子宮頸がんワクチン接種の副作用

市内にはこのワクチンによる副作用により重い障がいを負った若者がいます。中学生で接種して、高校生活は車いす生活を余儀なくされました。今も強い光に弱く、外出するには特殊なメガネが必要で、天気の影響で体調を壊す状態だそうです。重篤な副作用障がいです。

今回国はあれだけ副作用が頻発したため、中止していたのに、突然ワクチン接種の再開に踏み切りました。国内4か所で彼女のような副作用で苦しむ被害者たちが、国に副作用を認めて治療から生活の保障までおこなうよう、集団訴訟を継続中です。にも関わらず、答弁した保健福祉部長は「国が認める被害者はいません」と言い切ったのです。厚労省が認めていないから各地で集団訴訟が起きているというのに、副作用に苦みながら訴訟で頑張っているこの若者になんという冷たい態度でしょうか。岡山県内の医療機関では治療を断られ、遠く県外の医師を頼って、特殊な治療を受け続けています。ご家族は「せめて治療のための交通費の補助をして欲しい」と訴えていますが、「他の例がないので、できません」と切り捨てられています。

自分の娘だったらという想像力がないのでしょうか。なんの落ち度もないのに、国や市から勧奨されて受けたワクチンによって希望に満ちた将来を奪われたのです。
この時傍聴していた市民の人は、市の対応に怒りを覚え、被害者に「お灸」治療も試してみたらと、差し入れまでいただきました。当人に渡したところ、「1人でも多くの人に知ってもらいたいし、気にかけてくださって嬉しい」と感謝されました。

女性議員の3割を目指して議会での取り組みを提案しました。次回に報告します。