〇松竹映画「種まく旅人」の興行結果(業績のようなもの)を6月議会で質しているのに、今回もまだ配給会社から回答がない、とのこと。発表できない事情でもあるのかと、勘繰りたくなります。
〇「昴」に寄稿しましたが、映画への出費は当初市長は「540万円」ポッキリだ、と胸を張りました。ところが決算委員会で、なんと「2、810、600円」も松竹映画のために支出していたことが明らかになりました。
当初執行部は、市内全小中学生へ映画チケットの配布と、映画館で観てほしいという市長のこだわりで、映画館へ行くまでの地区単位のバス代補助金として、国の交付金が出るからという説明で、予算が出されました。私は、いくら国の予算だからといって、映画観賞券やバス代まで出すのなら、市内の学校体育館で、無料で家族みんなが観られる上映会をするべき!と、この予算に反対していました。
ところが間際になって国から交付金の対象にはならないと、断られました。国の税金が、地方の映画観賞券のために数百万円も支出していたら、国税局に怒られるでしょう。
問題は議会では公費の支出は認めていません。あくまで交付金で全額まかなうという予算でした。これほど議会を無視し、好き勝手に予算を使って悪びれない市長を許せません。しかし議会はこれを認めてしまうのです。
〇200万円かけて市が製作した「AKAIWA STYLE」という移住者向けパンフレットの、映画監督の佐々部さんのコメントにあきれました。
赤磐市民の印象を「オレオレ詐欺に簡単に引っかかってしまうんじゃないかと思うくらい、いい人たちばかりです」と語ったそうです。以前山陽新聞のインタビュー記事には監督は「赤磐の人はバカがつくほどまじめな人たちです」と書いてありました。今、県も市も「オレオレ詐欺対策」に先頭に立って取り組んでいるところです。
私はこの監督は、言葉の使い方を知らないのだろうと思っていたのですが、市長は「監督は非常に純粋な人で思ったことを素直に発言したと思う」と答弁しました 赤磐市民は「バカが付くまじめで」「オレオレ詐欺に簡単に引っかかる」ような「お人よし」は、監督の正直な感想で、市長はそのとおりだと思っているわけです。市長は市民がバカにされ、なめられていることを腹立たしく思わないということです。 このパンフレットは東京、大阪をはじめ主要都市の移住相談会で配布しています。このコメントを見た人は、赤磐市に移住しようと思うのですかね。