9月議会の主な報告 1 2021年8月 そよかぜ第107号

今回4点について質疑しましたが、以下の2点について報告させていただきます。

(1) 法令違反の工作物を合法という市長

・市長の自宅と公道を挟んだ倉庫の上に4~5メートルの立派なひさしがかかっています。県の建築基準法によると設置したいときは県への申請手続きが必要です。また、公道上に私的な構造物を設置することは通常では認められません。しかし友実市長は、「建築基準法の施行前の構造物だから、違反に当たらない」という理由で、「法令に基づいた指導はできない。」と法令に適合していない工作物でありながら、自分の所は問題にならない、とうそぶいています。市長の立場で、かってに公共の道路の上に庇を作り、私的な空間を占拠して、「違反に当たらない」と議場で、公然と居直る姿は、コンプライアンス(法令遵守)は知ったことか!でしょうか。

・7年ほど前になりますが、私の家の前に3メートルほどの山口川が流れており、川の向こう側には家の畑があります。4年前に92歳で亡くなった舅が、圃場整備すら行われていないころ、その畑に行くために昔の木製の電柱を3本縛って簡易な橋を作り、日常的に使っていました。これが河川法に違反するから撤去せよ!という指導が市役所の建設課からありました。突然なんで言い出すのか、わかりませんでしたが、この背景には、北川議員からの建設課職員に対する圧力があったことがわかりました。原田に対する嫌がらせです。赤磐市内に昔から川の向こう側の畑がある場合は多くの人は県への申請なども知らず、簡易な橋を作って利用してきています。県への申請や、橋を設置したことによる県への利用料の支払いなど説明を受けたことはありません。そもそも市はこんな指導はしてこなかったのです。 しかしこの時、「あなたは議員でありながら違法行為をしたら駄目でしょう」と恫喝されました。私は「市の決まり事で、すべての人へ同様に撤去を求める指導をするなら従います。議員のくせにを理由にすることは、赤磐市の基準がダブルスタンダードになってしまいますよ」と反論しました。
ところが、ここで友実市長が話に入ってきたのです。
「私は岡山市の職員当時、暴力団を相手に同じケースを解決した経験がある」と自慢げにいうではありませんか。私は「わたしは暴力団と同じですか」と抗議しました。
しかし職員は圧力を受け、頭を下げて頼み込むので、指示に従い県への申請をして橋を作り、毎年県へ使用料を払い込んでいます。

・市長は私に「議員でありながら違法行為はいかんでしょう」と言われたことを、お忘れでしょうか。
今思えば、家のケースも60年以上前のことですから市長の言うように「法令の施行前だった」と思います。しかし法令施行後、違法な建築物である以上、適正に撤去することが、コンプライアンスを遵守する最高責任者である市長の責任ではないのですか。違反行為を続けることは、以前県道沿いの「市長の親続の店舗、トモミエン」が県道を不正に占拠し続けたことと同じ違反を2度も続けていることになります。81票差の市長は、公明正大・清廉潔白な説明責任を果たせる姿勢を示さないと、いつまでも後ろ指を指される市長です。