最終処分場建設” の続きを読む

[3月議会の一般質問から]保育士不足

市長の見解:

保育士不足に、働きやすい環境作りに努力する。

原田の意見

昨年来、泣きながら上司に保育の職場環境の改善を求める保育士が多くいると聞いています。この結果有能な保育士が9人も退職しています。なぜ辞めていくのか。 [3月議会の一般質問から]保育士不足” の続きを読む

政治倫理審査 結果報告に対する反論

2月27日に福木委員長名で提出された報告書は3月議会の最終日である3月18日に議場で福木委員長ではなく、議会事務局長が読み上げました。本来、委員長報告は委員長が議場で報告すべきですが、今回は最終日に報告することがわかっていたにも関わらず、2月27日に委員会を閉じてしまっています。これによる弊害として、委員長報告に対する質疑はできません。委員会の責任で報告書を提出する以上、質疑を受けるのは常識です。
以前私は最初の100条委員会の後を受けた政治倫理審査会の委員長であった時、本会議で委員長として報告をしました。ところが当日の朝、事前に委員会で「北川議員の議員辞職勧告決議」を全員一致で採択していたのに、3人の議員が委員長に一言の理由も告げず賛成から反対に回り、その結果議員辞職決議は無効となりました。委員長に一言も断りなく当日反対の意思を表明するという前代未聞の事態は私には忘れることができません。誰が働いたのか、みなさんの想像に任せますが、今回は質疑を受け付けないという無責任な報告のやり方に、赤磐市議会の民主主義の稚拙さを痛感しました。

私が報告書に異議を持っているのは下記の点です。

  1. 情報提供者として、任意で出席し、今回の案件のきっかけになったこと(*下記参照)を報告したのに、報告書には1行も触れていない。何のために私に出席を求めたのでしょうか。
  2. 任意の情報提供者である原田を「倫理規定第7条の議員の協力義務を果たさないものであり、倫理規定に反する行為である」と断じています。

唯一の情報提供者が「協力義務を果たさず」「倫理規定に反する行為」とは何を指すのか。法令の根拠を示すように求めても、誰も答えられません。
さらに私は都合5枚の書面を議長と委員長に提出していますが、完全に無視。私の意見や、審査会への提言など一言も報告書に記載されず門前払いです。これで公正・公平な審査と言えるのか。

さらに佐々木議員の弁明を求める採決は私を含めて2人以外全員反対でした。2回にわたる佐々木議員からの要求でしたが、2回とも否決。議員の意見表明権を採決で諮るというのもおかしいですが、発言を封じる行為は民主主義を封じることと同じことです。

*今回の事案のきっかけは、2017年7月28日、北川議員が「A社とB社がすでに入札が決まっている、おかしいじゃねえか、談合じゃねえか」(入札は10月の予定だったのに)と庁舎の中で大声で執行部を威圧しました。この2業者は今回検察庁から開示された議事録にあります。問題の暴力団員が「この2業者には取らせたくなかった」という発言と重なるのです。結果2人の意向どおり、別の業者が入札しています。しかしこの情報は一顧だにされず調査されていません。

[3月議会の一般質問から]水道事業の民営化

市長の見解:

水道事業の民営化を検討中

原田の意見

県は2016年11月から、岡山市を含め県南東部で水道事業の広域連携の検討を進めている。広域連携のデメリットは、自治体の事業会計が広域組合という別の組織に代わるので、赤字が見えにくくなり無くなったような誤解を与える。 [3月議会の一般質問から]水道事業の民営化” の続きを読む

原田そよ議会報告2019年4月 そよかぜ第97号

4月1日から多くの法律が改正されますが、「種子法」の廃止もその一つです。これまでのコシヒカリなど伝統的な固定種のコメが、民間の三井化学の「みつひかりF1」モンサント社の「とねのめぐみ」等民間の種子に代わっていきます。岡山県産「きぬむすめ」は3年連続最高ランクの「特A」です。赤磐、津山で3400ヘクタール栽培されています。「ひのひかり」も「A」です。私たちが当たり前に食べられてきたおいしいおコメが種子法の廃止により数年で食べられなくなります。
これに危機感を抱いた自治体が国への種子法廃止の意見書や、県の種子法に代わる条例の制定が始まっています。新潟、埼玉、兵庫、長野、北海道、宮城など10の道県が4月から実施しています。
赤磐市議会では3月議会に、市内大型コメ農家4軒から県の条例を求める請願が提出されましたが、継続審査(白黒つけずに次回で再審査)になりました。ぜひ6月議会では採択されるように皆さんも声を上げてください。

地方議会の民主主義力が試されていると、統一地方選挙の評価に書かれていましたが、今回の政治倫理審査会の報告の顛末(P4)はまさに赤磐市議会の民主主義力が問われています。

6月議会予定  傍聴においでください。

6月3日(月)10:00~ 本会議(議案の上程)
6日(木)10:00~ 本会議(一般質問)
7日(金)10:00~ 本会議(一般質問)
10日(月)10:00~ 本会議(一般質問)
14日(金)10:00~ 本会議(質疑・委員会付託)
18日(火)10:00~ 厚生常任委員会
19日(水)10:00~ 産業建設常任委員会
20日(木)10:00~ 総務文教委員会
27日(木)10:00~ 本会議(委員長報告・質疑・討論・採決)

第6回「市民と議員のための公開講座」

「種子法」廃止で日本の農業はどうなる?

とき 2019年27日(土)
14:00~16:30
講師 山田正彦さん
(元農林水産大臣/弁護士/日本の種子[たね]を守る会顧問)
ところ 岡山シンフォニーホール
3階イベントホール
岡山市北区表町1-5-1 tel:086-234-2001
主催 立憲主義と地方自治を守る議員の会
資料代 1000円