―選挙制度の原点に戻って-
衆議院選挙が終わりました。憲政史上異例の短期決戦の選挙となりました。みなさんは意中の候補の結果はどうでしたか。私は野党の森本栄さんを応援しましたが、結果は予想以上に票が伸びず、残念でした。
自民党と公明党の連立政権は絶対安定多数を維持しましたが、そのからくりは、選挙制度が小選挙区制であり、50%ほどの低い投票率だから可能なことなのです。なぜ投票率が低いのか。そもそも選挙が大切にされていないのではないでしょうか。投票時間を2時間も繰り上げる必要があるのでしょうか。経費節減が理由と聞きましたが、選挙という民主主義の根幹である権利をもっと大切に考えるならば、本来の8時まで投票所を開けておくべきではないでしょうか。この経費は民主主義のための必要経費であるはずです。また期日前投票を進めていますが、本来は公示後12日間の選挙運動で、各候補者の訴えを聞いて、選ぶべきものです。いつからか、頼まれた候補者ありきで、候補者の政策を選ぶ選挙でなくなってきたように思います。
投票所の削減もひどいものです。2013年から旧4町軒並み減らされていますが、赤坂地域は7か所から3か所の半分以下に減りました。自分の意思で投票所へ行ける環境が壊されています。このまま経費削減を理由に減少、短縮が続けば、選挙費用は「ムダ」にされるのではないでしょうか。
今回はコロナ禍により、補助金を振る舞うために財政出動をどこの政党も公約していますが、国内総生産(GDP)の2倍以上という先進国中、最悪水準に膨らんだ国の借金について、財源問題こそわかりやすく説明してほしいところです。消費税を上げる議論では、補助金をもらっても生活費はマイナスですから。
夫をなくしてわずかな年金で暮らす高齢女性、シングルマザーなどの貧困問題には現金給付ではなく、福祉・保育・教育などのサービスの無償給付の対応が必要です。社会保障制度から生活支援ができる仕組みの見直しが求められています。
政治は暮らしのライフラインです。政治が困難になれば、生活が立ち行かなくなる危険があるのです。
12月議会の予定
11月26日(金)午前10時~ | 本会議(議案の上程) |
30日(火)午前10時~ | 本会議(一般質問) |
12月 1日(水)午前10時~ | 本会議(一般質問) |
2日(木)午前10時~ | 本会議(一般質問) |
6日(月)午前10時~ | 本会議(質疑・委員会付託) |
8日(水)午前10時~ | 産業建設常任委員会・予算分科会 |
9日(木)午前10時~ | 総務常任委員会・予算分科会 |
10日(金)午前10時~ | 厚生文教常任委員会・予算分科会 |
17日(金)午前10時~ | 予算審査特別委員会 |
23日(木)午前10時~ | 本会議(委員長報告・質疑・討論・採決) |