6月議会の一般質問から
3月議会で、市長の妻が営む事業所(桃茂実苑)は、市長の名義の土地11筆を担保に、3000万円の借金をしていることが、市民からの指摘により明らかになりました。3月議会で市長は、説明を求める質問に対して「私的なことには答えない」を3回繰り返して答弁しています。
6月議会の答弁は、「事業所とは無関係」だ、と言いながら借金は「私的なこと」と使い分けています。「無関係な事業所」に、3000万円の借金のために、市長名義の土地を担保に提供するのは矛盾します。「無関係」と言いながら「ひとつ屋根の下で暮らす妻名義」の事業所です。おまけに市長は米作りをしており(そんな暇あるのか?)、そのコメを妻の事業所に高値で販売させていることも本会議場で明らかになりました。
こうなると、市民は市長の家族が市の事業である「ふるさと納税」で、市内トップの売り上げでもうけている。米農家は、例年より5000円も下がった米の買取価格の中、市長は米作りに励み、妻の事業所へ売り渡し、市民より1万9500円から9900円高値で販売されているのは納得できない、と怒り心頭です。
一方市長は「市議会の中で私生活にわたる言論をしてはならないと」下記の反論をしてきました。
地方自治法 第132条
【普通地方公共団体の議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。】
「他人の私生活にわたる言論」とは的外れの逃げ口上と言わざるをえません。
私は他人ではなく、市長に対して説明責任を果たすように求めているのです。公職にある市長は市民から疑いや、説明を求められた場合、誠実に説明を尽くすことをしなければなりません。
市のコンプライアンス条例第4条によれば、
「職員は行政の透明化の推進、説明責任を果たすことにより、市政に対する市民の理解と協力を得られるよう努めなければならない。」
なぜ市民へ説明ができないのでしょうか?なにか不都合なことがあるのでしょうか。
市長、きちんと市民がわかるような透明化、説明責任を果たし、市政に対する市民の理解と協力を得られるように努めてください。
このままでは、市政のガバナンス(体制)が壊れてしまいます。