△日程第5 質疑
○議長(金谷文則君) 続きまして、日程第5、質疑を行います。
議第30号赤磐市長及び副市長の給料の特例に関する条例は、2月13日開催の議会運営委員会において決定しておりますとおり、ただいまから質疑を行います。質疑はございませんか。
9番原田議員。
◆9番(原田素代君) 全員協議会の場でこの説明を受けたときあきれてしまいました。2点お尋ねしますが、まず1点目、2月10日付で発表され、2月10日付で辞職された教育委員長の管理監督責任はどうされるおつもりなのですか。教育委員会の大きな不祥事として、もっと言えば刑事事件として発展して罰金刑になった職員のその上司である教育長がなぜ辞任することを市長は認めたのか。
教育長の任命権者としては任命する責任もありますが、解任する責任もあります。辞職を申し出ても責任をとらせるまでは辞職させないというのも判断です。それをあなたは放棄した。おまけにプレスの発表には市長はどういうコメントを出してるんですか。内田教育長は教育委員及び教育長として長年教育行政に携わってこられました。このたびの辞職は残念であります。
○議長(金谷文則君) 今の任命責任等は違いますから、今の……
(9番原田素代君「質問です。任命権者の問題です」と呼ぶ)
給料のこの議第30号についてのことですから、その関連したように質疑をしてください。お願いいたします。
◆9番(原田素代君) わかりました。先ほどの市長の提案の中に、管理監督責任を明らかにするために市長及び副市長の給料を100分の10、3カ月減額する条例を出す。それでしたら、自分たちの管理監督責任を教育長の任命権者としての責任も含めてあなたは果たすべきだと思います。なぜ教育長の辞任をあなたは認めてしまったのかっていうことが1点。
2点目です。この問題は、2年間にわたって起こってきました。わかってからももう1年を超えています。その間私たちはどういう責任のとり方をするんですかっていうことは何度もお尋ねしました。しかし、一時金が出た途端に、一時金もらった上に責任もとらずにあなたの任命責任である教育長をやめさせるという、この暴挙は市民はどれだけ怒っているか、責任のせの字もとらないんですか。このことについて市長としても二重の責任をあなたはとらなきゃいけないと思うんです。
私は提案します。100分の10、あなたたちの高給の中で100分の10というのがどれだけか知りませんけども、せめて1年間2回夏、冬ボーナスをいただいているでしょう。それが2年分、都合4回、あなたの管理能力がなかったからこういう事態を生んだのだから、管理能力がない分の一時金は返済するべきだと思います。
○議長(金谷文則君) そういう御意見は挟まないでください。
◆9番(原田素代君) ですから、今回のこの100分の10、3カ月というのはとんでもない責任のとり方だし、もっと言えば部下でさえ10分の1でしょう。
○議長(金谷文則君) 質疑でお願いいたします。
◆9番(原田素代君) 同じ割合で責任をとるなどという責任のとり方は市民は決して認めません。このことについて、責任のとりようについてお答えください。
○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。
◎市長(友實武則君) お答えいたします。
まず、1点目の元内田教育長の辞任はなぜ認めたのかということでございます。
教育長は、この事件発覚から、辞任するまで責任のもとで事件解明に御尽力をなされました。そういった一通りの解明の努力を行い、そして全体を振り返って今までの管理の責任をとっての辞任の意向を示されたと私は理解しております。これについて、これからこの先に第三者委員会あるいは議会の特別委員会等にもしっかりとお答えをしながら引き続き知ってることの公表に向けての協力をしてくださるということでの辞任でございます。私は、これが妥当と判断しての同意をしたわけでございます。
それから、責任の所在についての質問で、私の今回の処分内容が軽いのではないかというお尋ねでございます。これは、今までも公表させていただいたように、この事件の根底の部分、これがまだまだはっきりしていない部分はあろうかもしれませんが、これに見えるのは今私たちの中から公表をされていないこの事件に根本的な、本質的な関与をしている第三者がいるということでございます。それをしっかりと明らかにして、これを市民の皆様に広くお伝えすることが私たちの管理責任、そういうことからこれを決めた次第でございます。慎重に検討した結果でございます。御理解よろしくお願い申し上げます。
以上です。
○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。
◆9番(原田素代君) 市長は、教育長は責任をとっておやめになったというふうな理解だとおっしゃいましたけど、それでしたら何で市長のコメントに残念でしたしかないんですか。責任をとってやめていただいたということがきちんと市長のコメントにあるべきでしょう。おかしいじゃないですか。
それと、部下の課長やセンター長の方たちが10分の1、3カ月でありながらなぜトップの責任が同じ10分の1なんでしょうか、それも同じ3カ月。刑事事件に発展しているんですよ。全国に有名になりましたよ、赤磐市は。その市長として、副市長として責任のとりようは部下と同じ金額が3カ月間っていうのは、これは市民は納得できません。もう一度再考されたらどうですか。
○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。
◎市長(友實武則君) 基本的には、先ほど答弁したことの繰り返しになろうかと思いますけども、まず残念でというコメントについてでございますが、これはもう書いてあるとおりで、こういった事件が起こってしまったことに対する残念な思い、それからこれがこういう事態になってしまった、教育長が責任をとって辞任をするという事態になったことが残念だというコメントを発表したところでございます。
それから、責任の所在ですけども、これは教育長から議長宛てに提出しました報告書にもございますように、この事件の根本の部分に、申しわけございませんが、赤磐市議会の議員の1名が関与しているということは、これは皆さんも御存じのとおりでございます。そういったことでの深い部分を解明し、やはり責任を負うべき人が責任を負うべきという思いをこの中に託しているものでございます。私としては、この処分内容、これ以上でもなければ未満でもないと強く思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
以上です。
○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。
◆9番(原田素代君) 市長、はっきり言っておきますけど、市政というのは市長の責任なんですよ。どんな議員がいようが、どんな不正、不法行為があったにしてもその中でも市政を運営していく管理責任は市長なのです。まるであなたは第三者の横やりによって市政がこんなになっちゃったんだとおっしゃるけど、2期やってきた市長の市政運営の中でこの問題をずっと許してきた、市長としての責任が問われてるんですよ。そこの自覚しないで議会や議員に責任を転嫁するような発言はおやめになったほうがいいと思います。もう答弁いいです。