▼原田の質問
このたびの松竹映画制作についてなぜ議会の議決を待たず、
松竹と540万円の契約をかわしたのですか?
6月議会の最終日である6月27日を待って松竹と映画制作の契約を交わすのが、本来の手続きです。しかし市長は6月2日に議会には内緒で、松竹と映画制作負担金540万円の契約を交わしています。議会で540万円の予算審議も、議決もできていない中で市長の一存で決めたことです。議会を無視し、民間では空手形をきるのと同じで、やってはならないことです。それをやったのはどういう事情があったのですか。
【市長の答弁】
7月の桃の収穫期を見て欲しかったから。
答弁は、まるで子どもが欲しいものを手に入れたがるのと同じで、あまりに稚拙な理由の上、反省もなくあきれました。
▼原田の質問
議会基本条例にのっとり、第8条「議会は市長が提案する重要な施策について、議会審議における論点情報を形成し、その政策水準を高めることに資するため、市長に対し、次に掲げる事項について明らかにするよう求める」に従って次の8項目の説明を求めました。
- 政策の発生源について明確に述べよ。
- 政策立案時には提案にいたるまでの経緯の詳細な説明を述べよ。
- 検討した他の政策案と比較検討し、その有効性、優位制について理由を明確に述べよ。
- 他の公共団体の類似する政策と比較検討したか。
- 公聴会等市民参加の実施の有無とその内容の的確な説明を述べよ。
- 最新の市の総合計画との整合性が十分とられているのか。
- 財政の現状を踏まえた財源措置がとられているのか。
- 費用対効果が十分考慮され、将来にわたり果およびコスト計算が的確であるか。
この質問書は事前に執行部に提出してあり、誠実に答弁するのであれば、各8項目ごとに応えるべきです。しかし実際は8項目に対する答弁はなく、的外れな「合併10周年のイメージアップと市民の一体感を醸成するのに役立つから協力することを決定した」とか、「新たな手法による町おこしであり、広く市民を巻き込んだ一大事業であり大きなインパクトがある」とか「市民のみなさんの協力をお願いしたい」と答弁。一体、議会基本条例の理解がないのか、各項目に応えられないから的外れな答弁でお茶を濁しているのか。まずこの誠実さのない答弁に憤慨しました。
さらにあきれたのが、「今後映画を通じて市をピーアールするための費用は、別途必要と考えている」と予想外の答弁が飛び出しました。負担金の540万円。そして映画制作協力金の5400万円を市長が実行委員会を作って集めることを松竹と契約したのに、この上、宣伝費用も税金から支払うつもりのようです。市長は「映画制作の負担金540万円以上の費用はかからない」と議会に説明しています。自分の発言に責任をとれないような市長では困ります。決して追加予算は認められません。
市長は3年間で6億円の削減に励んで、行財政改革に汗をかこうと言ったことを、忘れたのか、自分がやりたいことについては聖域を設けて、いくらでも税金を投入できると思い違いをしているのか。市長は「映画制作は松竹映画が主体的に制作する。市はあくまで『協力する』もので、事業主体は松竹映画だということを認識してもらいたい」と断ってから答弁に入りました。しかし保田議員の質問の「5400万円の制作協力金は市長自身が集めるべきだ」に対して市長は「私が先頭に立って引っ張っていく」と答弁しています。首長が民間会社の事業の制作協力金集めに「先頭に立つ」とはあり得ないことですが。
市長の答弁はどこかチグハグで、稚拙で、一貫してない。議会に対する敬意も感じられない。誠実な行政運営を求めます。
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議場から2度目の原田退場!
北川議員が、保田議員の一般質問中に大きな声で怒り出したため、議長が静かにするように注意したにもかかわらず、止めないため退場を命令した。それでも自席で大声で議長を侮辱したので私は「早く退場しなさい」「議長に対する侮辱だ!謝りなさい」と声を上げたら、とたんに矛先が原田に向いて、「おまえも退場だ!」と居直る始末。急きょ暫時休憩の末再開した途端「北川議員」「原田議員」二人とも退場と議長の裁定。私はビックリ!議長の指示に従ったが釈然としません。本質の問題がすり替えられたと思います。
議回運営委員会では、会議中「ほな退出させてもらいます!」
8月26日の議会運営委員会で、議長が来賓として出席する式典について議論している最中、北川委員は発言を制されたことで、「退席しますから」と一言。委員長が「退席の理由を言ってください」と言議員っても理由のないまま会議中にもかかわらず出て行ってしまいました。
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日本女性会議2014札幌 〜未来の景色は、私たちが変える〜
10月17日〜19日札幌コンベンションセンターを会場に、男女共同参画社会の実現を目指す国内最大級のイベントである日本女性会議は2000人余の参加者で、31回目を迎えました。私は「DV根絶施策の拡充と今後の課題」「日常から考える、防災における男女共同参画」の2分科会に参加しました。「DV根絶」の分科会では、アイヌ民族の女性が会場から発言されたのが印象的でした。彼女は「今でもアイヌに対する民族差別は続いている。札幌に単身赴任の男性が「地元妻」として囲い込んで、戻るときはだましたあげく子どもの認知もせず逃げていく。残された女性や子どもたちは路頭にさまようことになっている。」そして「アイヌの私たちは、女性の人権を語る権利すらないのでしょうか」と。この一言に、私はそもそも北海道で開催される女性会議でありながら、アイヌ女性をパネラーとして迎えずに、会場から発言させることに、彼女の発言の深刻さを感じました。会場からは私のように感じた人がいたせいか、ひときわ大きな共感の拍手が起きました。
「防災」の分科会では、札幌の事例と併せて、仙台市地域防災リーダーの女性、NPO法人せんだいファミリーサポート・ネットワーク理事の女性、公益財団せんだい男女共同参画財団理事長の女性の3人がパネラーとなって、3.11震災での経験が報告されました。避難所での気づきなど貴重な経験を聞くことができました。しかし、同時に起きた福島原発についての発言がなかったので、あえて「原発災害に対する避難計画についての取り組みはどうなっているのか」質問したら、司会の人はあからさまに困った表情をされたのが印象的でした。パネラーからは具体的な答弁はありませんでした。一人のパネラーは「ボランティアで来てくれた人に福島のお土産を渡したら、持って帰れませんと言われたのがショックでした」と言われただけでした。女性会議であれば、子どもの被曝について深刻な状況について現場からの報告があるべきだと期待したのですが、逆に迷惑がられたのにはあきれました。
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夕張市長との懇親会 〜夕張市の未来は日本の未来・世界の未来〜
この企画をとても楽しみにしていました。期待通り33才長身の男前!話しぶりも人を引きつける軽妙な話術に50人余の参加者から大きな拍手がわきました。高齢化率46.9%、面積763.2q2(岡山県内では真庭市828q2、新見市793q2に次ぐ広さ)
人口はかつて120,000人から2014年9月現在9,584人。およそ50年間で10分の1以下に減少。抱えている負債353億円は17年間で320億円を返済する計画で、「借金時計」は1秒間に66円返済していることになっているそうです。
市長は「日本は世界でも例を見ない課題先進国である。少子・高齢化(地方消滅)、1000兆円を超える債務、東日本震災後の原発廃炉、将来のエネルギー問題など。 それらの課題を解決することで、夕張市の未来は日本の未来となる」と決意された。
国内でも「集団的自衛権の行使」や、12月10日に施行される「秘密保護法」、「原発の再稼働」、「沖縄の基地建設」など、国民が心配していることも、みんなが思いを寄せ想像力を働かせることができれば、国民にとって安心できる政治を実現できるのではないかしら、ときれいな満月を見て思うのです。
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