原田そよ後援会

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原田そよ後援会

そよかぜ 89号(2017年6月発行) 目次

農繁期を迎え、農家のみなさんは毎日お忙しくされていることと思います。

 アメリカがトランプ政権になって、TPPから離脱する!と真っ先に断行しましたが、今になって日本をはじめ残された11カ国だけでTPP を進めることになりそうです。
 トランプ政権の自国第一主義も極端ですが、グローバリズムで経済活動を進める動きは、自国の1次産業の生産者達には「強い、大型化」を強いるもので、勝ち組、負け組の格差を広げる政策になる懸念があります。「関税」という制度の意味は自国の経済を守るという役割があります。TPP は「関税」をすべて無くしていこうという制度です。
果たしてTPP で日本の国民の生活を守れるのでしょうか。

6月議会
6月8 日(木)10:00~
本会議 (議案の上程)
12日(月)10:00~
本会議 (一般質問)
13日(火)10:00~
本会議 (一般質問)
16日(金)10:00~
本会議 (質疑・委員会付託)
20日(火)10:00~
産業建設常任委員会
21日(水)10:00~
総務文教常任委員会
22日(木)10:00~
厚生常任委員会
29日(木)10:00~
本会議(委員長報告・質疑・討論・採決)
この度の選挙で気づいたこと

〇 投票所の削減による投票難民対策が必要です。

4年前に市内各地区の投票所は下記の通り削減されました。

地区 削減前 → 後
山陽地区10 → 8
赤坂地区7 → 3
熊山地区5 → 3
吉井地区7 → 5

今回、多くの市民から「以前は歩いて行ける投票所があったのに、車に乗らないから投票に行けない」「タクシーを使って投票してきた」など切実な声が大変多くありました。住民自治にとって、選挙及び投票が正当に執行されることは重要なことです。あまりに急激な削減によって「投票難民」が生まれています。憲法に定められる選挙権を行使できる環境を整備する義務は自治体にあります。次回の選挙までには改善を求めていきます。

○ 公開討論会の開催

 市民による市長選挙の公開討論会が企画されました。IPUの教授にコーディネーターも依頼して準備を進めていました。澤候補からは出席の同意はもらえたのに、現職の友実候補からは出席しないと、断られたそうです。  市民には、市長を決める重要な選挙ですから、候補者自身の訴えを聞き比べたいと願うのは正当な権利です。教授によると「新人候補が断る例はあるが、現職が断るというのは聞いたことが無い」そうです。

 市長は選挙公約の「重点戦略」として、移住定住促進のためクラウドソーシング(在宅・遠隔就業)で若者から高齢者まで多様な働き方の環境整備をするとしていました。しかし4月臨時議会では、「情報通信技術利用事業」=クラウドソーシングを条例から外しました。就業先の選択肢を増やすためには、これから特に注目されており、徳島県などでは企業誘致、若者の定住にもつなげています。「重点戦略」にしておきながらクラウドソーシングへの税条例の特例を廃止する議案に反対しました。

 

 4月25日~27日に「立憲主義と地方自治を守る議員の会」の沖縄訪問団に参加しました。訪問団は13人(市議・町議9人、元議員1人、市民3人)です。
しかし4月25日は選挙後の臨時議会のため、私は26日から遅れての参加となりました。
 26日は13時に那覇空港に到着し、名護市役所に直行して15時からの名護市議会の仲村議員、川野議員、仲宗根参事の3人との懇談会に参加しました。
 自己紹介のあと名護市の抱えている課題を聞きました。

 名護市は沖縄本島北部にある人口約62、000人、面積21,000ha。内、市面積の11%が米軍基地です。基地は

  1. キャンプシュワブ(面積2,042ha)
  2. 辺野古弾薬庫(面積121ha)
  3. キャンプ・ハンセン(面積113ha)
  4. 八重岳通信所(面積2.5ha)です。

 そのうえ政府は「世界一危険な飛行場」といわれる普天間飛行場を閉鎖する代わりに名護市辺野古に新基地建設を強引に進めようとしています。この施設の面積は205haで,東京ディズニーリゾートの2倍以上。水面から約10メートルの高さで建設されます。埋め立て予定地や埋め立て土砂採取区域には名護市の貴重な文化財(琉球王朝時代の街道、関連遺跡群等)が点在しており、この施設が建設されればそのほとんどが消滅します。

 また「墜ちる」と言われて危険なオスプレイは2016年12.13に民家付近の海岸に墜落、大破しました。このときも捜査権は米軍にあり、日本の警察は立ち入ることさえできませんでした。墜落原因の究明もなされないまま、米軍は安全宣言を出しすぐ訓練を続けています。さらに軍属による20代の女性をレイプ後惨殺した事件は記憶に新しい米軍による犯罪です。

 日本国民として憲法に守られるべき沖縄県民は日米軍事同盟の安保条約「日米地位協定」によって、米軍の管轄下に置かれるという理不尽な状態が1972年の本土復帰以来45年間続いています。明らかに憲法違反です。
 沖縄県民は2014年11月県知事選挙で、翁長知事を仲井真元知事に10万票の差を付けて当選させています。12月には衆議院沖縄小選挙区で、自民前職4人全員を落選させ、基地反対を訴えた候補が勝利しています。まさに沖縄県民の民意はここで明確になっているのです。

2010年に当選した稲嶺名護市長の
「軍事基地に頼らないまちづくり」は素晴らしい!

 政府は基地反対を訴える稲嶺市長に対し「再編交付金」(米軍再編に伴う交付金)の交付を中止しました。中止された事業は13事業、約40億円。しかし稲嶺市長は、11事業を通常の補助事業を活用し実施しました。これは辺野古新基地建設の「再編交付金」に頼らなくても事業実施ができることを実証しました。さらに前市政に比較して一般会計予算(287億円→382億円)、建設事業費(69億円→108億円)、基金積み立て(38億円→58億円)も大幅に増加しています。【2009年→2015年】この説明で、前市長は「基地ありき・交付金ありき」の基地依存型市政であったことがわかります。これに対して稲嶺市長は「平成26年度の年間予算総額が初めて400億円規模まで拡大した。これは「再編交付金」に頼らなくても良好な財政運営を保っていることを示している。基地のまちでは無く、将来にわたって無限の可能性を秘めた名護市であることを県内外に発信していく。」と胸を張っています。

 今、地方自治が危機です。沖縄が象徴的ですが、国は沖縄県民の意思を踏みにじり、機動隊を全国から数百人動員して、基地反対を訴える人びとを暴力的に弾圧しています。地方分権、地方自治の権限はどこにいってしまうのか!福島原発問題も同じです。事故前の被ばく限度は年1㍉シーベルトですが、避難解除の被ばく限度は年20㍉シーベルトです。放射線医療施設(病院など)は年5.2㍉シーベルト。18才未満の子どもは立ち入り禁止です。20倍もの汚染地から、子どもたちの被ばくを恐れて自主避難した人への家賃支援を、政府は3月末で打ち切りました。「強制帰還政策」といえます。

 これは沖縄、福島だけの問題ではありません。今夏には原発の高レベル放射性廃棄物処分場の候補地を選定したい政府の思惑が動き出します。果たして自治体は最後まで拒否できるのでしょうか。他人ごとでない自治の危機です。

 市民から「もっと議会の様子を知らせて欲しい」という強い要望をいただいています。そこで下記のように2会場で行います。気軽におさそい合わせて、おいでください。

7月2日(日)午後2時~4時
赤坂公民館(会議室)
7月9日(日)午後2時~4時
桜が丘いきいき交流センター

 2010年1月に吉井地域の2件の土地売買をめぐって市長が職員の告訴に踏み切り、それを受けて議会は自治法にもとづき100条委員会を立ち上げたのを受けて、市民の有志が立ち上がりました。「赤磐市議会の正常化を目指す会」として議会傍聴、住民監査請求、情報公開など市民の権利を駆使して活動されています。さらに活動の報告や、議会の様子を載せた「赤磐の新しい風」ニュースは市民による手作りのチラシですが、内容はしっかり裏付けをとり、勉強されている記事です。ぜひ多くのみなさんに読んでいただきたいと思います。

●赤磐の新しい風(PDFファイル)
第1号(2011年2月)≫ 1.29MB
第2号(2011年3月)≫ 1.36MB
第3号(2011年4月)≫ 1.41MB
第4号(2011年5月)≫ 1.35MB
第5号(2011年6月)≫ 1.41MB
第6号(2011年8月)≫ 1.48MB
第7号(2011年9月)≫ 1.46MB
第8号(2012年6月)≫ 1.56MB
第9号(2012年9月)≫ 1.67MB
第10号(2012年11月)≫ 0.486MB

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