「清子の家」が始まります!

5月16日、熊山小瀬木にある詩人永瀬清子の生家を改修、修復を重ねて「清子の家」として永瀬清子の偉業を伝え、みなさんが集える場として活動がスタートします。町家の趣を生かした生家で、清子の作品にふれて、ゆっくりした時間を堪能してください。

6月からの開館日(予定)  入場料 300円
17日(13時~15時)、 第3日曜日(10時~15時)
(問い合わせ先 070-3783-0217)

友実候補の3つの政策を検証[3]2021年3月 そよかぜ第106号

(3)「災害に強いまちづくり」がありません。

多発する災害の激甚化は、岡山でもすでに真備地域などでの深刻な水害により多くの人命を失う経験をしており、誰でも災害に強いまちを求めています。赤磐市役所が2.2m浸水想定されているところにあってほしくありません。 しかし友実市長は「30㎝」だの「浸水対策は不要」だのと真実を認めようとしません。議会にウソの説明をしたことで、耐震化工事の予算は議会で否決されました。
市長は「議会と市役所は車の両輪だから協力していく」と発言されましたが、ウソをつくようでは議会だけでなく、市民をだましたことになるのです。
行政は市民の生命を守るために、最新の浸水想定を公表して、適切な浸水対策を行うことを市民は求めています

市長は選挙戦で、「みなさんに恩返しをさせていただく」と繰り返し訴えていました。市長の「恩返し」とは何のことなのでしょう。行政は納税者である市民に恩を与えるものでなく、適切な業務を遂行することで、安心な市民生活を保証するものです。
恩とは「以前よくしてもらった相手に義理を返す」ということです。選挙で投票してくれたら、お礼をさせてもらうという意味になるのでしょうか。  市民の民意を2分した選挙となりました。友実市長はわずか81票差の信任しない市民の思いをどこまで慎重にすくって政策に反映できるのか、これからの4年間で試されます。

友実候補の3つの政策を検証[2]2021年3月 そよかぜ第106号

(2)子育てするなら、未来をはぐくむ赤磐市!

大型団地のネオポリスでは現在子どもが急激に増え、保育園や学童保育の待機児童が出ています。学童保育は市役所が設置することができるのに、保護者たちが求めているにもかかわらず、保護者達に丸投げ状態。市が設置するべきです。団地では施設の場所の確保が困難です。市役所が、空き家や、公共施設の利用を協力しないと、保護者は泣き寝入りです。

「子育てするなら赤磐市」と言えるためには、子ども食堂をはじめ、子どもの居場所づくりに対して、市内に計画を立てて子どもたちが歩いて通える場所に一刻も早く設置するべきです。フードドライブをはじめ個人、事業所などの市外からの支援は増えてきてますが、いかんせん、肝心の「子どもの居場所」ができていません。困っている子どもを「一人も取り残さない」ことができてこそ、「子育てするなら赤磐市」を発信する資格があります。不登校の子供たちに寄り添い、見守り続ける大人たちの熱意があれば、「一人も取り残さない」居場所をつくっていくことができます。

友実候補の3つの政策を検証[1]2021年3月 そよかぜ第106号

山陽新聞の見出しは 「衝撃的 市長選81票差」

山陽新聞の記者による市長選挙の考察は、見出しによく表現されていると思います。市長選挙の投票率は57.53% と過去最低でした。

(1)「コロナを乗り越え赤磐市に安心と希望の未来を!」

赤磐市は5月1日から連休を含めて「ペイペイ」(25%還元されるお得なカード支払い)の使用を進めて、市外はもとより、県外からもペイペイ利用を目的に買い物客が赤磐市に殺到しました。地域の高齢者施設の管理者から「こんなに感染者が増えている時に「ペイペイ」目的で、人が集中して危険な事態になっていることを市長は知らないのか」「生活道路が混雑して困っている」など悲鳴のような怒りの声が 集中しました。県内でペイペイを使っているのは井原市と赤磐市のみ。井原市は「ゴーツーイート」のみで、買い物は対象外。緊急事態宣言が出された17日まで止められなかったというお粗末。県内の状況を判断できれば、赤磐市だけが利用する行為はあまりにも危機管理ができていないという証拠です。

ワクチン接種を進める上で、国も県も施設入所者を優先して進めることになっています。しかし赤磐市は施設に対して丸投げで、集団接種の対応で手いっぱい。施設の職員からは「優先してワクチン摂取するべき施設に医師の手配、副作用時の必要機材一式の提供などするべきなのに、自前でやってほしいと丸投げされている」と憤りの声が届きました。新聞報道では、笠岡市は、「これまで施設入所者への接種を優先してきた」と回答している。これが当たり前です。施設が自力でワクチン接種の体制を整備することはそもそも無理です。機材の貸し出し、医師の確保など施設の利用者を最優先で、接種しないと、施設でクラスターが起こったら、最悪死人が出ることは避けられません。寝たきりや、認知症の利用者を受け入れてくれる医療施設が間に合わない中、職員も利用者も共倒れの恐れも予測できます。リスク管理、危機意識の欠如と言うしかありません。

ワクチン接種の予約方法は、初日で4715人分が埋まってしまうことはわかりきったことです。1万5千人の対象者に対して残りの1万1千人にいつまで待ってもらうのか、あらかじめ市民に周知するべきです。今回新聞報道では、7月末までに接種が完了可能と書いているが、今回の2次募集の対象者は3千人分。あと7千人分は8月以降です。そもそも医師会を引っ張り出して集団接種をお願いすることになった原因は何でしょう。
あらかじめ4715人で計画していたのに、国から7月いっぱいで完了させるようにとの指示に大慌てで後手後手の対応になってしまった。医師会は大丈夫なのでしょうか。入院患者にも面会を禁じている状況で、集団接種会場にすることは医師や職員にかなりの負担を強いることになります。

5月17,18日の窓口対応も、17日の朝の9時から午後1時には埋まってしまいました。市民から怒りの電話がありました。「18日に行こうと思っていたら、終わってしまった。あらかじめ2日間と案内しているのだから、18日の分を残しておくべきではないか」と。案内と実態が違うと、市民は振り回されるばかりです。私もコールセンターに電話してみたら、呼び出しはするのに、誰もでません。5時まではコールセンターは対応しますと市役所に電話したら言われました。不思議です。

赤坂地域、吉井地域の市民は医師会病院へ接種に行くのに路線バス・市民バスの利用はできません。平等に無料バスの運行を保証するべきです。
また防災無線での放送に市民からお叱りの声が届いています。本来は区長、自治会長、民生委員、ケアマネージャーなど地域の事情をわかっている役員さんに一人暮らしの高齢者などに事情を説明してもらうように議会で、要望しているのに、防災無線では肝心な情報が正確にとどきません。高齢者は補聴器が必要な人が多く、家では補聴器はつけていません。情報難民であることを想定して対策ができてない。市民の置かれている状況を的確につかめていない施策では、市民の「安心と希望」は程遠い。

原田そよ議会報告2021年5月 そよかぜ第106号

不祥事が続いた議会、執行部の改革を進めるための選挙が終わりました。
有権者の皆さんそれぞれに、感慨があると思います。
議会で3回にわたって議員辞職勧告を受けた議員は落選しましたが、市長選挙は変化にいたらず、改革は道半ばになりました。 新人議員は3人当選され、女性議員は3人となりました。 私は議会選出の監査委員に立候補し、選出されました。初めての経験ですが、以前の不祥事の苦い経験から、しっかりと監査委員として仕事をしてまいります。

 6月議会のご案内(予定)

“原田そよ議会報告2021年5月 そよかぜ第106号” の続きを読む