6月議会 一般質問から
令和9年3月末に、あかいわ居宅介護支援事業所(春の家)、山陽デイサービスセンター、春の家デイサービスセンターの3事業所を廃止にする。
市は利用者のスムーズな民間業者への事業所移行に努めている、との答弁だが地域の人たちは廃止される施設に愛着を持って利用されてきた。経営上の問題で民間に移行するのなら、今後の対応がわかるような政策を早急に打ちださないと、高齢者も家族も不安である。熊山は診療所も、施設もある、山陽は本庁がある。しかし赤坂の福祉の拠点は春の家だけだ。事業が廃止されるということは 高齢者支援の施設がなくなるというだけでなく、利用者の中には市から切り捨てられたと感じている人もいる。もちろん家族にとってもこれから先が深刻な不安である。
市は、民間の参入もあるので、利用者さんが困らないようにできると見栄(みえ)を切っているが、民間の経営は厳しく、採算の取れない遠隔地は切り捨てざるをえない。市の言い分の民間に行けば解決するという発想は楽観的過ぎる。
国は来年4月に中山間地の介護事業が困難に直面しているので、事業所の職員に配置基準の緩和、訪問介護の定額報酬制という新たな枠組みを導入することを目指している。
厚労省は地域を「大都市部」「一般市等」「中山間・人口減少地域」に分け、サービスの維持が困難な場合基準より少ない職員でのサービス提供を認めるというもの。これらは住む地域によってサービスに格差が生じることになる。
住む地域で受けるサービスが違って来るのは全国標準の保険制度ではありえない。社会保険の原則を破壊するものと、批判の声が上がっている。
人員配置基準の緩和でなく、必要な職員を確保することや、全国の要介護者の公平、平等なサービスを維持するための見直しと、安定的な人材確保策を要望している。
赤磐市にとっては、今回の事業廃止は大きな正念場である。特に国が地域を分割することで、市内の住民にとって住む地域でサービスの格差が起きることが想像できる。それだけは回避しなければならない。「市街化地域」でも「中山間・人口減少地域」でも同じ市民へのサービスの質が維持されるための介護政策を早急に発表するべきである。
