【研修報告】 「PFI・コンセッション。新たな民営化で地域経済は活性化するか」

第14回全国地方議員交流研修会が7月18、19日札幌市内で開催されました。私は標記の分科会に参加しました。
◇問題提起・事例報告

・「PFI コンセッションの問題点」 新宿区議・弁護士 三雲 崇正さん
・「水道民営化問題(PFIコンセッション)の現状と課題」 全日本水道労働組合書記次長 辻谷 貴文さん
・「空港運営の民間委託」 北海道議会議員 梶谷 大志さん

3名から主に「PFIコンセッション」についての解説と、水道事業、空港運営の民間委託など具体的課題についての事例報告がありました。
「PFI コンセッション」とはこれまでの委託とは異なり、「事業譲渡」です。自治体には「公共施設等総合管理計画」の策定が義務づけられ、図書館、博物館、保育所、介護施設、公園など各地で具体化が進んでいます。政府は「成長戦略」の一環として、600兆円の経済効果創出をうたい、上下水道事業をはじめ公的施設の民営化を推進しています。2022年までに事業規模を21兆円とする目標を立て、2015年、人口20万人以上の都市のインフラ整備はPFIを原則とする閣議決定をしました。果たして政府が狙ったように「都市活力の向上」「新たな有望成長市場の創出・拡大」となるのか。「新たな民営化」は誰のための施策なのか。検証して課題を明らかにします。

熊山病院跡地利用の案件もどうやらこの「PFIコンセッション」手法のようです。
次回のそよかぜで報告します。

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