6月議会一般質問から

◆市の要綱「赤磐市職員の職務の執行に関する提言等の記録等にかんする要綱」には、職員の身を守るうえで大切な対応記録票の作成が定められている。これは一定の公職にあるもの(議員、元職員、地域の役員、秘書、政治団体の役員など)から提言、要望、意見その他を受けた職員は対応記録票を作成し、上司に報告するものと定められている。 “6月議会一般質問から” の続きを読む

頻発する豪雨災害

7月豪雨で九州から甲信越、東北地方一帯の広範囲にわたって「100年に一度」といわれる記録的豪雨が3回も4回も繰り返され、深刻な被害が出ています。岡山の2年前の真備、平島での水害は決して他人事でないことに気づかされました。
市役所の老朽化対策についても、従来の豪雨を予想している市長の判断は、毎年のように「100年に一度」の豪雨災害が起こる今回の結果から、学んで再考するべきです。

原田そよ議会報告2020年8月 そよかぜ第102号

長らく続いた梅雨がようやく終わりました。一方新型コロナウイルスの猛威は、夏を迎えても一向に衰えず、右肩上がりに感染者、死亡者が増加しています。 遠くに離れている子どもたちと会えないまま心配が募ります。
経済の打撃は地方でも大きな影響が広がっています。「地方自治の責任と使命」について議会と執行部はしっかり議論していかなければなりません。

100条委員会は今議会の最終日(9月29日)に報告を予定しています。

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3月議会の一般質問から[2]

水道事業のコンセッション方式(民間企業への事業委託契約)に反対する

【部長答弁】
人口減少、施設の老朽化など現状ではサービスの維持が困難になる予想である。今後サービスを継続的、安定的に持続するためにPPP,PFIなどを視野に入れていく。
しかし現時点では、民間活力の導入によるサービスの低下の懸念を市民が不安視されていることは認識している。また、上下水道事業の公共サービスでPPP,PFIなどの手法が中小の自治体に浸透していない状況下で、いきなり導入しては市民の理解が得られない。これら短期の課題と、長期的視点で取り組む課題を整理し、市の規模、現状に即した取り組みを考えている。 “3月議会の一般質問から[2]” の続きを読む

3月議会の一般質問から[1]

12月議会で運転手5人と事務員、予備要員の7人の臨時職員の雇用が『任用期間10か月、月給各32万円、28万円、20万円、18万円他』であり、「正当な臨時職員の契約でなかった」ことについて、市長は「1か月あたりの給与の検証の結果適正な範囲である」と答弁した。

「赤磐市臨時的任用職員取り扱い要綱」によれば、任用期間は6か月以内。賃金は時給。賃金表によれば運転手の時給は1200円、

要綱に従えば、今回の臨時職員の賃金は総額700万円超過になっています。 “3月議会の一般質問から[1]” の続きを読む

原田そよ議会報告2020年5月 そよかぜ第101号

「ステイホーム」という自粛生活で、人類が獲得してきた「移動の自由」という権利の重要性を強く再確認することになりました。
まして地球上のすべての人々に襲い来る新型コロナウイルスという感染症は、今まで紛争の原因となってきた国境という人類の都合で作ってきた境をいとも簡単に飛び越えてきます。各国が国内封鎖をすることで、グローバリゼーションという新自由主義経済の破綻が目の前にあらわになりました。価値観の変換を強いられました。問題は各国の政治家たちがその自覚があるかどうかだと思います。
日本では、検察庁法の改悪が、本人の「かけマージャン」なるもので、吹っ飛びました。しかし、年金受給開始75歳「年金法案」、種苗法の改悪、スーパーシティー法など価値観の変換に追いつけないアベ政権は、一層日本を形骸化する方向に舵を切り続けています。 “原田そよ議会報告2020年5月 そよかぜ第101号” の続きを読む

12月議会の一般質問から

2件の人権侵害について

今回は2件の人権侵害について、市長へ申し入れをしたが、対応は平行線。この3月議会で、改めて謝罪と名誉回復を求めていきます。

・Aさんは、市役所職員3人が勤務中に、話をしたいと職場へ突然乗り込まれたことで、上司や職場の仲間から不審な視線を受けた。自分は臨時雇用という弱い立場なので、これで契約を解除されるのではないかと不安になった。会う必要があるのなら、連絡をすればいいのに、なぜ勤務中に来たのか不信感だ。これはパワハラであると訴えた。 “12月議会の一般質問から” の続きを読む

原田そよ議会報告2020年2月 そよかぜ100号 [2]

2月10日付で内田教育長が突然の辞任!!

今回の事件の最高責任者である内田教育長が突然辞任を発表した。内田教育長は、3月10日には100条委員会の参考人として呼ばれている中、辞職することは責任を取らないで逃げることになります。現職としてこの間の事実を明らかにして、その責任をとることが内田教育長の責任の取り方です。 “原田そよ議会報告2020年2月 そよかぜ100号 [2]” の続きを読む

原田そよ議会報告2020年2月 そよかぜ第100号

●今号は記念すべき100号です!●

ようやく本来の冬将軍がやってきました。新型コロナウイルスの猛威も心配ですが、インフルエンザや花粉症など健康管理は欠かせません。みなさまご自愛ください。

100条委員会がスタートしました!

昨年の9月議会では賛成8人、反対9人で「100条委員会」の設置は否決でしたが、その後、市民から怒りの声が上がり議会の「100条委員会設置を求める署名」が取り組まれ、12月議会へ818筆の署名を議長へ提出しました。再度12月議会で設置の採決を行ったところ、今回はナント!「全会一致」で可決で可決されました。その後1月15日、2月4日と資料の確認、進め方の打ち合わせ等の申し合わせを済ませてきました。
本来の聞き取り調査は、2月17日午後1時30分~と3月10日10時~の日程が決まっています。
詳しくは下記の「原田素代・議会報告会」で お伝えします!

原田素代・議会報告会

どなたでもご自由に参加できます。
お待ちしています。

2月29日(土)
午後1時~3時
赤坂公民館
1階会議室
2月30日(日)
午後1時~3時
桜が丘いきいき交流センター
講座室(2)

3月議会の予定(傍聴においでください)

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9月議会の一般質問から

○吉井学校給食センター等のドライバー臨時雇用の違法な賃金支出の調査はどうなったのか。

【答】内田教育長
不適切な事務処理が認められた。深く反省し、今後は事務処理のチェック体制を見直す。
【原田】
不適切ではなく、公金の不正支出です。さらにずさんな事務処理でなく、関与した議員による指示により現場職員は忖度を余儀なくされたことです。これは教育長名で出された報告書に記載されている事実です。 “9月議会の一般質問から” の続きを読む

次期選挙での参考にしていただきたい!

決算審査に賛成した議員たち (8人)

大森議員、光成議員、大口議員、治徳議員、松田議員、北川議員、佐藤武文議員 実盛議員

決算審査に反対した議員たち (9人)

永徳議員、佐藤武議員、佐々木議員、保田議員、原田議員、行本議員、福木議員、岡崎議員、下山議員

100条委員会の設置に反対した議員たち (9人)

大森議員、佐藤武議員、光成議員、大口議員、治徳議員、松田議員、北川議員、佐藤武文議員、実盛議員

100条委員会の設置に賛成した議員たち (8人)

永徳議員、佐々木議員、保田議員、原田議員、行本議員、福木議員、岡崎議員、下山議員 “次期選挙での参考にしていただきたい!” の続きを読む

原田そよ議会報告2019年11月 そよかぜ第99号

いよいよ今年も年末を迎えました。
収穫の秋が続く中、インフルエンザが流行中だそうです。皆さんお元気でお過ごしください。

今号のそよかぜは、「教育委員会の違法な臨時職員の雇用、不正支払い、公文書の改ざん」および「現職議員の関与」について特集しました。
教育委員会と監査委員の調査報告書が配布されています。必要な人は議会事務局、原田までご連絡ください。

12月議会の予定傍聴においでください。

11月26日(火)午前10時~ 本会議(議案の上程)
28日(木)午前10時~ 本会議(一般質問)
29日(金)午前10時~ 本会議(一般質問)
12月2日 (月)午前10時~ 本会議(一般質問)予備日
4日 (水)午前10時~ 本会議(質疑・委員会付託)
6日 (金)午前10時~ 総務文教常任委員会・予算委員会分科会
9日 (月)午前10時~ 厚生常任委員会・予算委員会分科会
10日(火)午前10時~ 産業建設常任委員会・予算委員会分科会
13日 (金) 午前10時~ 予算審査特別委員会
18日(水)午前10時~ 本会議(委員長報告・質疑・討論・採決)

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請願権という「国民の権利」を理解できない?

議員の権利ではなく「市民の権利」を優先できる議会に変えるべきだと思います。

憲法16条【請願権】
何人も損害の救済、公務員の罷免、法律、命令または規則の制定、廃止または改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。

3月議会に市内大型コメ生産者4団体から「種子法廃止に伴い岡山県の取り組みが後退しないように岡山県条例の制定を求める請願」が提出されました。産業建設委員会では継続審査(次回の議会で審議する)となり、6月議会の委員会で審議されました。傍聴していましたが、委員全員から賛否の意見が出され採決の結果賛成多数でした。本会議で、委員長から採択されたことが報告されると、ある議員から「3月の委員会では研修するとなっていたのにされていないので、請願には賛成だが、委員会のやり方がおかしいので反対する」と発言。その結果、前日までは賛成派以外に4人が賛成すると確認していたのが、その意見に同調した人たちが反対したことで、請願は否決されました。

憲法にもあるように国民の貴重な権利である請願を、賛成であると言いながら議会の都合(委員会のやり方)を理由に請願そのものを否決してしまうことは、権利を踏みにじる行為であることが理解できない議員がいるのです。

傍聴していれば、委員会での発言は、みなさん各自勉強されていることがよくわかりました。委員会の研修がマスト(しなければならないもの)ではないし、 委員会に問題があるのであれば、別途議論すれば済むことです。

まして請願には賛成すると言いながら反対するということでは、請願者の気持ちは浮かばれません。

[6月議会の一般質問から]保育士問題について

質問・保育士問題について

昨年9人の保育士が泣き泣き辞めていった事実にどう向き合うのですか。

答弁 市長

「園長以下懸命に働いている姿を信じていきたいと思っている。」

原田

大切な子どもの命を預かる保育士を泣かせている現場に問題があるから、貴重な保育士が去っていくのです。市長は何を信じていくのでしょうか。職員が改善されたと安心できる改革が答弁には出てこない。

[6月議会の一般質問から]テレビ共聴組合への補助事業が必要

質問・テレビ共聴組合への補助事業が必要

難視聴地域の住民が自分たちでお金を出し合い共同アンテナを立て、維持管理するものです。当初はNHKや市の補助金が出ていますが、その後は電柱使用料や、雷が落ちるなど年間の維持管理料を値上げしています。中山間地域が多く、人口減少もあり、高齢者にとってテレビが見えないことは、情報過疎をはじめ楽しみが奪われる生活になります。市民生活のサービス格差是正に補助をしていくべきです。

答弁

市の単独は無理なので、市長会を通じて国へ働きかけている。

原田

市民生活の質の向上という考え方は市長にはないのだろうか。

[6月議会の一般質問から]「指定校変更許可基準」の見直しを

質問 ・教育委員会の「指定校変更許可基準」の見直しを

赤坂の3小学校の卒業生は「希望する部活動がない」ことを理由に学区外の中学校に進学することができる。これでは赤坂中学校へ進学する生徒の減少が進むことに保護者から心配の声が上がっている。「指定校変更」してから3年目で9人の生徒が赤坂中学校以外の学校へ進学している。

答弁 教育長

「教育的配慮で許可している」「少人数を生かした学校づくりに努める」

原田

学区制を壊して部活動を優先することが「教育的配慮」なのか。甲子園の野球少年たちは複数の高校の生徒が集まって甲子園を目指して練習しているというのに。子どもにとって、地域の学校に通って、クラブ活動ができる環境を作ることが、「教育的配慮」です。あまりに安易な解決方法ではありませんか。

監査委員会に「不正な公金支出」について、監査を求める決議を出しました。

一般質問の「不正な公金支出」で述べている「学校給食センターの配送業務及びスクールバス運転業務にかかる公金支出について」市の監査委員会に調査を求めました。
報告期限は8月末日です。

【理由】

平成31年4月9日付で議長へ「教育長に上記の事実に対して調査し、報告を求める」書面を提出しています。しかし未だ「調査中のため回答できない」を繰り返すばかりです。この事案は、教育委員会が学校給食センターの配送業務とスクールバスの運転業務に6人を臨時採用しました。そのうち1人は平成30年5月から平成31年3月まで、一度も勤務していないにもかかわらず、夏休み中も含めて1日2時間の勤務で月8万円(時給2000円)を10か月間支払い続けました。本人が返金を申し出ても「受け取れない」と断られています。その後話し合いを重ねて、平成31年4月8日に賃金全額を赤磐市に返金しています。また6人のうち1人は事務作業の業務で、勤務実態を証明する記録が無いまま、賃金が支払われています。以上の事実を鑑み、臨時職員の採用から始まり、時給の決定、業務管理、支払い等にいたるまでの経過において、関係書類等の管理は適正であったか、事務処理の問題点や手続きに不備等はなかったか、監査を求めます。

[6月議会の一般質問から]違法な公金支出

質問 ・違法な公金支出 (P4参照)

教育委員会は昨年5月に吉井の住民と学校給食の配送業務の雇用契約をした。しかし勤務実態がないにもかかわらず、本年3月まで毎月8万円を支払っていた。8月の夏休み分も支払われている。教育委員会は、雇用者の詐欺行為になることを承知で支払い続けていたことになる。4月19日に調査を求める書面を、教育委員会に出しているが報告がない。どうなっているのか。

答弁 市長

教育長共に「 調査中のため回答できない。」と同じ答弁

原田

犯罪になる行為が明らかになってるのに、ノーコメントはありえない!

原田そよ議会報告2019年8月 そよかぜ第98号

長い梅雨が続きましたが、いよいよ真夏日がやってきました。
農家の皆さん!外で活動するみなさん! 熱中症から身を守りましょう!!

原田そよの議会報告会を行います。【日程と時間は下記のとおりです。】

前号のそよかぜにも書きましたが、政治倫理審査会の結果が公平、公正に行われていない問題や、6月議会の一般質問で質した「公金の不正支出」問題など、執行部も議会も多くの難題を抱えています。議会の本来の役割である行政の監視、コンプライアンスの検証、不正行為を糾すこと等について説明責任を果たしたいと思っています。また市民のみなさんから多様な意見や要望を聞いています。参加していただいて、さらに皆さんの思いを聞かせてください。

8月24日(土)午後1:30~3:30 赤坂公民館(1階会議室)
25日(日)午後1:30~3:30 桜が丘いきいき交流センター(講座室)

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[3月議会の一般質問から]環境基本条例

市長の見解:

環境基本条例は市民協働で考えていく。

原田の意見

3月議会で制定されたソーラー発電に関する条例が作られた背景には、市内各地でソーラー発電事業者とのトラブルが起き、市民の環境に対する危機感が高まったことで市民参加型で条例が練られて、理想的な条例の制定につながりました。
今回、環境保全対策事業として約4800万円 の予算を取って、不法投棄の啓発、大気・水質・自動車騒音の監視、快適な住環境の向上に欠かせない問題の早期対応などが中身になっています。環境全般を見通す内容になっていません。4800万円もかけるのなら、環境基本条例を作る費用にしていただきたい。
市民の皆さんの環境に対する意識が高まっている今だから、格調高い環境基本条例を市民参加型で制定することが求められています。

*市長の答弁とは裏腹に市の募集した「共同事業の提案」に「市民協働の条例づくりプロジェクト」を提案しましたが、却下されました。引き続き市民の意見が反映される条例を作ることにこだわりたいと思います。