3月議会の一般質問から[1]

12月議会で運転手5人と事務員、予備要員の7人の臨時職員の雇用が『任用期間10か月、月給各32万円、28万円、20万円、18万円他』であり、「正当な臨時職員の契約でなかった」ことについて、市長は「1か月あたりの給与の検証の結果適正な範囲である」と答弁した。

「赤磐市臨時的任用職員取り扱い要綱」によれば、任用期間は6か月以内。賃金は時給。賃金表によれば運転手の時給は1200円、

要綱に従えば、今回の臨時職員の賃金は総額700万円超過になっています。

市長が適正だという厚生労働省の根拠ですが、この28万円の根拠は、1日5時間半の乗務でもらえることは通常ありえません。吉井観光の時給は1時間1000円です。実質4時間余りの乗務、一部の人は待機時間を入れて8時間と計算しても、月20日の勤務で32万円もらえる臨時職員はありえません。

おまけに8月の休業中のスクールバスの運行に0日勤務の運転手から「働かなかったから」という理由で支払っていたのを(そもそも支払ったことに問題があります)、本人から返還させています。しかし他の4人の運転手は、3日、5日、6日の乗務ですが、全額払っています。「赤磐市臨時的任用職員取り扱い要綱」の10条1項には、「勤務しない日は賃金は支給しない」とあります。市長は「月給だから、1日でも乗務していたら全額支払う」と言います。市長の判断自身が「要綱違反」になります。
市長は「適正」であると繰り返しました。

市長の責任についての質疑

市長は「この責任は私にとって大きな責任として事実を解明、そして多くの市民に説明するという責任はしっかりとってまいります。」
そして市長は
「これが議会の一員である議員の関与があるということですので、その市議会議員のひとりであるあなたにも責任の一端はあるんじゃないかと私は思っています。」と答弁。一瞬なにを言いたいのかわかりませんでした。
市長の責任の取り方が、報酬の10分の1を3か月減給では、市民は納得しない。すでに2年間にわたって解決していない不祥事を放置し、スピード感のない執行では、議員の責任だと言う前に市長としての責任の取り方があるのではないか。と言ったことに、腹を立てられたのでしょうか。6月議会でこの私の責任についてぜひ尋ねます。

今回のことは、働かせるつもりのない臨時職員に1日2時間の勤務で、月額8万円支払い続けた教育委員会の不祥事について、私がこのことで当事者から相談を受けたことがきかっけです。勤務実態のないことで、当事者が全額返金を申し出たこと。それから私が不審に思い、任用通知書、勤務実態、契約書などの公文書の開示をしたことから事実が発覚しました。

もしも当事者が全額返金を申し出なかったら、原田に弁護士の相談をしてくれなかったら、今でもこの犯罪は埋もれたままでした。そういう意味で、この当事者と原田の情報公開請求のアクションがあったことが、北川議員の責任を問うことになったということです。

そういう意味で、市長から名指しで「原田にも責任がある」と言われることに違和感があります。勘繰れば、私が動いたことで、不祥事が暴かれて迷惑だと思われているのかしら、と思わないでもないです。