[100条に関するわかりやすい質疑]令和元年9月第4定例会9月6日

令和 元年 9月第4回定例会
令和元年9月第4回赤磐市議会定例会会議録
令和元年9月6日(金曜日)

議第44号令和元年度赤磐市一般会計補正予算(第2号)の質疑

◆9番(原田素代君) 議第44号、補正予算に係るものです。2点あります。
1つ目は、農業振興費の力強い経営体育成対策事業補助金とありますが、この説明を。
2点目、土木費道路維持管理事業の中でPCB含有塗膜調査とありますが、この説明をお願いします。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
有馬産業振興部長。

◎産業振興部長(有馬唯常君) それでは、私のほうから、予算書では11ページ、6款農林水産業費、1項農業費、3目農業振興費、19節負担金、補助及び交付金、こちらのほうにございます力強い経営体育成対策事業補助金について御説明をさせていただきます。
補正予算説明資料のほうでは7ページの下段のほうになります。
この事業は、中山間地域等におきまして、経営規模の拡大に必要な機械等を支援し、大規模経営体の育成を図ることを目的とした単県の事業でございます。利用できる事業主体は、営農の主体が中山間地域であり、水田の経営規模が10ヘクタール未満の個別経営体で、集落営農組織等でございます。該当となります事業内容につきましては、水田農業の規模拡大のための機械等に充てられるものでございまして、補助事業実施の要件といたしましては、事業の実施の翌々年度末までに一定以上の規模拡大、こういうことが条件となってございます。このたび補正予算に計上いたしましたものは、市内に設立されております集落営農組織への補助でございまして、コンバインとトラクター、それぞれ1台を購入する事業につきまして計上しておるものでございます。あわせまして、この事業に要する経費の3分の1以内の額を補助するものでございます。
以上で説明とさせていただきます。

○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。
杉原建設事業部長。

◎建設事業部長(杉原洋二君) それでは、原田議員の質問にお答えさせていただきます。
予算説明資料の8ページ、9ページをお願いいたします。
8款土木費、2項道路橋梁費、2目道路維持費の道路維持管理事業であります。これは、ポリ塩化ビフェニル、通称PCBと称されているものであります。昭和41年から47年にかけて製造された塗料に含まれている可能性が指摘されています。この塗料は、主に耐水性にすぐれていることから橋などの鋼構造物の塗料に使用されていることが知られています。この当時に架橋された市内の4つの鋼製橋梁に使用の実態を把握するため、環境省からの通達により今回実施するものであります。
また、ポリ塩化ビフェニルの廃棄物につきましては、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法に基づき、高濃度PCBは令和3年3月31日までの処分が義務づけられていることから、高濃度PCB廃棄物となる可能性のある塗膜についての早急な対応が必要となっているものであります。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 幾つかちょっと追加で確認をさせてください。
農業振興費のほうですが、10ヘク未満という対象だということなのですが、10ヘク以上だとどういう条件になるのかというのが1つ。
それから、機械の総額に対する3分の1補助という御説明ですが、コンバインとトラクターですか、2台お買いになるそうですが、これは1台につき3分の1なんですか。総額に対して3分の1なんですか。
それからもう1つ、翌々年度に目標が達成されることが条件とありますが、条件が達成されなかった場合は、何かペナルティーになるんでしょうか。というのが以上。
それから、PCBのほうですが、これはいつからいつまでの事業期間になってらっしゃるのか教えてください。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
有馬産業振興部長。

◎産業振興部長(有馬唯常君) 原田議員の質問に答弁をさせていただきます。
まず、第1点目、10ヘクタール未満では事業採択になるのかというお話で……。
(9番原田素代君「違います」と呼ぶ)

○議長(金谷文則君) 違う。以上だったらどうなるか。
(9番原田素代君「以上はどうなるか」と呼ぶ)

◎産業振興部長(有馬唯常君) ごめんなさい。10ヘクタール以上ではこの事業に乗れるのかどうかという御質問でありましたが、この事業採択の要件では10ヘクタール未満の個別経営体という条件がついておりますので、10ヘクタールを超えるものについてはこの事業の対象になりません。
それから、2点目、3分の1の補助ということで、先ほど説明申し上げました、トラクターとコンバイン、これの総額に対しての3分の1ということになっております。
それから、3点目、翌々年度までの事業計画が達成できなかった場合のお話をいただきました。この件につきましては、事業計画を事業申請の段階で提出いただいております。こうした事業計画に基づいて経営体のほうが実施していくという前提でございますので、もしこの目標が達成されなかった場合には、それなりの措置が行われるのかなというふうに理解しております。
以上で答弁とさせていただきます。

○議長(金谷文則君) 杉原建設事業部長。

◎建設事業部長(杉原洋二君) 事業期間でございますが、現在のところ、調査の結果、そのような該当事案があったときにつきましては、令和3年3月までと考えております。
以上です。

○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。
9番原田議員。

◆9番(原田素代君) 幾つかもう一度確認しますが、10ヘク以上の場合の補助事業というのもあるんだろうと思うんですが、今回の分は10ヘク未満だと。10ヘク以上の事業があるかないかだけ教えてください、中身まではいいですから。
それから、最後の御答弁が非常に苦渋の御答弁ですが、それなりの措置という意味は、ペナルティーがあるという意味だと理解していいのかどうか。要するに返金を求めるようなことになるのかどうか。それは申請者は承諾してるのかどうかっていうこと、非常に心配しております。大体農業の補助金っていうのは非常に冷たい補助金だなと私は思っておりますので、ペナルティーがあるということかどうか、そこを教えてください。
それから、今回の、済いません、PCBのことですが、調査の事業ですよね。ですから、調査はもう今されているのではないかと思ってるんですが、撤去するための工事じゃなくて、調査の事業が今既に行われているのですか、それとも令和3年まで、これから徐々にやるんですか、そこを教えてください。

○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。
有馬産業振興部長。

◎産業振興部長(有馬唯常君) それでは、私のほうから原田議員の御質問に答弁をさせていただきます。
10ヘクタール以上の事業があるかどうかという御質問をいただきました。このたび予算計上をしております力強い経営体育成対策事業、この中には10ヘクタール以上のものはございません。
それから、目標が達成されなかった場合の御指摘をいただきました。あくまでもこの事業の執行に当たりましては、設立3年以内の集落営農組織、こうしたものが目標値に達成することが条件でございますので、この目標が達成されなかった場合には、そうした措置がなされるものと御理解いただきたいと思います。

○議長(金谷文則君) 杉原建設事業部長。

◎建設事業部長(杉原洋二君) 調査につきましては、今回の補正予算を受けまして、新たにことしの3月末までに行っていくものであります。
以上です。
(9番原田素代君「ありがとうございました」と呼ぶ)