教育委員会の事件について2021年1月 そよかぜ第104号

第3者委員会の報告から

  •  関与した北川議員について「北川議員の特異性によるところが大きい」
  • 「それにより市政の健全性を損なう危機が生じた場合、職員がその影響を排 除する機能を果たしていれば、防ぐことができたはずである。」
  • 一方「赤磐市には違法行為を防止、是正する体制が充実していた」

以上の3段論法でいけば、

  •  特異な議員が人事や賃金を采配し、
  • 職員が適正な措置をせず、北川議員の言いなりに甘んじた。
  •  排除するための機能は充実していた。

市役所の機能・制度の「運用の崩壊」、管理職の危機意識の欠落、公務員の責務の認識欠如、「事なかれ主義」と指摘されています。
結局マンパワーが機能していなかった。管理責任能力を問われるべきは友実市長です。

こんな市長は迷惑です。
しかし友実市長は、「自分の責任は事実を調査し、報告すること」しか言っていません。それどころか、「議員が悪いのだ」「18人の議員の連帯責任だ」と議場で、何度も繰り返しています。法律的根拠もなく、議場で、市長が「議員全員の連帯責任」と発言する行為は、本来の「管理責任能力」はもとより、「僕は悪くない、議員の責任だ」という幼い子どもが、叱られて言い訳しているように見えてしまうのです。

市長のお手盛り映画祭  補助金の残金は返さないで良い

平成29年度から開催している「赤磐市映画祭」とは、市民による実行委員会が運営しているという説明でしたが、その実態は、市の総合政策部が事務局を持ち、実行委員の内訳は、自治会代表、農協代表、PTA、商工会などのあて職と言われる人の集まりです。1年目は200万円、以降300万円の補助金で、年1回の映画祭を企画しています。

  松竹映画の協賛金集めで、100条委員会が調査するも直前で弾圧

以前市長の肝いりで突然持ち上がった松竹映画製作の際、5000万円の協賛金を市役所が集金をしていることが問題となり、100条委員会が設置され調査が始まりました。しかし議員の一人が突然、「100条委員会の終了」を発議し、賛成多数で、調査不能で解散となった苦い経験を思い出しました。なんと「終了発議」の翌日には市長の証人喚問が決まっていたのです。友実市長はこれに懲りず、市役所の事業を「実行委員会」という衣を着せて、総合政策部が毎年300万円を自由に使って「映画祭」をしている。会計報告書を見る限り毎年繰越金として補助金の残金を積み上げています。今年度は604,105円が残金の繰越金として来年度の補助金とともに使われるのです。まさしく市長のお手盛り映画祭です。