[100条に関するわかりやすい質疑]令和元年9月第4定例会8月29日-02

令和 元年 9月第4回定例会
令和元年9月第4回赤磐市議会定例会会議録
令和元年8月29日(木曜日)
[02]

報告第4号株式会社是里ワイン醸造場の経営状況についての質疑

◆9番(原田素代君) 幾つか教えていただきます。
報告書の中で半分ぐらいの下のほうに人事面ではっていうところで、販売担当者2人と経理担当者1名、それぞれパート職員を継続雇用ということですが、この3人の賃金についてはページが出てないですね。何ページかして販売費及び一般管理費の計算内訳ですか、この中の一番上に販売員の給与として349万6,760円というのと、その左側の製造原価報告書のほうの労務費、これが51万5,000円ですか、というふうに出てます。この2カ所がこの3人の賃金に計上されているというふうに理解していいのかどうか、ちょっと説明。
それからもう1つ、営業部門の人員が欠けているというふうにあったんですが、たしか営業部門で地域おこしの方が一生懸命やってくださってたような印象があるんですが、その方が期間が終わって退任されたことをここは言っているのか、それとも別に営業部門の雇用契約されていた方がおやめになったということなのか、この事情を教えていただきたいと思います。
それから、たしか二、三年前からキャンベルですかね、県のA級グルメと言われたキャンベルの100%ブドウジュース、それからあと高級なお酢、ワインからお酢ができるっていうことで非常に単価のお高いお酢をつくっているというのも聞いております。多角経営といいますか、営業の方がいろいろ苦労されてこのワイナリーを活性化しようと思っておやりになっているんだな、いいことだなと思ってたんですが、その辺の製造はこのワイナリーとしての事業の中に入っていないんでしょうか。その辺の実態がわからないので、御説明をお願いします。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
有馬産業振興部長。

◎産業振興部長(有馬唯常君) それでは、原田議員の御質問に答弁をさせていただきます。
まず、経営状況概要報告書、こちらのほうに記載のあります人事の話ですけども、こちらの人件費等につきましては、先ほど議員の御指摘のとおり、販売費及び一般管理費、こちらのほうに計上されております販売員給与、それから製造原価報告書、こちらのほうに掲げております労務費、これがそちらのほうに該当します。
それから2点目、営業の人材が欠けておるという報告書の中に記載がございました。こちらにつきましては、会社の運営の中で営業部門という組織部門がございますけども、人員がそこに配置されていないというのが現状でございます。済いません、説明がわかりにくかったと思いますが、販売専属のスタッフがいないと、こういうことで御理解をお願いいたします。
それから、この人員のことに関連いたしまして地域おこし協力隊のお話が出ました。地域おこし協力隊が御活躍いただく中で、一時期は統括部長という肩書をいただきまして、こうした地域の農産品のPRに励んでいただきました。隊員の任期を終えられまして、今現在ではそうした統括部長という肩書は与えた状態になっていないというふうに報告を受けております。
それから、以前キャンベルのジュースでありますとかワインビネガー、こうしたものもワイナリーのほうでお目にかかったかと思います。ワイナリーとして直接キャンベルジュースをつくることはちょっとできないので、これは外注でということでキャンベルジュースが製造されております。また、この製造に当たりましては、地域おこし協力隊のほうがアイデアを持ち出しましてこうした取り組みが進められました。ワインビネガーにおきましても、お酢の原料、これをワインのほうを活用してつくっておりますので、こちらについても引き続き在庫量を調整しながら、外部への製造委託という形になりますけども、継続して販売のほうを進めておる状況でございます。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 職員の確保という意味でその営業部門という言い方ではなくて長期専属販売促進職員、何かそういう言い方されてましたけれども、そういう職員がいないということなんですね。ただ、販売担当者2名というのはパートとしていらっしゃるけれど、いわゆるさっき言った地域おこしの方が統括業務としてやっているような営業に特化した職員の配置がないというふうに理解したらいいんでしょうかっていうのが、ちょっともう一度確認。
この事業は、やっぱりそこが肝だと思うんですよ。幾らいいぶどうができていいワインができても販売の努力がないと、知名度もないですし、そういう意味で前任の地域おこし協力隊の方は随分画期的な取り組みをされてたなと私は印象を持っているんですが、その辺の営業という1つの肝になる部分の部署に対する人員配置は今後どうされるのか。今回この欠けておったという評価ですから、今後きちんと強化するのかどうか、そこ確認したいと思います。
もう1つは、A級グルメと言われるそのブドウジュースとビネガーについては、よそでつくっているということですが、これはワイナリーとして販売してないんですか。よそでつくって、よその売り上げになっているんですか。私はワイナリーの売り上げだと思ってたんです。つくるのがワイナリーでつくれないにしても、ちょっとそこのすみ分けがわからないんで、その2点だけ教えてください。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
有馬産業振興部長。

◎産業振興部長(有馬唯常君) 原田議員の質問に答弁をさせていただきます。
まず、販売員の配置についてのお尋ねをいただきました。先ほど報告させていただきましたのは、前期の経営状況の報告でございまして、本年の4月より統括部長が着任しております。そうしたことで販売力の強化は改善がなされて今進んでいるというふうに御理解をいただきたいと思います。
それから、ブドウジュース、こちらにつきましては、先ほど申しましたように、ワイナリーのほうでの製造免許がございません。こうした関係でジュースにつきましては外部委託ということで製造されております。販売につきましては、店頭でのPRを含めましてワイナリーのほうがかかわっておりますけども、ジュースとして製造に始まるところから全てがワイナリーの業務にはなっておりません。販売の部分だけというふうに御理解をいただきたいと思います。
以上で答弁とさせていただきます。

○議長(金谷文則君) 売り上げは。

◎産業振興部長(有馬唯常君) 売り上げというお話でございますけども、平たく申しますと、委託販売と、販売の部分についてはワイナリーの店舗のほうでやっておると、こういう御理解でお願いします。
(9番原田素代君「もう1回言ってください」と呼ぶ)
製造につきましては、先ほど申し上げましたように……
(9番原田素代君「委託してる」と呼ぶ)
つくる工程は外部です。この行為につきましても地域おこし協力隊の会社のほうが外注をかけておると。実際に販売する部分につきましては、店頭に並べて販売手数料をいただいていると。
(9番原田素代君「どこが」と呼ぶ)
ワイナリーがです。
(9番原田素代君「でしょう」と呼ぶ)
はい。そういうことです。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 済いません、ちょっと言葉足らずなんでしょうか、私のほうが。
要するに製造も販売も委託して、売り上げとして手数料としてここに入っているという理解になるのかどうか、どれがその手数料なのか、教えてください。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
有馬産業振興部長。

◎産業振興部長(有馬唯常君) 原田議員の質問に答弁をさせていただきます。
手数料という関係で先ほど御説明を申し上げました。こちらにつきましては……
済いません、ちょっと答弁がどぎまぎして申しわけございません。具体的な金額の数値につきましてはちょっと私のほうで持ち合わせてないんですけども、販売の手数料だけがこの決算の中に上がってくるという形になってます。
(9番原田素代君「手数料だって言うから、それはどこですかって聞いてる」と呼ぶ)

○議長(金谷文則君) わからんの……。
(9番原田素代君「販売手数料ってうちが払うんじゃないのか。だって、売ってもらって……」と呼ぶ)
静かにお願いします。
ここで、暫時休憩します。
午後1時57分 休憩
午後1時58分 再開

○議長(金谷文則君) それでは、再開をいたします。

◎産業振興部長(有馬唯常君) そのブドウジュース、こちらの売り上げがどの部分に入ってるかということでございますけども、損益計算書のほうのページをごらんいただきたいと思います。
中段のほうにあります、営業外収益、こうした部分へ入っておるものと理解しております。内訳等詳細につきましてはちょっと私のほうで把握ができておりません。
以上で答弁とさせていただきます。
(9番原田素代君「ビネガーも一緒ですか」と呼ぶ)
はい。
(9番原田素代君「同じなんですね」と呼ぶ)
はい。