原田そよ後援会

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原田そよ後援会 そよかぜ83号

そよかぜ 87号 目次

  そよかぜ66号

新春のお慶びを申し上げます。新年を迎え、この4年間を振り返っています。公私ともに節目の時季でありました。

昨年末には、埼玉に住む母親が91才で亡くなりました。私が中学2年生で父親を事故で亡くしてから、母は兄と私の二人の子どもを育てるのに精一杯だったようです。50年前のシングルマザーだった母は、建設現場の飯場の調理師として忙しい毎日でした。よく二人の子どもがまっすぐに成長できたものだと思います。

今6人に1人の子どもは貧困家庭にいると言われて久しいですが、赤磐市内では地域によっては4人に1人と言われています。 経済的貧困は健康、学力、希望そして命の格差を生む負のスパイラルと言われます。ここから這い上がるには大きなエネルギーが必要であり、家族や子どもだけの力では困難です。国も法律を作り、予算もつけて子どもへの投資は将来の社会への投資であると言い出しました。この経済格差を生み出しているのはその政府であるのですが。とはいえ子どものSOSは待ったなしです。

先日、NHKの番組『ばっちゃん』で広島県の82才の元保護司の女性が、非行に走る子ども達の「居場所」を、温かい食事とともに提供しつづけている様子が取り上げられていました。複雑な事情で家の中に居場所を失った子、親から子育てを放棄され、家に居られなくなった子など、彼らの最後のより所にその女性が居ます。彼女は「朝の3時半から起こされて嫌になるよ」といいながら子ども達を真剣に心配し、寄り添う姿勢は、子どもならず大人でも信頼を寄せる姿でした。「なんでそんな苦労してまで何十年も続けるのですか」という問いに、彼女の一言が胸を打ちました。「子どもから本気で助けて!と言われたことのない人にはわかりゃせん」と。

子どもと向き合ってみて感じることは、「子どもは周りの大人をよく見ている。こいつは信用していいやつか、そうじゃないか」結局大人の本気度、覚悟を見定めてぶつかって来ます。それを受け止め寄り添い続けること!ここからしか「心と心をつなぐ」ことはできないし、子ども達の求めていることはそういう大人の存在です。

3月議会の案内

▼赤磐市3月議会の予定 【開始時間はすべて午前10時〜】

  • 2/2(木) 本会議 (議案の上程)
  • 2/3(金) 本会議 (議案の上程)
  • 2/6(月) 本会議 (一般質問)
  • 2/7(火) 本会議 (一般質問)
  • 2/10(金) 本会議 (質疑・委員会付託)
  • 2/14(火) 委員会 (厚生常任委員会)
  • 2/15(水) 委員会 (産業建設常任委員会)
  • 2/16(木) 本会議 (総務文教常任委員会)
  • 2/24(火) 本会議 (委員長報告・質疑・討論・採決)

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一般質問

▼質問
これからの下水処理方法は?
9月議会で市長は「公設合併浄化槽」は知らないと答弁されました。後で私に「おしえて欲しい」と言われたので、以前勉強した合併浄化槽のレポートを市長に渡しました。その上で今回の一般質問でしたが、市長は「有効性を感じているが、トータルコストは市にとってどうか検証していく」と答弁。そこで重ねて質問しました。

▼質問
すでに市長が選挙で「すぐにでも公共下水道を赤坂に通す!」という公約から4年。合併から14年目。未だに計画さえ平成32年度以降に東窪田に幹線を延ばすというだけです。スピード感どころか、市長としての誠実ささえ感じられない。今日こそはいつまでに進めるのか期限を決めるべきです、と迫りました。

その答弁が、「慎重な検討が必要。調査研究をすすめ有効と判断したら実施に向けていきたい」でした。行政のスピード感、市民の切望する気持ちが「市長の現場主義」に届いていませんでした。

▼質問
松竹映画の上映は、10月22日から岡山県、11月5日から全国で上映され、2週間から3週間で、11月中には終了している。映画とは上映され、観客が入ってナンボです。それも全国30館で上映されたと言われますが、どれだけの人が観てくれたのでしょうか。

▼質問
市長は「この映画の効果は十分すぎるほどでている」と答弁されました。何を根拠に「十分過ぎるほど効果があった」というのかについては答弁がありません。そこで小中学生へ映画チケットの無料配布、地区の映画館までのバス運行補助金として860万円の事業結果について報告を求めました。

▼質問
市長は「今現在(2016年12月)集約はまだできない。地区のバス利用は山陽、赤坂、熊山各1地区、計3地区。」と答弁。また、この860万円は松竹映画という民間会社の収益となるが、税金の使い方として適正なのか。

▼質問
市長は「議会が承認してくれた」からと答弁。結局市長は民間会社に税金を投入することについて答えなかった。次に映画の作品としての評価について聞きました。議員は映画の試写を地区の会長、区長とともにと観ました。

市長は「市の美しい情景、食を支える農業の危機的状況、子ども達に農業の大切さや後継者不足などの問題を考えてもらうことで問題解決につなげたい。また映画になることで子どもたちの誇りにしてほしい」と答弁。 これに対して私は「私の知り合いにも多くの桃農家がいる。彼ら、彼女たちは、暑い盛り雨合羽を着て、ゴーグルを付け桃の予防作業をくり返し、収穫時は、1週間立ったまま寝るほど収穫、出荷に追われると聞いています。栽培農家の汗にまみれ、土の改良のために畑を耕し、寒い時期は春に向けた樹の剪定に追われる厳しい農作業を描くことで、赤磐のおいしい白桃の価値や、農業への共感などが子ども達にとっての郷土への誇りとなると思います。

映画ではそういう農業の現場は出てこない。きれいなお姉さん、お兄さんが恋愛する場所が赤磐市という内容です。」  これに対して、市長は血相を変えて「きれいなお兄さん、お姉さんによる効果という発言は不適切だ」と答弁。これは市長の勘違いで、私はきれいなお姉さん、お兄さんが仲良くなるだけの内容では子どもにとって誇りとはならない、という意見なのです。 また地域での映画上映はなぜできないのかを問いました。

▼質問
要望が強いので映画会社と相談するとの答弁。できるのなら860万円も税金を使わずに、最初から地域の上映会をすべきでした。

▼質問
市長は「子育てするなら赤磐市」を看板に!?
一昨年の3月から山陽団地内に子どもの居場所として食事の提供、学習支援など市民のボランティアで取り組まれている「子どもの家」の活動に対して、市長は行政、学校等との連携を拒否してきました。 国は19年までに年間延べ50万人分の子どもの居場所づくりを整備するために補助金を用意しています。県内でも今年初(2016年)の子どものための予算を付けています。しかし市長は県へ補助金申請をしませんでした。そこで県が見かねて「子どもの家」が地域の人たちとの交流を目的にした「縁側市」事業へ市を通さず直接補助金を出してくれました。

そこで市長に「なぜ行政や教育委員会は子どもの家の活動に協力しないのか」と問いました。

▼質問
市長は「広い理解と支援、信頼に基づく居場所づくりに必要な協力体制が整っていることが必要」と答弁されました。チョット待ってください!それを築くのは市や教育委員会が協力することでできることです!それがないから「子どもの家」は市や教育委員会との協力を求めているのです。いつになったら協力するのですか。

▼質問
市長は「地域の人、運営する人、行政が心と心、信頼関係をつないでいくことができれば協力したい」と答弁されました。「心と心をつなぐ」とは何を意味するのでしょうか。「子どもの家」は地域の多くの皆さんから物心両面で協力をいただいています。今年の「縁側市」も雨にもかかわらず、のべ200人余の参加がありました。

結局市長の本音は「子どもの家」を批判する勢力からの圧力に乗じて、真に子ども達のSOSに寄り添い、「いつまでも君たちの味方で、決して裏切らないよ!」という地域の大人たちの力を信じていないことに他なりません。「心と心をつなぐ」とは困っている子ども達との信頼関係を紡ぐということです。 市長はこれで「子育てするなら赤磐市」の看板をだすのですか。

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そよかぜ86号

1月29日(日)午後1時30分〜
桜が丘いきいき交流センター(和室)


「そよかぜ」の発行は20年を超えました。議会のある年4回をべースに今号で87号になります。一方的に書いている本人としては、毎回不安でいっぱいです。
 そこで、おしかりや、ご意見をいただく場を用意しました。
もちろん聞いてみたかった!ことなど、なんでも語ります!
気楽にのぞいてみて下さい。

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そよかぜバックナンバー

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12月議会「TPP参加に反対する意見書」は門前払いに!

 2010年1月に吉井地域の2件の土地売買をめぐって市長が職員の告訴に踏み切り、それを受けて議会は自治法にもとづき100条委員会を立ち上げたのを受けて、市民の有志が立ち上がりました。「赤磐市議会の正常化を目指す会」として議会傍聴、住民監査請求、情報公開など市民の権利を駆使して活動されています。さらに活動の報告や、議会の様子を載せた「赤磐の新しい風」ニュースは市民による手作りのチラシですが、内容はしっかり裏付けをとり、勉強されている記事です。ぜひ多くのみなさんに読んでいただきたいと思います。


●赤磐の新しい風(PDFファイル)
第1号(2011年2月)≫ 1.29MB
第2号(2011年3月)≫ 1.36MB
第3号(2011年4月)≫ 1.41MB
第4号(2011年5月)≫ 1.35MB
第5号(2011年6月)≫ 1.41MB
第6号(2011年8月)≫ 1.48MB
第7号(2011年9月)≫ 1.46MB
第8号(2012年6月)≫ 1.56MB
第9号(2012年9月)≫ 1.67MB
第10号(2012年11月)≫ 0.486MB

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