原田そよ議会報告[12月議会から] 2022年2月 そよかぜ第109号

市のふるさと納税で、市長の親族が経営している桃茂実苑の謝礼金が上位4位中ダントツの1位1800万円であることについて、コンプライアンス条例の第3条(倫理に係る理念)「市長は自らの行動が市全体の信用に影響を及ぼすことを認識し、職務上の地位を私的な利益のために、利用してはならない」に抵触しているのではないか、とただしました。
そもそもふるさと納税の趣旨は「返礼品として市内の特産品やサービス等を活用することで市内業者の活性化を図る」とあります。これでは農産物業者の活性化は、桃茂実苑1者の活性化と言わざるをえません。こんな不公平があってはならないと思います。
さらにひどい事態が暴かれました。
桃茂実苑は桃やブドウだけでなく米も出品しています。友実市長が合間に米を作っているそうで、桃茂実苑に販売しているそうです。問題はその価格です。
令和3年度の米の概算払い金の額が、昨年比約4000円あまり低くなっています。
ここまで米の収入が減ると、これからの米農家経営にとって、いつまで継続できるか深刻な事態になっています。

農協の価格表によると、

ヒノヒカリ1等が9300円(前年:13,260円) 玄米60キロ
きぬむすめ1等が9300円(前年:13,260円) 玄米60キロ

桃茂実苑は

ヒノヒカリ2万8,800円諸経費込み 60キロ
きぬむすめ1万9,200円諸経費込み 60キロ

差額はヒノヒカリは1万9,500円、きぬむすめは9900円。いくら諸経費があると言っても2万円から1万円は高額で市長の米は売られているようです。
市内の米農家はやってられない!です!桃茂実苑に米を買ってもらえばいいが!と言う声も上がっています。
改めてコンプライアンス条例第3条の(倫理に係る理念)を問わざるを得ません。
余談
この原田の一般質問中、総合政策部長、副市長、総務部長、各部長、課長等々ハチの巣をつつく騒ぎ。この発言を確認するために1時間30分も議会が中断しました。なぜ桃茂実苑の問題なのに、幹部職員が浮足立つのか。まさしく市長への忖度です。しかし市長は「私は桃茂実苑には一切関与しておらず、独立した事業者だ」と言っていす。しかし内幕がばれてしまいました。結果、総合政策部長が訂正すると言った金額が上記の金額。1時間半時間をかけてもやはり、高いものは高いのです。