12月議会 一般質問

ため池にソーラーパネルの設置は百害あって一利なし

あかいわ市内の大型ため池がソーラーパネル設置業者に狙われています。すでに周辺住民の反対で多くの候補地がとん挫していますが、熊山地区では昨年住民の了解が得られたとしてすでに工事が始まっています。
ため池は農業用水として貴重な地域資源です。災害時の決壊など安全管理には、市をはじめ年間を通じて草刈り、水路の清掃など地域の努力は欠かせません。そのため池にフロート(ソーラーパネルを載せる浮き輪)の上にソーラーパネルを載せた状態で20年間設置すると、池周辺の環境はどういう影響を受けるでしょうか。
市長は「規制には工学的根拠が必要である」と答弁されますが、この問題は中学生でもわかると思います。

  • 本来太陽や雨を注がれる池が遮蔽物で20年間覆われます。
  • 渡り鳥の飛来、
  • 池の中の魚や、昆虫など水性生物、植物への弊害、
  • 防災上のリスク(大型災害時の設置物による池の破壊)など。
  • 農業用水の水不足によるかいぼり作業などの障害物
  • さらに景観が20年間もとにもどせません。

業者もこの事業はまだ設置を始めて2年ほどで、データーはないと説明しています。美作市では当初住民が承諾したが、あとから撤去を求めることになったと報道されています。
県内でも規制の条例を設けるべきという声が上がっています。地域の景観をはじめ、まだ2年目の技術という未知の事業を地区の住民だけの判断に任せる市の進め方に問題があると思います。市長は「市はため池の防災、機能など安全を担保する」と見得を切りましたが、事業の主体は民間業者です。市が担保できるわけはありません。よっぽど進めたい事業なのでしょうか。