[100条に関するわかりやすい質疑]令和元年12月第5定例会12月2日

令和 元年12月第5回定例会
令和元年12月第5回赤磐市議会定例会会議録
令和元年12月2日(月曜日)

○議長(金谷文則君) 以上で16番下山議員の一般質問を終わります。
次に、9番原田議員の質問を許します。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) それでは、最後になりましたが、大きく3点、それぞれに項目ごとに質問を準備しておりますので、ゆっくり質問を話すようにいたします。
まず最初でございます。皆さんこの間ずっと議題になっておりますけれども、教育委員会の不正問題について、9月議会のその後ということで3点お尋ねします。
1点目、報告書3ページに、パワハラに該当するような事実は全くなかったものと判断したという報告があったことについて、私がそれは事実と異なると申し上げましたところ、前田副市長のほうが9月18日に吉井支所にその当人を呼ばれたと聞いておりますが、結論はどうなったのか。私はそのとき、もしもこの全くなかったものだということが事実と違ってたら調査報告書を書き直すように求めておりますので、そのことについてもどういうふうにされているのかお尋ねします。
2点目ですが、私の一般質問、9月議会ですけれども、私の賛成討論か反対討論かのときに前田副市長のほうが、事務員の時給が840円が900円に改ざんされた事実はないということで私の発言を訂正するように求める動議が出されました。この事実の根拠はございません。改めて、これは全く不当な動議であり不当な訂正要求であるということを私はこれから述べたいと思います。
3点目ですが、きょうのここがメーンになりますけれども、既に5人のドライバーの方たちの乗務記録や時給などいろいろ情報が出ております。これについて、本来市のほうが出されたドライバーの時給は1,200円となっておりますが、これに基づいて5人のドライバーの賃金が実際は幾らだったかという試算はされたかどうかお尋ねします。それについてお答えください。
2番目です。11月11日、議員への聞き取り報告書とのそごのところでございますが、まず最初に内田教育長が9月議会でこういうふうに言われたんですね、内部の話だから言えないという発言が2回にわたってありました。私は、9月議会でこの発言を最高責任者である教育委員会のトップである教育長が言うこと自身、びっくりしました。調査を行っているはずの本人が、内部の話だから言えないということを公の場でよく言うなと思いましたけども、もう既に逮捕者が出ている現状ですから、内田教育長はこの9月のときにおっしゃった、内部の話とは何だったのか明らかにする責任がありますのでお尋ねします。
それから次ですが、先ほどの同僚議員も何回も指摘をされましたけれども、北川議員が教育委員会と癒着をしている事実が指摘されています。このことについてお尋ねしようと思っております。
それからもう1つは、組合規約や名簿ですね、聞き取りによって明らかになったこと、これについて誰の指示なのか、誰が作成したのか、教育長は承知していたのか、この辺をお尋ねしたいと思います。
それから最後ですが、最後はもうこのとおりです。友實市長から金谷議長へ調査依頼をした件。これもそもそも非常にイレギュラーな依頼なのです。これについてちょっと市長の意図を、経緯や意図、どういうふうに思ってこれを出したのか、後は今後の対応についてお尋ねする。
以上、大きく3点お尋ねしていきたいと思います。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 原田議員のお尋ねの中で、私のほうからは、私から議長に市議会議員の聞き取り調査を依頼したのはなぜかと、どういう意図かということでございますが、これについてお答えをします。
これは、我々の内部調査で、報告書にもございましたように市議会議員の関与が認められた、あるいは金銭の授受があったということを報告をさせていただきました。この事実関係と関与の程度、あるいは金銭ならどういう金銭なのか、金額はいかほどか、こういったことを市議会議員にお尋ねをするのが調査だと思います。しかしながら、市の執行部と議会の関係がある中で、我々執行部のほうから一市議会議員に調査をかけるということは非常にやりにくいところがございます。そういったことから議長にその調査をお願いしたということでございます。
そのほかについては内部の調査の結果等を踏まえて副市長以下でお答えをさせていただきます。

○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。
前田副市長。

◎副市長(前田正之君) 原田議員の御質問にお答えさせていただきます。
このたびのこの教育委員会の件につきましては、大変市民の方に御心配、御迷惑をおかけしたことを、私のほうからもおわびのほうを申し上げさせていただきたいと思います。
御質問の臨時職員への対応の中でのパワハラの件でございます。
9月18日、御本人のほうへ確認をということで私のほうが面会をさせていただきました。御本人のほうからは、当日の対応について非常に憤慨をされて、非常に怒りのほうを感じていらっしゃる状態でありました。私のほうも職員のほうへ再度確認をし、その両方のお話を聞いた中で、非常に大変、市の職員が対応する中でのやりとりとしては本当に失礼な行為をしたなというふうなことを私自身も確認いたしまして、御本人のほうに丁重にお断りをさせていただいた次第です。
なお、報告書の訂正につきましては、あの時点の報告のとおりということで、訂正のほうはいたしません。そのことをお伝えさせていただきます。
9月議会の中で議員が御発言されたことを私が御訂正をというようなお願いをした件でございます。こちらにつきましては、議員が監査委員さんとのやりとりの中から御確認をされたことについておっしゃられた内容だったと思いますが、その中で新たな改ざんだというような御発言があったことに対しまして、私はその御発言が何か今までの市のほうから報告をしている書類にまた新たに何か新しいものがあったというふうな誤解を生じるおそれを感じまして、議員のほうに新たな改ざんのものが出たということではないんで、その点での御訂正をお願いできませんかというような趣旨の御発言をさせていただいたということでお願いしたいと思います。
以上です。

○議長(金谷文則君) 塩見総務部長。

◎総務部長(塩見誠君) 原田議員の、議員へ渡りました時系列の資料につきましての御質問でございますが、これは誰が作成したのかということでございますが、内部調査をいたしました結果、当時の教育次長と当時の教育総務課長が一緒につくったものと判明をいたしております。(後刻訂正)
以上です。
(9番原田素代君「済みません、主語をもう一度言ってください。それは教育委員会の答弁じゃないですか」と呼ぶ)

○議長(金谷文則君) ちょっと静かにしてください。
暫時休憩いたします。
午後1時35分 休憩
午後1時37分 再開

○議長(金谷文則君) 再開いたします。

◎総務部長(塩見誠君) 申しわけございません、先ほどの発言は訂正をお願いいたします。
再度御質問にお答えいたします。
組合規約を誰がつくったのかというような質問でございます。これにつきましては、当時の教育委員会におきまして教育総務課長のほうがつくったということでございます。
以上でございます。

○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。
内田教育長。

◎教育長(内田惠子君) それでは、私のほうからお尋ねの件についてお答えをさせていただきます。
まず最初に、内部の話なのでということを何度もお話をした、大変申しわけありませんでした。ついついかばいたいという気持ちが出たのは確かでございますが、その件につきましては総務部のほうで調査をして私の名前で報告させていただいた文書の中の、本件予備要員、8万円で本件予備要員を雇ってはどうかといった話が行われたという記述があると思います。それについて本人に確認をしたところ、本議員から紹介された方でもあり、なかなか断りにくかったと、そういう状況の中で8万円という賃金を決めたという話を聞いております。
次に、癒着ということですけれど、これにつきましてはこの文書を渡したということの中で情報公開、個人情報のこともあり、情報公開からいうと不適正な行動であったと思いますけれども、癒着を確認するまでのところは至っておりません。そのように捉えられても仕方のない行為ではなかったかとは思っております。
次に、時給の件でございますけれども、この運転手に支払われた時給につきましては市長部局のほうでしっかりと検討をしていただきました。その結果、議会当日に私のお答えの中にあったように、月給という形で雇用契約がなされましたけれども、8月を調べた段階で1日も勤務をしていない職員がおりました。それについては月給であれど勤務をしていないので返却を求めたほうがよいという判断で返却を求めていったわけです。そういう事情の中での行為でした。
以上です。

○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。
それでは、まず最初の教育委員会の違法な臨時職員の雇用、不正支払いについての質問はございますか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 順番に行きましょう。
パワハラがあったかなかったか。最後に前田副市長は御本人に丁重に謝罪したとおっしゃってましたけど、私が本人に聞くところによると、謝罪されたという気はしていない。そもそも謝罪する気があるならうちに来るべきだ。俺は吉井支所に呼ばれた、聞き取りをしただけだと。自分はパワハラじゃないと、その発言を取り消すことはしていない。私は直接そういうふうに聞いてますよ。おまけに、訂正しない。これ二重の人権侵害ですよ。あの文書は全ての市民に配布されてますから。一度パワハラをして、議場であれだけ市長も副市長も謝罪してたけども、本人は呼びつけられて事情を聞かれただけでパワハラを取り下げる気はないと言ってるのに、さらに訂正しない。赤磐市はひどいとこですね。トップ3がこういうことをするんですね。これは当然市長も認めてらっしゃるんですよね。二重の人権侵害だということは言っておきたいと思います。
続いてですが、新たな事実ではない。私はかんかんなんですよ、このこと。塩見部長、塩見部長は私を8月27日にお呼びになって、教育長と3人で、実は改ざんがありましたと。直前に私を呼んで事情を説明してくれました。その際に忘れもしない、私がいただいた資料が改ざん前の資料と改ざん後の資料をそれぞれ3部ずつ、前と後とを私にくださいました。このときの説明で私は2回目の改ざんを知ったんです、8月27日。そこの文書の中に、この事務員さんの時給は840円、月額9万円と書いてある。前田さん、これ見てないんじゃないか。840円という記載。一番最初に私が改ざんを説明された資料には、訂正資料が時給840円、月額9万円になってるんですよ。だから私はその後、翌日に出た監査の報告書の中に、勤務時間もそうです、朝の6時半から夕方の6時までだったのが10時から4時までになって、おまけに時給が900円に変わってる。だって840円って書いてあるんですもん。おかしいでしょう。だったら塩見さんが私に説明するときに、監査委員が言うように時間が10時から4時に変わってることと時給が900円になったことを言って、初めてそちらの訂正なんですよ。
もっと言いますと、塩見さんはこういうふうに言ってるんですよ、9月議会で。監査委員の報告でございますので、私が900円になっていることについて言ったら、うちの調査にはそういう時間的なものは入っておりませんのでちょっとこの答弁わかりませんということで答弁させていただいて。要するに監査の報告と執行部が、市長部局が出した報告は全くお互いに調整してないってことがここでわかるんですよ。塩見さん、要するに知らないんだから。で、前田副市長に至っては、私に訂正を求めていながら、これ見てないんでしょう。訂正後の840円になって、その後もう一回900円になったんですから。これが新たな改ざんじゃなくて何の改ざんと言うんでしょうか。まあ、それに賛成した議員さんもたくさんいらっしゃったけどね。あなたたちは本当に真実を解明しようという気があるんでしょうか。その点についてもう一度市長にお尋ねしたいんですけど、まあ市長も教育長も何度も言います、真実を明らかにし今後こういうことがないように。本当に真実を明らかにする気があるのですかと私は疑いたくなる。
きょうの発言です。事実経過の報告を受けたのが遅かった、だから対応できなかった。これは市長の発言ですけど、市長が報告書を書いた中にですよ、昨年の平成30年11月上旬に会計課が、要するに教育委員会の臨時雇用についておかしい書類があるから訂正しなさいと会計課が言ってるんですよ。去年の11月ですよ。まだ私も知らなかったとき。それで、それに大して藤井次長と課長と給食センター長が共謀して改ざんしたとなってるわけです。この11月の時点で臨時雇用が月給であっていいということを誰も知らないんですか、赤磐市は。赤磐市には臨時職員の雇用要綱っていうのがありますね、読んだことあるんでしょうか。この臨時職員雇用要綱を読んでくださいよ。臨時職員は時給か日給しか契約できない。半年までしか契約できない。これ全て事実と違うんです、今回の件は。月給にし、10カ月と半分契約してるんですよ。そもそもこの要綱に沿って間違ったことをしてるんです。会計課が昨年の11月に気づいたときに、なぜこれが教育長や市長が知らないのか。知らないはずがないですよ。市長、どうなんですか。あなたに報告がなかったから僕の対応がおくれたって言ったけど、そんなの理由になりませんよ。
もっと言えばですよ、9月議会で私は三役がこの事実をいつ知ったかって言ったら、2月28日に知ったっておっしゃった。でも、あなたたちが出した報告書によれば、2度目の改ざんは3月の下旬なんですよ、ことしの。2月28日に事実を知っていながら、何もしなかったんですよ、あなたたちは。2度目の改ざんを許してるんですよ、教育長。かばった。かばったというのは事実じゃないですよ、あなたは。ぐるになって共謀してってことですよ。それを認めないと。あなたが調査なんか、とてもできない、かばうような人は。
ですから、この新たな改ざん、これはもう一度取り寄せてごらんになったらどうですか、840円と900円。
それからもう1つ言いますね、賃金の差額、私はもうお返しになった予備要員のことを言ってるんじゃないんです。5人と1人、事務員の、この6人の給与が賃金が適正なのかどうかって、普通考えますよ、調査してたら。してないんですね、びっくりしました。私は夕べ夜中に目をしょぼしょぼさせながら、大きな桁の数字だから電卓で打ちましたけど、簡単に、あらあらですよ、簡単に申し上げますけど、5人の運転手のうち3人が1日5時間勤務している。残りの2人は1日3時間勤務してるんです。これを計算しますと、1日5時間勤務している人は月に17万5,000円になるんです。時給1,750円。これだってうそですよ、1,750円なんていう金額はこの赤磐市の臨時職員の賃金の表にはどこにもない。1,750円て数字はどこにもないです。無理無理出してきたんでしょう、2,000円に近い数字を出したいから。だって8万円もらってた人は1日2時間で8万円だから1時間2,000円なんですよ、予備要員さん。予備要員が1時間2,000円の勤務なんですからね。当然2時間に近い金額を充てたかったんでしょうけど、残念ながら赤磐市のちゃんと法令を遵守するんならですよ、ドライバーは1,200円です。だけど、1,750円で計算しました。そしたら、5時間働いている人は月に17万5,000円、3時間の人は10万500円。どうですか。実際幾ら払ってたんですか。32万円、28万円、22万円、18万円。とんでもない数字を払ってたんですね、10カ月と半月。で、これを総額にしました。そうすると合計が月17万5,000円の人が3人、10万5,000円の人が2人、それを総額すると771万7,500円。要するに1,750円の時給でこの5人、事務員さんは横に置いときますよ、5人のドライバーに払うべき、まあ本当はこれも違うんですけど、一応1,750円で計算すると771万7,500円。ところが実際は、さっき申しましたように32万円、28万円、20万円が2人、18万円、これに10カ月半を掛けると合計1,239万円。これは実際出た金額です。1,239万円払っちゃったんですけど、1,750円の単価で本来だったら払うべきとしたとしてもですよ、差額は467万2,500円。467万2,500円突出して払っちゃったということです。私、一晩考えて、でもどうしても1,750円はひどいよなと思ったんですよ。それで、1,200円でも試算してみました。そしたら、時給1,200円で5人が働いたとしたら529万2,000円なんです、1,200円の場合ですね、529万2,000円。そうするとさっき言った1,239万円からこの529万2,000円を引くと709万8,000円の差額です。460万円も大きいけど、本来の正規の1,200円でいったら709万8,000円も赤磐市に損害を与えたんです、教育委員会、教育長。自覚されてますか。この試算は本来市がつくるべきです。これができてなかったんですね。このこと、以上のことについてとりあえずお答えを求めます。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 私のほうからは、パワハラについて報告を受けております。この内容がどうこうというのは現場に居合わせてないので、その言葉、同じ言葉でもその語気とかそういったもので伝わり方も変わってまいります。正確なところが現場の状況がわからないので、どうこうと言うことはできません。しかしながら、その後、前田副市長が出かけていってお会いして、丁寧におわびもさせていただいたということを報告を受けております。
それから、改ざんのことについて私の解釈を言いますと、確かに840円と900円、説明する場が違いますけども、同じものを2通りの数字で説明しているということは事実です。これは監査に提出した説明資料、これが誤りであったと言わざるを得ないと私は思っております。そういったことで、これは改ざんという言葉の定義がそうではないという意味で申し上げたところでございます。
そのほかについては、それぞれのほうからお答えをします。

○議長(金谷文則君) 前田副市長。

◎副市長(前田正之君) 原田議員の再質問の関係で、私のほうからは先ほどのパワハラに関する件で再度お答えをさせていただきたいと思います。
先ほど原田議員のほうから、御本人、私と会って私が謝罪したときのことを御本人からそういうふうに聞いているということを聞きましたが、非常に私としては残念だなと思いました。私は私なりに、本当に真剣にこのことを確認し、おわびをしたつもりです。それなのにそのように御本人から原田議員のほうへ伝わっているということであれば、本当に残念だなと。あの日のあの時間は何だったんだろうかなということを思いました。それだけ私は何が言いたいかと言いますと、議員のほうにお伝えしたいのは、本当に私はあのとき御本人とお話をし、御本人も私たちの謝罪に対して納得をしてくれたというふうに私は捉えてこちらのほうへ帰ってまいりましたし、そのことを市長のほうへ伝えたということです。そのことを再度議員のほうにしっかりとわかっていただきたいので、再度この答弁をさせていただきました。
以上です。

○議長(金谷文則君) 塩見総務部長。

◎総務部長(塩見誠君) 私のほうからは、8月に原田議員に対しまして文書の改ざんがあったことの御説明をさせていただきました。そのときには新旧対照表をお示ししながら、原田議員に対しまして情報公開で公表したのはこれです、しかしながら従前はこれでこういうふうに改ざんしてましたということで新旧対照表をつけさせていただきました。その中で事務員の840円というのも当然ございました。これも改ざんの中で、以前は事務員は時給840円としか記入してなかったんですけど、改ざん後、その後に月給9万円の記載があったということも説明させていただいております。その中で先ほど言われました900円につきましては、この事務員の承諾書、これは後からわかったわけでございますが、9月に原田議員から御指摘いただきまして、その後調べさせていただきますと、事務員の承諾書の中に時間が10時から16時という承諾書がございまして、そのときには時給は入ってませんでした。この900円そのものにつきましては、当時の監査請求を受けまして監査事務局に対しましてその事務員の積算の根拠を示してほしいということで監査委員から教育委員会が質問を受けた際に、教育委員会がそのときの説明といたしまして900円が出たということでございますので、私が8月の終わりに原田議員にこの840円であるとか月給9万円をお示しして説明をしたときには、この900円が教育委員会から監査委員に対しまして説明があったということも、私そのときは存じませんで、ですからそのときには900円のことは説明をさせていただいておりません。その後、9月の議会で原田議員から御質問をいただいた以降、900円がどこから出たのかなということを調査しました結果、先ほどのような形の説明の中でこの900円が出たということで、一つ理解しておりますので、あわせて報告させていただきます。
以上でございます。

○議長(金谷文則君) 賃金が適正かどうかは誰が答えるのか。
塩見総務部長。

◎総務部長(塩見誠君) 先ほど原田議員から質問ございました、従業員6名、具体的に申し上げますと運転手5名と事務員1名の賃金についてはどうかというようなことがございました。この賃金につきましても、市のほうで実際毎月、月ごとに何日勤務したかというのは運行日誌の中で把握をさせていただいております。どうしても車の運転の割り当てというのがございますので、月によりまして前後といいましょうか回数が多い、少ないというのは当然ございました。ただ、8月につきましてはお一方につきましては勤務日数がゼロということで今回お金のほうの返還手続を教育委員会からとらせていただいておりますが、その他の方につきましては日数的にはまちまちでございますが、当初教育委員会から事務員の方に対しましての当初の説明につきましては、月給で来ていただけないかというような説明をした経緯もございますので、これにつきましては多少の日数の前後は、少ない、多いはありますが、月給で支払っているということの中で、ほかの方につきましてはただいまの支出で適正であると考えております。
以上でございます。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 執行部が今回のことの真相を本当に究明したいという意思がことごとく伝わらない。パワハラ、前田さん、うそを言いましたよ、今。最初の答弁は大変立腹されてたと、納得しないと怒ってたと。だけど僕は謝ったんだと。だけど、2度目はこう言いました、納得してくれた。どっちが本当なんですか。私は納得してないと聞いてますよ。その場しのぎで済ませようと思ってません。これはね、あなたが幾ら謝ろうが、本人はパワハラを受けたと思っている。それで、書かなきゃいいものを全くパワハラなんかなかったと書いちゃったんですよ、そっちが。そしたら本人は名誉が毀損されてますよ。パワハラを受けたと本人が言ってるのに、それをあなたはパワハラを受けたと聞いてきたのに、謝ったから済んだと思ってるのか。だから二重の人権侵害になるよって言ってるんです。もうこれはちょっと後でまた問題にしましょう。
それから次ですけども、改ざんのことね、塩見さんは非常に親切に答えてますよ。なぜかって言うと、私は8月29日の報告書のときに、監査にもう一回議長を通じて文書でおかしいと、私は840円で9万円という数字しか見てないけど、新たなこれは改ざんではないかって言って出したら、監査委員から回答がありました。何を言ってるかっていうと、推測したんだって書いてあるんですよ。任用通知書はスクールバス運転手と同じ勤務時間の午前6時半から午後6時と記入はしてありましたが、上記の3点のことや最低賃金のことなどを総合的に勘案すると、教育委員会は午前10時から午後4時の勤務で事務員を雇用したと判断しました。とにかく9万円ありきだから、1日5時間働いたら840円じゃ9万円にならないんですよ。9万円にするために幾らすればいいんですか、時給。900円でしょう。まあ、私物化と言わず何と言いましょうか。教育委員会、私物化してますよ。おもちゃのように幾らでも書きかえてる。こんなこと、許せないですよ。はっきり言って教育長も、共謀罪ですよ、あなたも。かばおうと言ったって、もうこれ残っちゃいましたからね。かばおうってことは共謀ですよ。市長も、さっきお答えになんなかったけど、昨年の11月に会計課が問題にしてる。で、ことし2月28日、この事実を知った。だけど2度目の改ざんは3月の末にあった。どういう管理能力をとってるんですか。もうぐるになって隠そう、隠そうとしてるんじゃないですか、さっき下山さんおっしゃってたけど、議員の圧力やそんたくで、市長以下三役全部が。とにかく過ごしたい、物事をこれ以上広げたくない、そういう意図しか考えられません。
それから、金額のことですけど、適正だったって塩見さんはおっしゃった。それを言っちゃあちょっと、あなたも及びますよ。適正なわけがないでしょう、月額じゃないんだから、決め事としては。さっき言いましたでしょう、赤磐市臨時的任用職員取扱要綱、平成29年3月31日に改定されてますけど、何て書いてあるんですか。さっき言ったでしょう、月給の契約はなしですよ。それからもう1つ、8月中の勤務のこと、私もこれを調べました。もう大変でしたよ、細かい数字を拾うのが。8月は乗務が5人のうち1人がゼロ日、後の4人は5日、6日、5日、3日だけ勤務してます。で、この要綱の第10条、賃金の減額、こう書いてあります。所定の勤務時間の一部または全部を勤務しないときは、その勤務しない1時間につき基本給1時間当たりの賃金を減額して支給し、またはその勤務しない日の賃金は支給しない。ゼロ日の人は返還請求したけど、5日、6日、5日、3日の人は返還請求、返してもらわなくていいということにはなってない。私でさえ知ってるんですよ、乗車勤務を。さんざん開示請求しましたから。それがこの数字ですよ。20日間の月額給契約にしたって、1日でも仕事してたら金を払うというようにはなってないんですよ、要綱には。コンプライアンスはどこへ飛んじゃったんですか、赤磐市は。ちょっとそのことを、それから市長にさっき申し上げた、昨年の11月に会計課はわかってた。ことしの2月28日にわかってた。3月にまた改ざんされてる。市長の責任、どう感じてるんですか。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) まことに相済みません。昨年11月の会計課の指摘ということですけども、それについては報告を受けておりません。今コメントのしようもございません。申しわけありません。
(9番原田素代君「3月の改ざんについてですよ」と呼ぶ)

○議長(金谷文則君) 静かにお願いします。
塩見総務部長。

◎総務部長(塩見誠君) 原田議員の賃金の支払いの件でございます。
先ほど言われました臨時的任用職員の取扱要綱には、確かに時給及び日給というような記載がございます。実際教育委員会の事務の今回のやり方といたしましては、この要綱ではそういうふうに定められていたにもかかわらず、月給で金をお支払いするというような形の中で臨時職員の方にも御説明をさせていただいて、それをその御理解の中で勤務のほうをしていただいたというような経緯がございます。これについてはこの臨時的任用の取扱要綱と照らし合わせますと適切ではない処置ではございますが、現実の話といたしましては、臨時職員に対しまして月給でお願いするというような話でございました。
それ以降、当然今この要綱によりますと御本人様から承諾書をいただいて、教育委員会からは任用通知書が本人に行くというような手続をとるのがこの要綱の手続ではございますが、現実は任用の通知書も御本人さんのほうに行っていなかったというような事実も確認をいたしております。
そうした中で、今回の雇用関係につきましては要綱での取り扱いについての可否につきましてはちょっと別の話といたしまして、最終的に教育委員会においては臨時の職員さんとは月給で契約をしたというような事実がございますので、この月給扱いの中で勤務日数が少ない、多いということはございますが、月給の中で支払ったということで今回は支払いをさせていただいております。
しかしながら、勤務がゼロといいますのは、なかなか理解が一般的には得られないということで、今回返還の処置をさせていただいたということでございます。
以上でございます。

○議長(金谷文則君) 原田議員。
(9番原田素代君「賃金のことはいいんですか。私が積算した数字は間違ってないんですか」と呼ぶ)
ちょっと待ってください。次にまた聞いてください。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 市長、もう答弁ができない状況ですね。こりゃあもう末期ですね。今塩見さんおっしゃったけども、要綱はそうだけど契約しちゃったんだからしょうがないよっていうお話ですが、さっき背任について市長はこういうふうに言ってたんですよね、市長の指示に反することをしたからという言い方をしたんですけど、背任というのはそういうのじゃないですね。地方公務員法及び条例に、もちろん日本国憲法が入りますけど、地方公務員法及び条例に反することなんですよ、背任というのは。なぜかというと、今回のように上司が間違いを犯しているわけです。要綱違反をしてるんです。要綱違反に沿って部下が仕事をしたわけです。結果、背任になったってことは、要綱違反を認めたトップ3に責任があるんです。だって、部下はそういうふうに言われたからやっただけですから、本当は要綱では違うってわかってても。せめてですよ、最後に言いますけど、その8月にさっきゼロ日以外の5、5、6、3の4人、一応、だって本来ゼロの人だってそういう意味じゃ請求しちゃいけないんですよ、月額だったら。本人納得して契約してるのに、あんたゼロだから返しなさいって言われる筋ないって言われたら返さなくったっていいんですよ、契約後ですから。だけど、体裁が悪いから返してくれって言ったって言いましたよね。だけどじゃあ5、5、6、3の人は体裁悪くないんですか。だって、10条で仕事をしてなかったら賃金は支給しないって書いてありますもん。当然請求しなきゃいけないんですよ、どっちかですよ。ゼロの人に、やっぱりごめん、返さなくていいからって戻すか、彼に求めるんなら残りの人も請求するか。よって、要するにこうやってうそのうそのうそのうそを重ねてきたということが今回のこの事案なんです。わかります。教育長に至ってはかばっちゃったわけですから。共同謀議ですよね。700万円の赤磐市の税金を無駄に使っていることに対して、市長は、具体的に尋ねます、どうしたらいいと思ってるか、まずお聞きします。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 背任という言葉の論議をあえてするつもりはありません。これは県警が捜査をしております。背任という容疑を逮捕の事由にしているということでございます。
(9番原田素代君「そんなこと聞いてない」と呼ぶ)
さらに、給与等についてはその調査に当たった担当からお答えをさせていただきます。

○議長(金谷文則君) 塩見総務部長。

◎総務部長(塩見誠君) 今回の臨時職員の賃金につきまして、日給ないし時給というのがございまして、先ほど申し上げましたように教育委員会が個々の臨時職員を雇うときに月給でお願いしたいというような契約の中でさせていたというような事実がございますので、先ほど申しましたのと同じことになりますが、日数が少ない、多いはございますが、月給の取り扱いの中でほかの方につきましては満額支払っているというふうな理解をさせていただいております。
以上でございます。

○議長(金谷文則君) 9番原田議員。

◆9番(原田素代君) もう何か、だんだん情けなくなっちゃってですね、例えば私がさっき出した四百何万と七百何万円という数字に対して、いやいや議員、それは計算が違いますよって言ってくれなきゃ困るんですよ。せっかく私しょぼしょぼしながら計算したのに。だって、これは1人の事務員さんの9万円はまだ別ですから、この9万円もかなり危ない9万円です。監査の報告では、自宅にいたって書いてあるんですから、聞き取りで。仕事してるのかどうかわかんない。それもあります。だから、この七百何万円のうち900万円掛ける10カ月の半分の事務員の給料もどっちかに入ります。
問題は、私が市長に聞きたかったのはこれが聞きたかったんです。逮捕者が出た以上、市への損害は400万円から700万円を超えると試算されたのだから、市長は警察へ告訴しなければなりません。なぜなら、議員が口ききをし、賃金について指示をし、金が議員に流れてるという証言があるのですから、議員及び職員へ損害賠償を求める告発をするべきです。そうでないと赤磐市の400万円か700万円は、要するに損害があっただけです。だったらいいですよ、三役で払ってください、700万円。それでもいいですよ。そんなことあり得ないでしょ、責任の所在を明らかにしなきゃいけないんだから。だからまず告発してください、警察へ。この問題は。まずそこから始めてください。
それからもう1つ、教育委員会のほうですが、教育委員会のほうは教育委員会として身を守ろうとして記録をつくってたということがわかりました。私が幾ら北川議員に関する開示請求をしても、100%不存在で帰ってきます。あれだけ市の執行部と会ってるのに、対応記録票は全てない。だけど、私の対応記録票は2日分あった。それも、北川さんは開示請求しなくてもいただけてた。で、私、開示請求して見たんですよ、私の対応記録。これも対応記録票の体はなしてない、メモです。日付と、そこにいた人数と、後は箇条書きにして誰が何を言ったか。対応記録票は、対応記録票という書式があります。要するに、議長がここで聞き取りの最後に言っておりましたけれども、おかしいと。要するに教育委員会の情報が全て北川議員に流れていましたと。私には何もいただけませんけど、私の対応記録票はしっかり書いててくれた。逆に言えばですよ、恐らくメモはあるはずです、教育委員会。私が開示のときに対応記録票を出せと言ってるからないというんでしょう。今度はメモはあるかといって出します。準備しといてください。そのことについて、市長、御答弁お願いします。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 運転の委託と申しますか、運転の人件費の算出についてですけれども、目をしょぼしょぼしながら算出されたということで、大変に御苦労をおかけして申しわけありません。
これについては、市のほうにおいても通常の積算のルールに従った積算を行います。そういう中で、不当に高い賃金が払われていたとしたならば、これは返還請求をするべきと思っております。そうした積算等を行っての検証は、既に着手しております。その経過というのは今ここに持ち合わせておりません。またそういったものが必要とあらば、お知らせをしていくことは可能かと思います。損害についてはそういう見解でございます。
以上です。

○議長(金谷文則君) 内田教育長。

◎教育長(内田惠子君) 対応記録票があるはずではないかという御質問ですけれども、今回これに関しましては対応記録票が作成されていませんでした。これは要綱の規定が守られていなかったということでございますけれども、この要綱は事務上の市の内部規定でありますので、法律的な性質のものではありません。
北川議員に渡されていたメモはということで、これは対応記録票ではないとお話がありました。確かにこれは対応記録票ではなくって個人が備忘録的に記録したもので、メモでもなく、データ的に残っていたものでございます。
最後に、かばうということを私が申しましたが、これは8万円の件が断りづらかったということについて、それをここで言うことが適切かどうかということで迷ったという表現の結果の言葉でございます。
以上です。

○議長(金谷文則君) 9番原田議員。

◆9番(原田素代君) まだまだ幾らでもあるんですけど、もうしまわなければいけません。
幾つか確認した上で、最後に御質問させていただきます。
教育長って、本当に言葉を選ばない人ですね。私、この間、教育長が教育委員会でどういう議論があったかって聞かれたときに、こう言ったんですね。やってしまったことはしょうがないですよねって言われたって。これは教育長、教育長が守ってあげようと思って言われたと思ったから言ったのかなと思ったり、常識的に万が一そんな発言があったら恥ずかしくて隠すだろうと思うんですけど、赤磐市の学校教育の現場では、法律違反したらやってしまったことはしょうがないよねって教育委員会で議論されているということが明らかになりました。同じに今、市の要綱は法律ではないから。ないから何なんですか。守んなくてもいいってことを言いたいんですよね。市のコンプライアンスがもう根底から揺るぎました。要綱は守んなくていいんですね、市長、よく考えといてください、こういう人が教育長に、あなたが任命した責任があるんですよ。
最後に聞きたいんですけど、市長、教育長、副市長、トップ3の4人は、今回のボーナスはよもや拒否されるおつもりだと思うんですが、お一人ずつお答えをください。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 私への管理責任については、今後しっかりと議論して進めていきたいと思います。
以上です。
(9番原田素代君「どっちですか」と呼ぶ)
今はそのつもりはありません。
(9番原田素代君「お二人の」と呼ぶ)

○議長(金谷文則君) 前田副市長。

◎副市長(前田正之君) 今回のこの件に関しまして、私の立場に十分な責任があるということは認識しております。そういったことも十分に、私はこのことを市長と協議しながら自分の責任を表明したいというふうに現時点では思っております。
以上です。
(9番原田素代君「どっちか言ってくださいよ」と呼ぶ)
市長と相談をして決めたいと現在思っております。
(9番原田素代君「そちらの副市長、もう1人いらっしゃる」と呼ぶ)

○議長(金谷文則君) 川島副市長。

◎副市長(川島明昌君) 今回の事案につきましては、私に対しても十分な責任があると感じております。市民の皆様に対しましては、大変な信頼を失ってしまったということで、深く反省をしております。この場をかりておわびしたいと思います。
処分につきましては、市長とまた相談して決めていきたいと思います。
以上です。

○議長(金谷文則君) 内田教育長。

◎教育長(内田惠子君) 市長、副市長と相談をしながら決めていきたいと思います。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) もうあきれるというか残念でしょうがありません。この市がこのまま行くのかと思うと涙が出るほど残念です。もうこのことは議会が、要するに執行部がその体ですから、議会がきちっと主導権をとって解明しなきゃいけないなと痛切に感じております。ありがとうございました。

○議長(金谷文則君) それでは、以上で9番原田議員の一般質問を終わります。
なお、本日の会議の中で発言が多々ありましたが、その中で不穏当と思われる部分がありました。それにつきましては後刻調査の上に処置をしていきたいと思いますので、御了解をお願いをいたします。
以上で本日予定をしておりました一般質問は、これをもって全て終わりました。
ここでお諮りをいたします。
明日12月3日を休会としたいと思います。御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(金谷文則君) 異議なしと認めます。したがいまして、明日12月3日を休会とすることに決定いたしました。
なお、次の本会議は12月4日水曜日午前10時再開であります。
本日はこれで散会といたします。お疲れさまでございました。
午後2時27分 散会