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▼質問
これからの下水処理方法は?
9月議会で市長は「公設合併浄化槽」は知らないと答弁されました。後で私に「おしえて欲しい」と言われたので、以前勉強した合併浄化槽のレポートを市長に渡しました。その上で今回の一般質問でしたが、市長は「有効性を感じているが、トータルコストは市にとってどうか検証していく」と答弁。そこで重ねて質問しました。
▼質問
すでに市長が選挙で「すぐにでも公共下水道を赤坂に通す!」という公約から4年。合併から14年目。未だに計画さえ平成32年度以降に東窪田に幹線を延ばすというだけです。スピード感どころか、市長としての誠実ささえ感じられない。今日こそはいつまでに進めるのか期限を決めるべきです、と迫りました。
その答弁が、「慎重な検討が必要。調査研究をすすめ有効と判断したら実施に向けていきたい」でした。行政のスピード感、市民の切望する気持ちが「市長の現場主義」に届いていませんでした。
▼質問
松竹映画の上映は、10月22日から岡山県、11月5日から全国で上映され、2週間から3週間で、11月中には終了している。映画とは上映され、観客が入ってナンボです。それも全国30館で上映されたと言われますが、どれだけの人が観てくれたのでしょうか。
▼質問
市長は「この映画の効果は十分すぎるほどでている」と答弁されました。何を根拠に「十分過ぎるほど効果があった」というのかについては答弁がありません。そこで小中学生へ映画チケットの無料配布、地区の映画館までのバス運行補助金として860万円の事業結果について報告を求めました。
▼質問
市長は「今現在(2016年12月)集約はまだできない。地区のバス利用は山陽、赤坂、熊山各1地区、計3地区。」と答弁。また、この860万円は松竹映画という民間会社の収益となるが、税金の使い方として適正なのか。
▼質問
市長は「議会が承認してくれた」からと答弁。結局市長は民間会社に税金を投入することについて答えなかった。次に映画の作品としての評価について聞きました。議員は映画の試写を地区の会長、区長とともにと観ました。
市長は「市の美しい情景、食を支える農業の危機的状況、子ども達に農業の大切さや後継者不足などの問題を考えてもらうことで問題解決につなげたい。また映画になることで子どもたちの誇りにしてほしい」と答弁。
これに対して私は「私の知り合いにも多くの桃農家がいる。彼ら、彼女たちは、暑い盛り雨合羽を着て、ゴーグルを付け桃の予防作業をくり返し、収穫時は、1週間立ったまま寝るほど収穫、出荷に追われると聞いています。栽培農家の汗にまみれ、土の改良のために畑を耕し、寒い時期は春に向けた樹の剪定に追われる厳しい農作業を描くことで、赤磐のおいしい白桃の価値や、農業への共感などが子ども達にとっての郷土への誇りとなると思います。
映画ではそういう農業の現場は出てこない。きれいなお姉さん、お兄さんが恋愛する場所が赤磐市という内容です。」
これに対して、市長は血相を変えて「きれいなお兄さん、お姉さんによる効果という発言は不適切だ」と答弁。これは市長の勘違いで、私はきれいなお姉さん、お兄さんが仲良くなるだけの内容では子どもにとって誇りとはならない、という意見なのです。
また地域での映画上映はなぜできないのかを問いました。
▼質問
要望が強いので映画会社と相談するとの答弁。できるのなら860万円も税金を使わずに、最初から地域の上映会をすべきでした。
▼質問
市長は「子育てするなら赤磐市」を看板に!?
一昨年の3月から山陽団地内に子どもの居場所として食事の提供、学習支援など市民のボランティアで取り組まれている「子どもの家」の活動に対して、市長は行政、学校等との連携を拒否してきました。
国は19年までに年間延べ50万人分の子どもの居場所づくりを整備するために補助金を用意しています。県内でも今年初(2016年)の子どものための予算を付けています。しかし市長は県へ補助金申請をしませんでした。そこで県が見かねて「子どもの家」が地域の人たちとの交流を目的にした「縁側市」事業へ市を通さず直接補助金を出してくれました。
そこで市長に「なぜ行政や教育委員会は子どもの家の活動に協力しないのか」と問いました。
▼質問
市長は「広い理解と支援、信頼に基づく居場所づくりに必要な協力体制が整っていることが必要」と答弁されました。チョット待ってください!それを築くのは市や教育委員会が協力することでできることです!それがないから「子どもの家」は市や教育委員会との協力を求めているのです。いつになったら協力するのですか。
▼質問
市長は「地域の人、運営する人、行政が心と心、信頼関係をつないでいくことができれば協力したい」と答弁されました。「心と心をつなぐ」とは何を意味するのでしょうか。「子どもの家」は地域の多くの皆さんから物心両面で協力をいただいています。今年の「縁側市」も雨にもかかわらず、のべ200人余の参加がありました。
結局市長の本音は「子どもの家」を批判する勢力からの圧力に乗じて、真に子ども達のSOSに寄り添い、「いつまでも君たちの味方で、決して裏切らないよ!」という地域の大人たちの力を信じていないことに他なりません。「心と心をつなぐ」とは困っている子ども達との信頼関係を紡ぐということです。 市長はこれで「子育てするなら赤磐市」の看板をだすのですか。
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