反社会的勢力が公共事業に関与したという報道について

問題の市民病院跡地利用の「複合型介護施設の設計・建設業務」の入札について、昨年10月に「不正情報」があったため、厚生委員会は「赤磐市公正入札調査委員会」に調査を求めました。結果は「調査に当たらない」という結論でした。しかしこの度同じ入札が警察発表で、暴力団による関与が認められ、逮捕者が出る事態になりました。
一体「赤磐市公正入札調査委員会」は何をしていたのか。このことについて、厚生委員会で正副市長に質しましたが「一切問題はない」の一点張り。おまけに担当者はプロポーザル方式の入札は業者が関与できない入札だと説明します。業者の談合ができない入札であれば、市役所内部に問題があるとしか考えられません。
私たち議員が怒っているのは、市長、副市長の対応に緊張感が感じられないからです。一度調査に入っていながら、逮捕者が出たことに危機感が感じられないのです。
さらに今回、新たな事業である「桜が丘クリーンセンター解体工事」の入札に対して、前回と同様の「不正情報」が入ってきました。これに対して市は前回と同様の「公正入札調査委員会」に諮ったが、問題はなかったと結論を出しています。
二度も同様の「不正情報」が入ること自体、よほど市の脇の甘さに付け込まれているというしかありません。その上市の認識が「一切問題ない」という「木で鼻をくくる」対応です。委員会としては、警察の捜査中という状況ではありますが、議会に諮って対応していこうと考えています。