そよかぜ号外2021年10月

コロナの感染状況が、段階的に減少しています。ワクチンの普及率、国民の忍耐力による相乗効果の賜物でしょうか。

9月議会で請願を提出したのですが、理不尽にも議会に否決されたことについて取り急ぎご報告します。署名は754筆提出!

「松くい虫防除のヘリコプターによる空中散布の中止」を求める請願

赤磐市内574ha(熊山・吉井地域)これは東京ドーム約122個分の面積に、スミパインMCという殺虫剤をヘリコプターで空から撒くものです。多くの自治体では40年前から、健康へのリスクと高額な経費をかけても松枯れの予防効果が得られない、という理由で中止しています。合併前には、赤坂地区、山陽地区では中止しています。岡山県内でも赤磐市の熊山・吉井地区(95,5%)だけです。(井原市は30ha)

  • 散布している山はほとんどが民有地です。
  • 毎年2540万円もの税金を投入するような事業です。
  • 健康影響調査は一度もされていません。
  • 生態系への影響を把握する環境アセスメントもされていません。
  • 地元の要望といっても、40年以上継続されていると、止める理由がなくなっています。
  • 松が枯れたら水害の心配を言うが、広葉樹がその後生えてくることで、中止した赤坂・山陽地区の山をはじめどこも健全な生態系を保っています。
  • 移住してきた若い住民たちは「健康へのリスク」を心配して中止を求めています。赤磐市にとって、移住・定住を進めていく上で、自然環境の良さを封じられることで、政策への大きな損害にもなってきます。

市民の中止を求める署名が754筆集まったものを議会へ提出しています。

  • 請願権とは、憲法16条、地方自治法124受、125条、第99条など国や地方自治体の政策に市民の意見を反映させる有効な国民の権利です。
  • 住民の民意に耳を貸さない議会には不信の声が上がっています。
  • 学識者からも「40年前に終わった事業だと思っていた。赤磐市だけが未だにやっているのは恥ずかしい」

・請願の反対者
牛尾、永徳、大森、佐藤武、佐々木、光成、大口、治徳、金谷、
松田、佐藤武文、下山、実盛、各議員
・請願の賛成者
保田、福木、鼻岡、安藤、原田、各議員