最悪な「市政10周年記念事業」
総務費の「市制10周年記念事業」として補正予算が1,660万円計上されました。3月の当初予算が2,240万円なので足して「市制10周年記念事業」のため3,700万円が使われます。《私はこの議案に反対しました。》
事業説明によると
・赤磐市を全国にPRしていくため、首都圏、関西圏で物産展、観光・移住相談等のイベントを展開し、市内産業の育成、交流人口の増加をはかる。
・映画ロケ地という観光資源を活かし、交流人口の増加につなげることを目的に、ロケ地等観光案内看板、探訪パンフレットを作成し、県内外に広くPRする。
ということです。
私は質疑で「瀬戸内市では『移住コンセルジュ』の制度を立ち上げて定住促進に取り組んでいます。岡山市では移住者の住宅を無料提供するサービスをしています。赤磐市でも3,700万円も使ってイベントをするのであれば、制度や、具体的サービスなどを盛り込まなければ、一過性のイベントで終わってしまいます。なにか考えていないのか」と発言しましたが、回答では「考えていない」でした。
本気で定住促進を取り組むのであれば、市の「空き家バンク」が現在3〜4軒をもっと増やす努力をする、市役所での移住相談をワンストップで対応する職員を配置するなど、いくらでもできることはあるのです。しかし予算の明細説明では
- 謝礼、イベント司会者ほか120万円。
- 普通旅費、県外PRイベント職員旅費64万円。
- 観光資源PR素材330万円。ロケ地等探訪パンフレット他174万円。
- イベント用特産品等運搬費40万円。
- 保険料28万円
- 広告料40万円。
- 市政10周年祈念事業委託料734万円。
- イペント会場使用料130万円。
これを見る限り、市民協働で取り組む意思のないことが歴然です。市外、県外に税金を使う最悪な事業だと思います。「市内経済循環」を軸に市政を運営していくことが、これからの地方自治の必須です。
●「10周年記念事業」の映画関連費1043万6000円に反対しました。
理由は
●本来予算は全体計画の中で、費用対効果や将来の見通しを持って審議されるべきです。
ところがこの映画製作は、5400万円の映画製作協力金を集める実行委員会が半年たってもできていない。7月には撮影に入るという説明だが、製作資金が集まらない中、キャストも決められない。
●また市長は松竹という民間会社がする映画製作事業なのだと公言してきたにもかかわらず、市役所の総合政策部へ実行委員会の事務所を設置しています。これはきわめて不適切なやり方です。本来なら、観光協会とか、市民協働でフィルムコミッションを立ち上げるなどで進めるべきです。職員を配置することはもってのほかです。
果たして映画の製作が進むのかどうか、見通しがたたない中、この1043万6000円の予算を認めることは、議会の矜持(きょうじ)としてできません。(※賛成多数で可決でした)
「沖縄復帰43年 5.15平和行進」に参加してきました
5月17日、沖縄県民大会が「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設」を訴えて3万5千人の参加者で会場が埋め尽くされました。ここでは翁長雄志知事をはじめ県内各階各層の人びとが「米軍普天間飛行場の閉鎖・撤去、辺野古新基地建設と県内移設の断念」を求める大会決議を採択しました。
私は「戦争をさせない1000人委員会あかいわ」の仲間と14日から、2日間にわたる県内平和行進に参加しました。全国から2600人の参加者で、辺野古のある大浦湾からキャンプシュワプゲート前で座り込みも、地元の入たちとしてきました。2日目は、宜野湾市役所から普天間基地包囲行進に参加し、2日間で約15キロを行進しました。
14日の沖縄到着の夕食は北谷町(ちゃたんちょう)のみなさんによる歓迎会で、全国からの参加者同士の交流も深まり、私たちは石川県から参加したみなさんと親しくなりました。その会場で、海上保安庁による暴力行為によって何人もの反対行動の参加者が救急者で搬送されているビデオも見せてもらいました。
●沖縄は屈しない!
昨年の名護市長選、名護市議選、県知事選、衆議院沖縄選挙区のすべてで、辺野古新基地建設に反対の圧倒的民意が示されています。「民主主義国家」である以上、民意を尊重するのは当然のことです。しかし為政者たちは、辺野古新基地建設を「唯一の選択肢」だと繰り返す態度に、翁長県知事は「政治の堕落」であると看破しています。
また沖縄戦で唯一の地上戦により、大きな犠牲を払った県民感情として70年間の平和を無視して、「戦争立法」化を進める安倍政権に反対の声を上げています。沖縄県民だけに基地負担(国土面積の0.6%に米軍専用施設は74%)を押しつけてきた歴史に向き合うことが、本土に生きる私たちは問われていると思います。
- 「戦争をさせない」という気持ちを持つ人たちの集まりです。
- 毎月第3木曜日19時30分から定例会をしています。(桜が丘いきいき交流センター)
- お茶とお菓子で語り合いましょう。
- 手紙やメールで意見交換したり、戦争や平和の本を読んだり、署名を集めたり、できることから始めてみましょう。
- ◆事務局 有馬 086-955-7864
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