9月議会の一般質問よりその2
赤磐市にはゴミの最終処分場はありません。
14年前には一度20億円の予算(合併特例債)を付けて熊山地区の石蓮寺に建設することを決めていました。しかし、12年前の市長選挙で、熊山の市立病院を診療所にすることをめぐって、市長選挙の争点になり、市民病院を残すことを訴えた友実前市長が選挙に勝ったにもかかわらず、診療所にしたことで、石蓮寺の最終処分場は認めない!という民意が固まった。
その後14年間、友実前市長は候補地について石蓮寺以外ありえない、変更はない!と断言してきました。一方で本会議場の答弁で、「以前の計画であれば(オープン型)20年たったってできやしない」と言ってます。そこまで言うなら、なぜ候補地を変更しないのか。失われた14年間を熊山の人たちに謝罪して当たり前ではないでしょうか。もっと言えば、合併特例債の20億円を期限切れで失ってしまったことを、赤磐市民に謝罪するべきではないでしょうか。
オープン型の最終処分場から、クローズド型処分場に変更したと部長はいうが、令和5年1月19日の厚生文教委員会で、当時の市民生活部長は「まだまだたたき台でございます。これから地元の合意形成を得るために、たたき台を地元合意のために熟度を増していくもの」「議会のほうと両輪となって検討していきたい。」 と説明されている。しかしその後、友実前市長は議会への説明をしないまま、なし崩し的に決定したのです。
前田市長の答弁は、「担当委員会に説明していなかったことは認めます。申し訳ありませんでした」と率直に語られました。
今議会が取り組んでいる100条委員会は、「執行部と議会の緊張感を持った政策討論」が無かったことで、友実前市長による「失われた12年」を遡って、何があったのか、明らかににしようとしています。