コロナ禍で考える
コロナ禍の新年となりました。その上大型寒気団の発生で日本中が震え上がるほどの寒さになっています。 みなさんご自愛ください。
また年末から拡大した鳥インフルエンザによる半径3キロ、10キロ地域の出荷制限や、鶏の焼却作業では、何十万、何百万羽の鶏が殺処分されています。感染させないために元気な鶏たちも、消費者の目に触れられない所で、数百万羽埋め捨てられるとは理不尽で、倫理的にも破綻している現実です。フードロスなどと言いながら、効率を求める結果の現実。怒りの持っていきようがありません。鶏たちが「コロナ」で、人類への逆襲に立ち上がったのではないかと恐れを抱かずにはおれません。昔読んだ「動物会議」という童話を思い出します。(4面に本の紹介)
私たちの暮らしを、「食」からも問い直さなければ生態系のバランスが壊れることで、その「つけ」は大きな代償になってかえって来るのではないでしょうか。
こんな時に農水省の大臣は、業者から口利きの数百万円をポケットに入れて知らんぷりしていた事実が暴かれるとは、皮肉なものです。