市長肝いりの松竹映画の興行成績は費用対効果3分の1

市長は「残念」。

6月議会からずっと質問を続けていた映画「種まく旅人」の興行成績がやっと報告されました。

県内 県外 合計
動員数: 8,752人 8,394人 17,146人
興行収入: 1,037万円 1,082万円 2,119万円

(赤磐市の人口4万5千人)

赤磐市が製作資金として支出、応援した金額

映画製作に赤磐市が税金540万円、
小中学生へのチケット代、地区のバス代補助金として税金281万600円。
そして市長が先頭に立って集めた協賛金5600万円。
合計すると6421万600円 。
興行成績2119千円は市の支出金の3分の1の収益にとどまった。

行政の仕事は、費用対効果は慎重にするべきです。スタート時点から市長の前のめりな(議会に秘密に契約書に判を押す)ところから議会は費用対効果を検討する時間さえ奪われ、何もかも秘密裏に事態を進める市長の姿勢に、やっと議会が行政事務の検証をするための100条委員会を立ち上げました。ところが、次回に市長を喚問するという時に、議決した議員から、100条委員会の終了の動議が出されました。そして多数決で終了の動議が通りました。
議会の本来の機能を自ら放棄した結果、100条委員会で検証してきた経緯はすべて闇の中に消えました。そして責任者の市長は「残念」と一言で済ます。これほどひどい事業結果に市民の多くは憤りを禁じえません。せめて市民4万5千人には無料で鑑賞させるべきではなかったですか。
この事態に対して議会は真剣に総括すべきだと思います。