[100条に関するわかりやすい質疑]令和2年3月第1定例会2月26日-01

次に、9番原田議員の質問を許します。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) それでは、本日は4点にわたって市長及び関係部長に御質問をさせていただきます。
順番に従って申し上げます。
教育委員会の臨時職員採用賃金の積算結果と説明を求めます。
これは、12月議会で市長が私の質問に対する答弁で積算をしており、資料もございます、必要とあればお見せしますと御答弁されました。待ってたんですけど、結局きょうまでいただけてないので、改めて求めたいと思います。
次は、懲戒処分はいつ、どのように行うのか。
これは、私がこの一般質問の通告書を出した直後に、10日に処分という形で報道はされておりますが、具体的に今回特に聞きたかったことは、逮捕された職員、それから起訴猶予になった2人の職員の現在の処遇、どこで何をしてるんですかということを教えてください。
3点目です。水道事業のコンセッションに反対いたします。
既に議論がされてきましたけど、当初は日本全国で6本の指に入る赤磐市ということで、5,000万円の水道事業に対するコンサル料を取ってきたということで、水道の担当者の方は大変苦労されてたようですけど、最終的には5,000万円のうち1,998万円を赤磐市は使って、残りの3,000万円はお返ししたと、何か恥ずかしい話ですけど。この約2,000万円のコンサル料を使って、赤磐市の水道事業を見直したいというお話でしたが、その結果についての報告を求めたいと思います。
最後です。赤磐市は、人権を守る町でなければなりません。12月議会で私は2つの人権侵害問題を指摘しました。その後についての認識と見解を求めます。
以上です。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) それでは、原田議員の質問にそれぞれお答えをします。
まず、賃金の積算ということでの質問ですが、当初教育委員会において臨時職員の賃金を決定したということです。それについて厚生労働省の平成29年度賃金構造基本統計調査をもとに1カ月当たりの給与を積算して検証を行ってみたところ、整合性が図られていたということで、今回の臨時職員の賃金そのものは適正な範囲であると理解をしているところでございます。
次に、懲戒処分についての御質問でございますが、このたびの教育委員会での臨時的任用職員の任用及び文書のつくり直しに関与した職員について、令和2年2月13日付で処分を行いました。内容については御存じのとおりでございます。
今回の件につきましては、市民を初め、関係の方々に大変御迷惑をおかけいたしました。心から深くおわびを申し上げます。今後は、失った信頼を回復することに全力を尽くしていきたいと思います。
次に、人権についての御質問でございます。
教育委員会における給食運搬の臨時職員に対する市職員の応対について、令和元年9月18日に本人とお会いをし、平成31年4月1日の状況についての御意見をお聞きいたしました。
市といたしましては、職員の対応が不適切なところがあったことをおわび申し上げ、御了承をいただいたと理解をしてるところでございます。
私のほうからは以上でございます。

○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。
杉原建設事業部長。

◎建設事業部長(杉原洋二君) それでは、私から水道事業のコンセッションに反対の御質問にお答えをします。
上下水道事業については、近い将来、人口減少による料金収入の伸び悩み、施設の老朽化による更新費用の増加など、現在の経営手法ではサービスの維持が困難になることが予想されています。これら、人、物、金の課題に対応し、サービスを継続的、安定的に持続させるためには、PPP、PFIなどを視野に入れながら、何らかの民間活力の導入が必要と考えています。しかし、現時点では、民間活力の導入によるサービスの低下の懸念を市民の方が不安視されていることは認識をしています。
また、上下水道事業の公共サービスでPPP、PFIなどの手法が中小の自治体に浸透していない状況下でいきなり導入しては、市民の理解が得られません。
これら、短期で取り組む課題と長期的視点で取り組む課題を整理し、赤磐市の規模、現状に即した最適の手法で取り組んでいきたいと考えております。
続きまして、赤磐市は人権を守る町でなければならないということで、建設事業部所管案件についてお答えをします。
12月に人権問題を指摘している、その後の認識及び見解についてでございます。
御指摘のあった人権侵害との件ですが、さきの広報あかいわ12月号で、これまでに多大な御迷惑をおかけした方々や御尽力をいただいた方へ深くおわびを申し上げたとおりでございます。
また、人権についての考えは、平成26年度に行った人権尊重都市宣言のとおりでございます。
以上です。

○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。
続きまして、教育委員会の臨時職員採用賃金の積算結果と説明を求めるについての再質問はございますか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 御答弁を読んで、ひっくり返りました。なぜなら議会は今、百条委員会がスタートしておりますが、議会のほうが議長を通じて検察庁のほうに今回の事案についての逮捕及び起訴猶予になった3人の職員の供述調書を取り寄せております。果たして職員の方がどれだけお読みになってるか知りませんが、最低三役はお読みになってらっしゃると思って御質問したいと思うのですが、あの供述調書を読む限り、私にいただいた答弁が適切であった、それも厚生労働省の平成29年度賃金構造基本統計調査をもとにして適正であったという、この回答は大変陳腐な回答だと私は思っておりますが、まずお読みになったかどうか、供述調書を。お読みになった上でこれを根拠に適正だと言う、その理由をまず求めたいと思います。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) まず、供述調書を読ませていただいております。その上で答弁させていただきます。
今回の教育委員会の臨時職員の賃金の決定、この時点の決定の積算根拠、これは私のほうでは確認できておりません。しかしながら、その金額が妥当かどうかの検証をするというお約束をさせていただきました。その検証した結果、先ほど申しましたような基準で検証したところ、整合性は図られているという確認をしたということを申し上げたまででございます。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 賃金が決まった経緯は知らないけれども、結果として出てきた賃金を審査をしたということですが、こういうのってありなんですね。賃金が決まった経緯が供述調書に何て書いてあるか。要するに、元次長は月140万円の予算の中で5人のドライバーを割ると28万円になった。28万円をベースにして北川議員と相談をしたと。こいつは20万円でいい、28万円を20万円にしろとか、事務員さんは9万円でいいとか、そういうことをしましたって供述があります。それをお読みになってる。そういうやりとりの中で、要するに140万円を5人で割ったら28万円になったという、その根拠をもとに決められたということを市長は御存じなのに、正しいというのが理解できない。もっと言いますと、もとの次長は時給を計算しなきゃいけない。なぜなら、時給か日給じゃなきゃ雇用契約ができないから、無理無理出してきたのが1,750円。だけど、補助要員として言われた人は時給2,000円なんですよ。だけど、月額で払わないと北川議員の意向に沿えないから、1,750円という時給を最初は書いてみたものの、やはり月給にしたわけです。そのやりとりの中で会計課のほうからどうなってるのっていう指導が入りましたよね。

○議長(金谷文則君) 原田議員、質問のあれによく即した形でやってくださいね。

◆9番(原田素代君) もちろん、はい。もちろんそうです。要するに……。

○議長(金谷文則君) ちょっとお待ちください。
暫時休憩します。
午後1時34分 休憩
午後1時34分 再開

○議長(金谷文則君) 再開いたします。
ちょっと時間をとめといてくださいね。
今、議運の委員長から助言もいただいたんですが、百条委員会の委員長からもいただいたんですけど、今原田議員が取り寄せた検察からの調書ですか、そのことについては、これは百条委員会の中で取り寄せた資料ということでございますので、これを今の一般質問の中に持ってきて使っていただくということは、それには合致してないということです。そのように認識をいただいて、私もそのとおりだと思いますので、皆さんが知らないことでもありますし、委員会の中でまだこれからそれに基づいていろんなことが進んでいくということでございますので、そこら辺を考えた中で質問にしていただきたいと思います。

◆9番(原田素代君) ちょっと、このまま。
要するに、百条委員会限定の資料だという説明は受けてません。

○議長(金谷文則君) どこから仕入れられたんですか、その資料は。

◆9番(原田素代君) えっ。

○議長(金谷文則君) その今の……。

◆9番(原田素代君) あなたが取り寄せた資料のことを言ってる……。

○議長(金谷文則君) それ、百条委員会からの要請でしょう。

◆9番(原田素代君) 百条委員会で取り寄せましたけど、用途が百条委員会限定だという説明は受けてない。

○議長(金谷文則君) 原田議員、ちょっと考え違いをしないようにしてください。これは百条委員会からのものでございますので、明らかに百条委員会の中で使っていただくというものでございます。よろしいでしょうか。

◆9番(原田素代君) 納得できないですけど、まあいいでしょう。

○議長(金谷文則君) それでは、再開いたします。

◆9番(原田素代君) もう一度申し上げます。
市長が適正だと言われている厚生労働省の根拠ですが、実際にはこの28万円という根拠、これについては1日4時間半の乗務で28万円もらえるっていうのは通常あり得ません。臨時職員です。もっと言いますと、時給1,000円だという数字を、これは吉井観光さんが職員に対する時給計算をしてる資料がございます。これは、既に検察庁の資料じゃない資料です。この中に契約変更の項があって、契約変更する際にいわゆる厚労省のドライバーの賃金の計算をしています。この中で日当が1万円、10時間雇用するので時給にすると1時間1,000円だと、吉井観光のドライバーの賃金は、という資料が出てきます。1時間1,000円のドライバーが4時間半勤務したら32万円になるんでしょうか。市長が言ってる厚労省の根拠というのは、何時間の勤務でどのぐらいの乗車時間の人か、そういう前提があるのでしょうか。この近隣の吉井の一部地域の中を4時間半乗務するだけで32万円ももらえる賃金が、それも臨時であるはずがありません。それを適正だと言う市長の常識は信じられない。みんな市民の方は言ってますよ、ああ俺、運転手やりたいな、32万円もらえたらいいよな。これが適正だっていう理由をもう一度言ってください。
それで、もう1つ言っときますけど、この賃金の問題は2つあるんです、実は。今言ってるのは6人の賃金です。もう1つは、8月に勤務ゼロ日の方に対して、返金をしていますが、これも問題があります。ですけど、きょうはそれをやりません、時間がないので。6人の給与が適正であったかどうか、もう一度説明ください。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) まずもってお答えしますと、この当初の教育委員会が定めた20万円あるいは28万円、三十何万円、この給与が金額として適切かどうかということを判断するために標準的な支払い基準、こういったもので再度根拠を別のものに求めて精査した。審査ではありません。検証をしたわけでございます。その検証の金額と教育委員会が採用した金額の差額が生じるようであれば、これは不適切な支出ということで支払いを、支払った金額を返金していただくと、そういうつもりで検証してきました。その結果が1日4時間の運転業務であろうとも拘束を1日するわけでございますから、積算根拠としてこれは通常の考え方でいえば、統計調査をもとに給与を積算したことが理論的に正しいという判断で比較したところ、その金額の範囲内であったというだけのことでございます。その当初の賃金の決め方がいいか悪いか、これは私は議論するつもりはありません。今後、第三者委員会等でこれは調査を進めていくべきものと思っております。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 今、さっき捜していた資料が出てきました。人件費と書いてあります。運転手が日給1万円で10時間拘束として時給換算すると、時給1,000円と書いてあります。もう1つ言うと、これ津田さんが書いた資料なんですけど、11月19日に起案して、決裁が11月28日、要するに12月議会の前にこの文書をもうつくってらっしゃるわけですけど、この中に4時間半の勤務って書いてあるんです、彼の積算方法は。拘束時間は入れてません。彼は4時間半の勤務だと言っています。彼は28万円を基準とするって、まず28万円ありきで計算してます。拘束時間は時間に入らないということは、たしか塩見さんが言ってたんじゃないですか。4時間半の勤務で近所を走って、県外にどっか観光旅行のように出てるバスじゃないですよ。4時間半で30万円もらえるはずないでしょう。市長、よっぽど給料がいいから、自分の給料を考えるとまあそんなもんかなと思われるでしょうけど、臨時職員であり得ません。市は1,200円です、時給。ですけど、ここ吉井観光は時給1,000円になってます。1,200円でもいいですよ。1,200円でこの5人と事務員さんがどれだけの給料を適正にもらうべきかっていうのは、私は12月に細かく出しました。708万9,000円だったかな。本来1,200円で換算したらこの給料ですよと、だけど実際は700万円以上も大盤振る舞いしてますよと。これが適正なわけないでしょう、700万円も多いってことは。それをお認めにならないというのが理解できない。とにかく出してください、資料を。市長は検証というお言葉を使われたけど、まず出してください、皆さんに。こういう経緯で、こういう積算でこうなりましたと出してください。あり得ません、4時間半の勤務で。もう一度お尋ねします。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 何度も言いますけども、この教育委員会の事務局において、当初決定した給料の決め方、これがいいか悪いか、正直言うと、いいわけがないと思ってますが、この決め方はともかく、この金額そのものが通常の積算からはじいてどうかという検証をしたら、これが範囲の内輪だったということです。その積算書なるものを提供をということであれば、所定の手続を踏んでいただいたら、お出しすることは可能かと思います。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 12月議会のときは、いつでもお見せしますよってお答えだったんで、私は楽しみに待ってたんですけど、今は所定の手続を経ろということですね。いいですよ、私も何回も所定の手続は経てますから。所定の手続を経て申請しますので開示してください、議員の皆さん全員に。これは大事なことです。市が損害を受けたのか、損害を受けてないのかっていう問題ですから。市長は損害を受けてないっておっしゃったけど、1,200円で計算したら、700万円も出てるんですよ、支出が。これを認めない市長っていうのは、ちょっとどうかなと思いますね。もう一度言います。出してくださいね。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 資料の提出は、議会の調査権の範囲で提出の依頼があるのであれば、きちんと出させていただきます。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
(9番原田素代君「はい」と呼ぶ)

○議長(金谷文則君) それでは続きまして、懲戒処分はいつ、どのように行うのかについての再質問はございますか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 私も百条委員会が控えておりますから、具体的にはそっちへ持っていきます。
懲戒処分のことですけれども、まず最初に2月10日付で内田教育長が突然、まさに突然なんですけど、辞任されました。辞任の理由を市長の口からお聞きしたい。
もう1点は、起訴猶予になった2人の職員がいますね、課長とセンター長と。この2人は現在どういう状況にいますか。おやめになったとも聞いてませんし、どっかで停職してるっていうのも聞いてませんけど、どういうところにいるのか、今処遇がどうなっているのか、お尋ねします。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 内田元教育長の退職の理由でございますが、本人から直接伺ったのは、一身上の都合ということで伺っております。
それから、処分の対象となった職員でございますが、停職処分になった職員は、停職で勤務には当たっておりません。そのほかの2名については、減給の上、職についてございます。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 先ほど、福木議員が教育委員会の中での学校給食の問題について一部民間委託の事業を、まさにこういう特別な事情なのだから見直すべきではないかという御指摘をされてました。私は、驚いたのは、現在もこの問題になった給食センター長さん本人が学校の民間委託の事務を一切取り仕切っているのだと。市民の方がお話を伺いに行ったら、何とその元センター長が対応したと。市長は9月議会でこう言ってるんですよ、うみを出さなきゃいけないし、解決しなきゃいけない、仕組みづくりも考えたい、見直す。たしか永徳議員が所信表明、施政方針に対して機構改革はどうするんですかっておっしゃっていたけど、まさにそこですが、結局問題になった、処分を受けた職員が同じ事業をしてるんですね。機構改革どころじゃないでしょう。どういうことですか。みんな驚いてますよ。えっ、あの人でしょう、センター長って。あの人が何で民間委託の事業をまだしてるのか。何が機構改革ですか。職員をそのまま配置して、同じ仕事をさせてる。こんなもの、当然一部民間委託だって見直すべきでしょう。もっと言ってますよ、市長は。この間、強要されたと、一部議員から。ほかにもいろんな強要があるだろうと。解決しなければいけない。っていうことは、この民間委託もオリンピックも、それから熊山のグラウンドもグラウンド整備も横やりが入ったら困るから、元次長はそれを心配して言われるとおりやったんだっておっしゃってますよ。市長はわかってるわけですよ、そういう横やりや強要があることを御自分で言うんだから。そういう状況の中で実際罰せられた職員を同じところで同じ仕事をさせてる。何にも懲りてないですね、市長。あり得ないですよ。お答えください。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 昨日お答えした内容を繰り返すつもりはございません。いずれにいたしましても、この問題は重要なポイントを外さないようにやらないといけないと思っております。
それから、職員の人事につきましては、今後しっかり考えて対応させていただきます。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) ポイントを外さないようにやりたい、人事はこれから考える、意味わかんないですね。本質的に解決する気があるんなら、2年間続いてるんですから、この不祥事は。もっとスピード感を持ってできるでしょう。もうはっきり白黒がついてるわけだから。人事について考えるっていう意味をもう一度説明してください。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 先ほど申し上げたとおりです。
この業務に対しては、組織全体で適切に当たってまいります。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 何回も質問できるっていいですよね。適切に対処するという言葉と、要するに犯罪予備要員になった職員を同じ部署で同じ仕事をさせるっていうことは、整合性があると思わないのですが、市長はあると思ってらっしゃるんですか。確認します。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 先ほど申し上げたとおりです。職員を犯罪予備要員と言うことに対しては、認めることはできません。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 誰がしたんですか。犯罪に踏み切らざるを得ないような状況をつくったのは誰ですか。最高責任者の市長、あなたですよ。職員が好きでやったわけじゃないってことは、市長もよくわかってらっしゃるんじゃないんですか。次長が好きでやったと思ってますか。課長やセンター長がやりたくてやったと思ってるんですか。どういう状況で彼らがああいう道に踏み込んだかっていうことは、市長、一番知ってるのはあなたでしょう。何が認めたくないですか。私こそ認めたくないです。本来であれば、違う部署で仕事をさせてあげるのが普通、配慮ですからね。もう一度お答えください。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 昨日も申し上げましたけども、この件に関しては、市議会議員の中に責任をとらねばならない者がいると申し上げました。その責任をこれからしっかり追及していきたいと思います。
人事に関しては、先ほど申し上げましたとおりでございます。
以上。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) もう最後にしますけど、議員に責任をとらせるのは結構ですし、議会もそのために今一生懸命力を出してますが、市長がおっしゃることは議員に責任をとらせることではなくて、御自分の責任をどうとるかっていう問題なんですよ。どんな議員がいようが、どんな職員がいようが、あなたが最高責任者なんです。人事権も執行権も予算も全部、あなたの指一本で変わるんですよ。自分の責任をどうやって認めないんですか。御自分の責任をどうとろうと思ってますか。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 何度も申し上げてますけども、私の責任はこの事実を解明し、これを市民の皆さんに正確にお伝えするのが私の最大の責任と、これはもう一度二度言ったわけじゃございません。ずっと言い続けてます。これからも変わりません。
以上。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 責任っていうのは、あなたが過ちを犯したことに対する責任なんですよ。だから、当然懲罰を受けなきゃいけないんですよ。それが10分の1の3カ月だったわけです、御自分から申告されたのが。皆さん納得してませんよ。10分の1、3カ月でこの2年間の不祥事が全部みそぎされちゃうのって思ってますよ。責任というのではなくて、あなたの使命として、懲罰を受けた上で真実を明らかにすることじゃないんですか。そういう人が何であの賃金が適正だなんて言うんですか。もう矛盾も矛盾、全然真実を明らかにしようと思えない、市長の発言を聞いてると。隠そう隠そう、議会の責任、議員の責任だと言ってらっしゃる。みんな思ってますよ。自覚がないのでしょうかね。とりあえずお答えください。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 昨日も申し上げましたように、この責任は私にとっては大きな責任として事実を解明、そしてこれを多くの市民に説明するという責任をとるということを申し上げました。そういった責任はしっかりとってまいります。
もう1つ言わせていただきますと、これが議会の一員である議員の関与があるということですので、その市議会議員の1人であるあなたにも責任の一端はあるんじゃないかと私は思ってます。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
(9番原田素代君「次のとこに行きます。相手になりません」と呼ぶ)

○議長(金谷文則君) よろしいね。
それでは続きまして、水道事業のコンセッションに反対についての再質問はございますか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) なかなかつぼを得た御回答でしたね。
もうちょっと具体的に聞きたいことが幾つかありますが、要するにPPP、PFIを頼みにしなきゃならないのだと。だけど、民意がそれに反対してる。正しい、正しい判断だと思いますよ。市民は絶対民間委託なんか、民営化なんて反対しますから、大丈夫です。この読みどおりです。もっと言うと、上水道事業の公共サービスで中小の自治体にはPPP、PFIが運用されてない。当たり前ですよ。採算がとれなきゃ、PPPもPFIも業者は入ってきません。通常30万人以上の都市だと言われています。わずか4万3,000の都市に採算があると思って入ってくる民間業者っていうのは、よっぽどな物を知らない業者さんか、よっぽどほかで暴利をむさぼれる業者さんかしかあり得ないと私は思っています。要するにないんですよ、中小の自治体に入ってくる民間なんて。
で、お尋ねです。まず、今回下水道を企業会計に入れましたね。これの理由、それから短期で取り組む課題と長期的視点で取り組む課題と分けてらっしゃる。短期は何だか、長期は何だか、それを説明してください。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
杉原建設事業部長。

◎建設事業部長(杉原洋二君) それではまず、私のほうから短期で取り組む課題、長期的で取り組む課題について答弁をさせていただきます。
まず、当面短期で取り組む課題として考えられているのがIT技術の導入によるコスト縮減等の実証実験への取り組みでございます。また、近隣市町との広域連携による検討、また業者に委託することが可能である業務の範囲の検討などが上げられるところでございます。
次に、下水道事業の公営会計への移行でございますが、これは総務省から全国的に発せられております指針に基づきまして、来年度より企業会計で取り組むことによるものでございます。これによりまして資産の状況、資金の状況を明らかにしていくというものでございます。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
(9番原田素代君「はい」と呼ぶ)

○議長(金谷文則君) それでは続きまして、赤磐市は人権を守る町でなければならないについての再質問はございますか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 大分12月議会でもやりましたし、もう一度おさらいですけれども、2件ありました。
1件目は、今回の教育委員会の不祥事をめぐって、要するに予備要員の方にとってパワハラを受けたという抗議の声が上がっています。これは、8月末の市の報告書の中にそういう事実は全くなかったと書いちゃったんですね、市は。書かなきゃよかったのに。そうすると、当事者は怒ります。全くないはずはない、俺はパワハラを受けたんだと。そしたら、12月議会に前田副市長さんが、私がもう一度話をしてまいります。あ、違った。12月議会で報告をいただいたんです。だから、9月議会でもう一度行ってきますと言って、12月議会で前田副市長さんがどうでしたかって聞きましたら、非常に御立腹でしたと、怒ってらっしゃいました。だけど、僕は一生懸命謝りましたとお答えになった上で、取り消さないと。公文書に書いたパワハラは全くなかったという文言は取り消さないとおっしゃったんです。私は確認する時点で、もしも御本人が取り消すんならそれでいいですよと。でも、取り消さないで、パワハラを受けたとおっしゃるんなら、この報告書自身をやりかえてくださいねってお話ししたんですよ。だけど、副市長は行ったけど怒ってたと、大変御立腹だったと報告されました。っていうことは、パワハラを取り下げてらっしゃいません。パワハラを取り下げてない方にとって、公文書で市民に配られた文書にパワハラはなかったと書かれたら、赤磐市は1度ならず2度とも人権侵害を侵してるんですね。ここに人権憲章という言葉があります。人間らしく幸せに生きるために一人一人にある人権。みんなでつくろう人権尊重の社会。いい文章ですね。これが保障されてないですよ。パワハラされたと抗議している人に対して、全くなかったという文章を公文書で回してるんですよ。その事態の重みがわからないんですか。まず、お答えください。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
前田副市長。

◎副市長(前田正之君) 原田議員の御質問にお答えをさせていただきます。
先ほど議員のほうから9月の私の確認したことについてのことがありました。全くそのとおりで、私のほう9月に御本人のほうにお会いいたしました。御本人、当時のことは非常に憤慨をされておりましたことを確認しまして、私はその内容を確認したときに、私たちの一職員が市民の方にいろんなことをお尋ねしたり調整する、そういったやりとりとしては非常に不適切であったというようなことで、重々お断りをいたしました。御本人さんもそのことについては納得をしていただきました。そのときに、その調査報告の訂正であるとかそういったことについてはお話をしておりません。その時点での調査報告として提出をさせていただいているものです。ですので、事実そういった職員としての不適切な失礼のあったことは認めます。そして、そのことにつきましてはその時点でおわびをいたしまして、和解ができてるというふうに現在も理解しております。
以上でございます。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 12月議会で私、こういうふうに言ってるんです。私が本人に聞くところによると、謝罪されたという気はしていない。そもそも謝罪する気があるなら、うちに来るべきだ。俺は吉井支所に呼ばれた。聞き取りをしただけだ。自分はパワハラじゃないと、その発言を取り消すことはしていない。市長もそうなんですけど、謝るんですよ、物すごく。市長、私が憎らしいんでしょうけど、私に謝ってもしようがないんです。御本人はパワハラだって言ってるんですから。パワハラだって言ってる事実があることを書かないと、余計に人権侵害ですよ。謝ったら済む問題じゃないってことです。本人はさらにそういうふうに言ってるんですよ。そもそも謝罪する気があるなら、うちに来るべきだ。謝罪されたという気はしていない。前田さんが行った後に聞いた話。随分前田さんの温度と違うんです。だから、しっかり第三者委員会があるんであれば、第三者委員会の中で非常に高名な立派な学者さんや弁護士さんがいらっしゃるんだから、総務課の職員の方ではなく、立派な弁護士さんにこの件を確認してください。本人がこれだけ主張してるんですから、パワハラなんですよ。これは、そっちが書いちゃったから、書き直さざるを得ないんですよ。書かなきゃよかったのに。だから、そちらの全て責任なんですから、書き直してください。もう一度答弁を求めます。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
前田副市長。

◎副市長(前田正之君) 原田議員の御質問にお答えをさせていただきます。
先ほどからは原田議員のお考えをお伺いいたしました。私の気持ちは先ほど述べさせていただいたとおりで、書きかえのほうはするつもりはございません。重ねて申し上げさせていただきます。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) じゃあ、確認させてください。前田さんを含め、市長以下執行部は、パワハラはなかったと理解しているということでよろしいんですか。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
前田副市長。

◎副市長(前田正之君) 御質問にお答えさせていただきます。
パワハラはなかったと思っております。一職員が一市民の方に大変失礼な行為をしたという事実があったと思い、その謝罪をいたしました。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 前田副市長、それがパワハラなんです。よく考えてください。
もういいです。

○議長(金谷文則君) よろしいか。
(9番原田素代君「はい」と呼ぶ)

○議長(金谷文則君) 以上で……
(9番原田素代君「次でいいです。ごめんなさい。別になってたと思った。済いません。もう1件のほうに行きます」と呼ぶ)
はい、どうぞ。
原田議員。

◆9番(原田素代君) ごめんなさい。もう1件ですが、きょうは傍聴にも駆けつけていただいております。思いが大変熱い方ですが、今回の回答がとんでもない回答になっておりますので、これはもう御本人は先ほどの市長の回答に、本当に脂汗が出るほど怒ってらっしゃるんだろうなと私はよく思います。
30年間、村八分状態に置かれ、その理由も要するに不適切な行政のやり方を指摘しただけで、御自分のお嬢さんの墓を蹴っ飛ばされたり、非常に賢い奥様でしたけれども、彼女が精神障害1級の手帳を持たざるを得ないほど追い詰められてきた、そういう環境についてしっかり名誉回復、要するにこのたびで市長が謝罪をすることで、人権の回復ということを求めていらっしゃる方です。
私も見ました。広報に出てましたね。こんなことを書くなんて考えられないですけど、要するにさきの広報あかいわ12月号で、これまでに多大な御迷惑をおかけした方々や御尽力をいただいた方々へ深くおわびを申し上げます。この中に本人である苅田征三さんが入ってないんですよ。私が申し上げてるのは、市が12月の広報で出した謝罪文の対象になってない苅田征三さんのことを申し上げてるんです。奥さんが精神障害1級の手帳を持たなきゃいけないような状況に追い詰められたんです、30年間。今どきありますか、村八分で30年間なんて。恥ずかしい話ですよ。きょうは何か殺人事件が起こったってニュースになってますけど、ニュースになりますよ。30年間、赤磐市は村八分を放置して、その上で本人が名誉回復を求めたら、市長、あなたは会ってもないんですね。前の難波町長は会って謝罪してますよ。何で会わないんですか。30年間、本当につらい思いをさせて申しわけないと、なぜ謝れないんですか。想像できませんか、あなたのようなお育ちの方には。村八分の状態を30年間、暮らしの中で続けてきた、その悔しさを。まず、お会いになったらどうですか。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) まず、あなたのようなお育ちの方にはっていうのは、人権問題はないんでしょうか。
(9番原田素代君「ありません」と呼ぶ)
私は大いに不愉快です。
この方に地域でいろんな問題があったということは伺っているところでございます。精神的に病を持たれたということも非常にお気の毒に感じているところでございます。これは、12月の市議会の産業建設常任委員会でも指摘があったように、この人権問題に対しては、市ではなく人権を取り扱う行政機関がございますので、そういったところに相談するべきで、しかるべき対応をするのが適切だという御意見もございました。私もそういうふうに感じているところでございます。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 市長、ハラスメントっていうのは、自分より弱い人に対して攻撃することなんです。あなたは、私より学歴もあり、給料も多く、立派なお宅の方ですから、私はあなたを、あなたのようなと言って何のハラスメントにもなりません。あなたがもし私を、あなたのような百姓がって言ったらハラスメントになるかもしれません。わかりますか、言ってる意味が。どうもハラスメントという意味がわかってないですね、前田さんも友實さんも。弱い立場の人に圧力をかけることをハラスメントって言うんです。わかりますか。もうこんな余分なことを言ってる暇はないです。
適切な行政機関になどと言って、自分の責任も、自分の誠意も見せない。こんな市長は要りませんよ。30年間の思いをちゃんと受けとめられるような市長じゃなかったら、今回のこの問題も浮かばれませんね。課長も次長もセンター長も、かわいそうですよ。あなた、血が通ってるんでしょう。もっと熱いハートってないんですか。私を非難するのはいいです。私は後でちゃんとやり返しますから。私は攻撃される立場じゃないですよ。でも、それは別にいいんです、私は強いですから。でも、30年間、精神障害の手帳をもらわなきゃいけないほど追い詰められた人に、あなたは寄り添う気がないのかっていうことを聞いてるんです。お会いになってください。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
友實市長。

◎市長(友實武則君) 人権問題に対しては、先ほど申し上げたとおりでございます。
会う、会わないは、また本人の依頼があれば、事情をお伺いしながら判断をさせていただきます。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
(9番原田素代君「はい」と呼ぶ)

○議長(金谷文則君) それでは、以上で9番原田議員の一般質問を終わります。
本日の会議の中で不適切と認められる発言については精査して処理をいたしたいと思いますので、御了解を願います。
以上で本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
なお、次の本会議は明日2月27日木曜日午前10時再開であります。
本日はこれで散会といたします。
長時間にわたりお疲れさまでございました。
午後2時16分 散会