令和 元年12月第5回定例会
令和元年12月第5回赤磐市議会定例会会議録
令和元年12月18日(水曜日)-03
△日程第8 発議第14号 学校給食センターの配送業務、吉井スクールバス運転業務に係る公金支出、及び関与した議員から聞き取りした事項との齟齬について、並びに公文書改ざん等の調査に関する決議案
○議長(金谷文則君) 続きまして、日程第8、発議第14号学校給食センターの配送業務、吉井スクールバス運転業務に係る公金支出、及び関与した議員から聞き取りした事項との齟齬について、並びに公文書改ざん等の調査に関する決議案を議題といたします。
ここで地方自治法第117条の規定により、北川議員の退席を求めます。
〔12番 北川勝義君 退場〕
○議長(金谷文則君) それでは、提出者の説明を求めます。
16番下山議員。
◆16番(下山哲司君) 発議第14号学校給食センターの配送業務、吉井スクールバス運転業務に係る公金支出、及び関与した議員から聞き取りした事項との齟齬について、並びに公文書改ざん等の調査に関する決議案。
上記案件について別紙のとおり、赤磐市議会会議規則第14条の規定により提出します。令和元年12月13日提出。赤磐市議会議長金谷文則殿。提出者、赤磐市議会議員下山哲司。賛成者、赤磐市議会議員保田守。
別紙をごらんください。
学校給食センターの配送業務、吉井スクールバス運転業務に係る公金支出、及び関与した議員から聞き取りした事項との齟齬について、並びに公文書改ざん等の調査に関する決議案。
1、調査事項。本議会は、地方自治法第100条の規定により、次の事項について調査するものとする。
①、赤磐市監査委員作成の令和元年8月28日付の議会の請求に基づく監査報告書及び赤磐市教育長作成の令和元年8月29日付の教育委員会における臨時職員の任用等に関する調査報告書について(報告)に記載された事項と赤磐市議会議長作成の令和元年11月11日付の聞き取り報告書に記載された令和元年10月24日に北川議員から聴取した事項とのそごについての事実確認。
②、教育委員会における臨時職員の任用等に関する調査報告書について(報告)5ページの第2調査結果に平成30年11月上旬、任用通知書をつくり直しましたとの記載されている。つくり直しの前の任用通知書(以下「旧任用通知書」)と、つくり直された後の任用通知書(以下「新任用通知書」)に関し、(1)、旧任用通知書のパソコンデータの保存状況、旧任用通知書の枚数、破棄を示したもの、破棄の目的、破棄をするに至った経緯、破棄の日時、破棄の方法、実際に破棄を行った者、破棄に関与した者(議員を含む)。(2)、旧任用通知書に記載された臨時職員に支払われる賃金額と新任用通知書に記載された臨時職員に支払われる賃金額につき、臨時職員ごとの差額並びにその総額。(3)、任用通知書等のつくり直しによりこうむった赤磐市の損害の有無と損害額、任用通知書等のつくり直しにより利得した者の有無とその利得額。(4)、市の臨時職員運転手に対する臨時職員ごとに支払われた給与の振り込みの日時、同各振込金額、同各給与の明細、源泉徴収税と同各振り込み先銀行口座。(5)、臨時職員が給与の一部または全部を北川議員ないしは当該議員の関連団体に支払われたことの有無、あるとすればその支払い日、支払い金額、支払い方法及びその使途。
③、その他関連事項。
2、特別委員会の設置。本調査は地方自治法第109条及び赤磐市議会委員会条例第6条の規定により、議員8人以内から成る公金支出及び公文書改ざん等調査特別委員会を設置して、これに付託するものとする。
3、調査権限。本会は1に掲げる事項の調査を行うため、地方自治法第100条第1項及び同法第98条第1項の権限を上記特別委員会に委任する。
4、調査期限。上記特別委員会は、1に掲げる調査が終了するまで閉会中もなお調査を行うことができる。
5、調査経費。本調査に要する経費は、本年度において52万円以内とする。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(金谷文則君) 以上で説明は終わりました。
これより質疑を行います。
質疑はございませんか。
3番佐藤議員。
◆3番(佐藤武君) 調査経費として52万円以内とするというふうにありますけれども、この調査経費の積算内容についてお答えをお願いします。
○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
16番下山議員。
◆16番(下山哲司君) お答えいたします。
委員会会議録28万5,120円、委員費用弁償2万4,000円、弁護士費用19万円、証人費用弁償1万円、郵送料3,000円、合計51万2,120円の予定でございます。
○議長(金谷文則君) 佐藤議員、よろしいか。
(3番佐藤 武君「はい、結構です」と呼ぶ)
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金谷文則君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
本件については、赤磐市議会申し合わせ事項により委員会付託を省略いたします。
これから討論を行います。
原案に反対の討論はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金谷文則君) 次に、原案に賛成の討論はございますか。
9番原田議員。
◆9番(原田素代君) このたびの9月以降、議会の中で百条が否決されて以降、市民の皆さんの大変大きな怒りが渦巻いておりまして、このたびきょうの朝の時点で真相究明を求める署名用紙が792筆集まっております。時間がない中で、これだけの皆さんの思いがこの百条を進めようということになっておりますので、ぜひこのたびの百条の賛同のほうをよろしくお願いいたします。
○議長(金谷文則君) それでは、6番保田議員。
◆6番(保田守君) 私は、9月の議会でこの百条委員会の設置に賛成いたしまして、ぜひやりたいなというふうに思っておりました。やはり警察が調べることは警察の仕事で調べることがある、議員がやらなければならないことは議員の権限を持って進めていかなきゃならないということで、そのとき賛成させていただきました。残念なことに否決ということになったんですけども、その否決された方のほとんどの理由は、警察が今捜査をしてるから、事情が落ちつくまで、結果が出るまでというふうな御判断であったと思います。今、警察のほうの結果というか、この事件に対する警察の調べも進んでおり、一段落私はついたんじゃないかと思うんです。
赤磐市議会は、今百条委員会を設置して、これから我々が市民に負託された事項を我々が一生懸命やって解明し、二度とこのような事件が起きてはならないと思うわけです。そのためにも百条委員会を設置して、議員が皆力を合わせて事の真相を調べ、二度とこのようなことが起こらないように、どんなことがあってこうなったのかということをきちっと市民の前に説明する私たちには責任があると、かように思います。どうか同僚議員の皆さん、御賛同よろしくお願いいたします。
○議長(金谷文則君) 他に賛成の討論はございますか。
1番永徳議員。
◆1番(永徳省二君) それでは、賛成の立場で討論をさせていただきます。
まず、市民の皆様はこの赤磐市議会に自浄作用があるのかどうかを問われてます。ぜひ我々自身で自浄していきたいというふうに思っております。市側としても第三者委員会を設置して真相究明に取り組んでおられます。車の両輪と言われる議会としても、真剣に取り組むべきというふうに思っております。
実は、今月、総務文教常任委員会でこの教育委員会の不正について質問をしようといたしましたけれども、北川委員長によって一切の質問ができませんでした。所管である総務文教常任委員会で質問ができなければ、どこで解明するんでしょうか。解明する手段は百条委員会しかないというふうに考えております。
赤磐市のうみを出す、恐らく執行部側も我々議員側もうみを出す、出し切ることが重要であるというふうに考えています。9月議会でもそうですけれども、反対された議員、もしかしたらこれから反対しようと思っている議員がいらっしゃいましたら、もう北川議員をかばうのはやめましょう。それこそが今回の事件の発端であるんじゃないかというふうに私は考えてます。ぜひ百条委員会を立てて、真相究明をすることが今後赤磐市で不正が二度と起きないための一番の予防策であるというふうに考えております。ぜひ、全員一致で賛成して、市民の声に応えようではありませんか。
以上、よろしくお願いします。
○議長(金谷文則君) 他に原案に賛成の討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金谷文則君) 討論なしと認めます。
以上で討論を終わります。
これから発議第14号学校給食センターの配送業務、吉井スクールバス運転業務に係る公金支出、及び関与した議員から聞き取りした事項との齟齬について、並びに公文書改ざん等の調査に関する決議案を採決いたします。
本件について賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(金谷文則君) 静粛に願います。
起立全員であります。したがいまして、発議第14号は原案のとおり可決されました。
ここで北川議員の除斥を解きます。
〔12番 北川勝義君 入場〕
○議長(金谷文則君) ここで暫時休憩といたします。
午後4時41分 休憩
午後5時3分 再開
○議長(金谷文則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
公金支出及び公文書改ざん等調査特別委員会の委員の選任につきましては、赤磐市議会委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付しております名簿のとおり指名いたします。
ただいまから特別委員会の委員長、副委員長を互選いたしますので、ここで暫時休憩といたします。
午後5時4分 休憩
午後5時16分 再開
○議長(金谷文則君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
公金支出及び公文書改ざん等調査特別委員会の委員長、副委員長については、先ほど互選の結果、委員長に下山議員、副委員長に岡崎議員が互選されておりますので御報告いたします。
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△日程第9 発議第18号 委員会の閉会中の継続調査及び審査について
○議長(金谷文則君) 続きまして、日程第9、発議第18号委員会の閉会中の継続調査及び審査についてを議題といたします。
お手元に配付しております継続調査及び審査一覧表のとおり、閉会中の継続調査及び審査の申し出が各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長からありました。各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査及び審査に付することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金谷文則君) 異議なしと認めます。したがいまして、さよう決定いたしました。
以上で本日の日程は全て終了し、今期定例会の議事も以上で終了いたしました。
この際、閉会に先立ち、市長の挨拶を求めます。
友實市長。
◎市長(友實武則君) それでは、閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、去る11月26日に開会して以来、本日までの23日間にわたる諸議案につきまして終始活発かつ熱心に御審議をいただきました。そして、数々の貴重な御提言もいただきました。心から御礼を申し上げます。また、一般質問などを通じて多くの御質問もいただきました。いずれにいたしましても赤磐市にとって重要な課題でございます。御審議の過程でいただきました数々の御意見、御提言につきましても、今後の市政運営に当たりまして十分参考とさせていただきたいと考えております。
昨日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から、2020年5月21日に実施される東京2020オリンピック聖火リレーについて、赤磐市を含む詳細なルートが公表されました。全国47都道府県を121日間にわたって回る全国参加型のリレーでございます。皆様の御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、教育委員会における不適切な事務処理につきまして、市民の皆様の市政に対する信頼を著しく損なう事態になりましたことにつきまして、改めて深くおわびを申し上げます。本日、本会議冒頭で追加上程いたしました第三者委員会設置が、まずは再発防止と信頼回復に向けた取り組みの第一歩と考えております。今後も全容究明に努めるとともに、議会の特別委員会とも協同しながら、市民の皆様への早急な説明責任を果たしてまいりたいと考えております。
結びに当たり、寒さも本格的になってまいりましたので、皆様には令和最初となります新春を健やかにお迎えくださいますようお祈り申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(金谷文則君) 以上をもちまして令和元年12月第5回赤磐市議会定例会を閉会といたします。
大変お疲れさまでございました。
午後5時21分 閉会